画像結合ソフトは複数枚の画像を1枚の画像ファイルとして変換できるソフトです。画像を結合することで、会社の資料作りやパソコンのデスクトップ画像の作成などを行えます。また画像結合ソフトは種類によって、複数枚の画像をランダムに配置したり、背景画像を差し替えたりといった機能がついているなど、用途によってさまざまです。
そこで本記事ではおすすめのフリー画像結合ソフト9選をまとめました。Windows 10やMacで使えるものを揃えたので、どの画像結合ソフトがいいのか分からない人はご覧ください。
画像結合ソフトとは?どんなときに使えるの?
画像結合ソフトとは、複数の画像を1枚の写真として繋げたり、パズルのように繋ぎ合わせたりできるソフトです。画像結合ソフトを使えば、いつもの写真を編集して背景を変更する、比較画像を作るなど、よりクオリティの高い画像にできます。例えば、パソコンのデスクトップ画像を作りたい時や、会社の資料作りをしたい時に便利です。
おすすめ画像結合ソフト9選
画像結合は複数の写真を1枚の写真として繋ぎ合わせる技術です。それぞれバラバラの写真があったとして、縦や横に結合することで、2枚あったものを1枚の画像ファイルとして保存できます。ソフトの中にはランダムに並べるなど、コラージュ画像を作れるものもあり、どんな画像結合を行いたいかによってさまざまです。
Jointogether
複数の画像を繋ぎ合わせて1枚の画像に変更できるソフト。基本機能として、トリミング/リサイズ/反転/回転が備わっているほか、合成した画像の背景画像を指定できる機能などもあります。マウスを使った操作が基本となるため、初心者の方でも直感的に編集できるのが本ソフトの魅力。必要に応じてカラーの変更やカットなどもできますが、画像を繋ぎ合わせるだけなら手軽に作業できます。
分割結合「あ」
複数の画像を1つに繋ぎ合わせるのはもちろん、指定した区間での分割もできるソフトです。基本的には分割方法や結合方法を指定して、画像をアップすればいいだけなので、とてもシンプルに使用できます。ちなみに本ソフトではフォーマットの異なる画像同士でも結合可能です。そのため、画像のフォーマットを1つに合わせてから編集するといった手間がいりません。
CollageFactoryFree
Macで使える画像結合ソフトCollageFactoryFree。本ソフトは多くの結合用テンプレートが用意されており、好きなテンプレートを選んで結合したい画像をアップすれば簡単に画像結合できます。さらに、簡単な編集機能として画像にフレームをつけたり背景色を統一したりといった機能もあるため、ウェディングフォトなど思い出の写真を編集したいときなんかに便利ですね。
Macプレビュー
MacプレビューはMacに初めから搭載されているソフトで、画像の切り抜き、サイズ変更などができます。本ソフトで画像結合を行うときは、まず土台となる画像が必要です。あとは結合したい画像を土台となる画像にくっつけるだけ。少しややこしいですが、土台となる画像の調整を覚えてしまえば、比較的自由度の高いソフトになっています。Macに内蔵されているソフトですので、新しくソフトをダウンロードしたくない方はぜひ。
超画像魂コンバイン
超画像魂コンバインは複数の画像をマス目に合わせて結合したり、反対に1枚の画像をタイルのように分割できるソフトです。画像結合のときに複雑な操作はなく、マス目の中に好きな画像をドラッグ&ドロップするだけで結合できます。png / bmp / gif / jpg / tif / wmpなどのメジャーな出力形式にも対応しており、保存してから目当てのフォーマットに変更する必要もありません。
画像結合アプリ
画像結合アプリは2枚もしくは4枚の画像を1枚の画像に結合できるアプリです。他のソフトに比べて最もシンプルに使えるのが特徴的。ドラッグ&ドロップといった操作のみで作業が完了するので、説明なしでもすぐに使えます。また、素材となる画像は出力サイズに合わせて自動でリサイズされるので、事前に編集しておく必要もありません。特にたくさんの画像を結合する必要がなく、簡単に作業を終わらせたい人におすすめです。
Collagerator
CollageratorはWindows 10でも使えるソフトで、複数の画像を無造作に敷き詰めたような編集ができます。画像の並べ方や配置方法などは設定で変更できるため、自分だけのオシャレなコラージュ画像を作りたい人におすすめです。もちろん、無造作以外にも綺麗に並べたり隙間なく敷き詰めたりといった結合もできるので、他のソフトと比べても自由度はかなり高めになっています。
CollageIt
CollageItは簡単にランダムな画像結合ができるソフトです。前述したCollageratorに似ていますが、もっとシンプルなソフトとなっており、画像のリサイズなどを自動で行ってくれるのが最大の特徴になります。本ソフトは好きな画像を選んで出来上がりをプレビュー、最後に保存するだけで作業が完了するため、特に並び順などこだわりがなければ、十分オシャレな結合画像を作成できます。
ShapeX
ShapeXは複数枚の画像をさまざまな形に並べて結合できるソフトです。恐竜、犬の足跡、吹き出し、葉っぱ、リボン、ハートといった形状に合わせて大量の画像をコラージュできます。そのため、どちらかといえば資料作りよりも、思い出をまとめてデスクトップ背景やアルバムにしたいときに役立ちます。また、密度、サイズ、角度といった微調整も行えるので、比較的自由度も高めです。単純な画像結合ではなく、人とは違ったコラージュ画像の作成を行いたい人におすすめ。
【おまけ】Macの場合はターミナルにコマンドを入力しても画像結合できます
ターミナルコマンドを使用しても画像結合は可能です。マウスを動かして地道に作業するのが嫌な方などは、コマンドを入力した方が作業しやすいかもしれません。
Macでターミナルを使用するのであれば、HomeBrew(Macで動く実行ファイルや設定ファイル、ライブラリなどを一つのファイルとしてまとめる管理システム)でImageMagickなどのソフトを使って、結合コマンドを実行するだけで簡単に画像を結合できます。
まず、HomeBrewの公式サイト(https://brew.sh/index_ja)でインストールコマンドをコピー。
ラウンチパッドで「ターミナル」と検索し、
ターミナルにコマンドを貼り付けてHomebrewをインストール。それから下記のコマンドを貼り付けてImageMagickをインストールします。
$ brew install imagemagick
$ convert -version
Version: ImageMagick 6.9.2-4 Q16 x86_64 2015-10-11 http://www.imagemagick.org
Copyright: Copyright (C) 1999-2015 ImageMagick Studio LLC
License: http://www.imagemagick.org/script/license.php
Features: Cipher DPC Modules
Delegates (built-in): bzlib freetype jng jpeg ltdl lzma png tiff xml zlib
あとは結合したい画像を
$ convert +append 画像名.jpg 画像名.jpg output.jpg
以上のコマンドに入力して実行すればOKです。難しそうに見えますが、コピペするだけなのでmacユーザーの方はぜひ挑戦してみてください。
まとめ
画像結合ソフトを使えば、簡単に複数の画像を1枚の画像として保存できます。比較画像の資料を作りたいときや、思い出の写真をまとめて飾りたいときなどに便利です。それぞれソフトによって得意な分野が変わってくるので、自分が行いたい作業や機能があるかで選びましょう。