Anker「Eufy HomeVac H30 Infinity」レビュー、吸引しながら水拭きもできる!

新型コロナウイルスによる大惨事で引きこもり生活が長引き、注目されている。コードレススティック掃除機もそんな家電のひとつです。私の仕事は、ラジオ番組 "家電で暮らしのお悩み解決 "の商品セレクトをすることです。その中で、「使いやすいコードレススティック掃除機が欲しい」というのが、私の一番の悩みです。

この2～3年、吸引力は強いけれどコストがかかる「軽量コードレススティック掃除機」が人気を集めています。

主要メーカーからは1.2～1.4kg（バッテリー、本体含む）の軽量モデルが発売されていますが、注目は延長管とヘッドを備えたハンディタイプの掃除機です。

今回はAnkerの「Eufy HomeVac Infinity H30 Infinity」をレビューしたいと思います。

Anker Eufy HomeVac インフィニティ H30 インフィニティ Amazon

Eufy HomeVac H30 Infinityは、アンカー・ジャパンから2021年11月に発売された製品で、価格は24,800円。ユニークなのは、本体底面に取り付けられる充電ドックが付属していること。

軽量で使いやすい「ハンディ掃除機＋α」モデル

コードレス掃除機と延長パイプ付き掃除機の見分け方は？紛らわしいと思われるかもしれません。たしかにほとんど同じです。違いは、ヘッドと延長パイプの構造にあります。前者のヘッドにはブラシが搭載されているだけでなく、機種によってはモーターで動く「自走式」のブラシも搭載されています。また、延長パイプもよくできている。モデル......は、軽量でありながら、毎日家中を掃除できるように設計されています。よりパワフルなユニットと比べると小さいですが、ハンディタイプの掃除機と比べるとまだまだ大きいです。

このコンパクトな掃除機は、小さくて持ち運びに便利です。小さな延長パイプと小さなヘッドが付いていて、個人で使うにはちょうどいい。......しかし、その分、価格が安いというメリットもあります。

それでは、Eufy HomeVac Infinity H30 Infinityを詳しく見ていきましょう。

本体は手元に置いておきたい

サイズは42.5cm（長さ）、9cm（高さ）、7.3cm（幅）です。バッテリーのフル充電には約4時間かかります。省電力モードでは20分、最大モードでは10分かかることもある。

フローリングノズルは、ヘッドと延長パイプが一体となったタイプ。また、モーターブラシ、ミニモーターブラシ、コンビネーションノズルが付属する。モップモジュールと、水拭き掃除用の使い捨てモップクロスも付属する。

ミニモーターブラシを装着した本体とフローリング用延長ノズル

フロアノズルを取り付けると、ほとんどスティック型掃除機のように変形します。

エンガジェット

Eufy HomeVac H30 Infinity（フローリング用延長ノズル付き

身長178cmの筆者は、ほとんど屈むことなく使うことができます。

ブラシが付いてないので、簡単に掃除ができます。床に落ちたコーヒーのカスも簡単に取ることができました。Eufy HomeVacH11の最大吸引モードの出力は80Aw / 16,000Pで、先代Eufy HomeVacH11の約6倍。これは吸引力としては申し分ないように思います。

フローリングに付着したコーヒーの粉

フローリング用延長ノズルが通過した床をきれいにした。

Anker Eufy HomeVac Infinity H30 インフィニティ Amazon

掃除中は、LEDライトで本体からフロントユニットを照らします。

モーターブラシを取り付けて、ソファーやベッドをお掃除。回転する毛先がホコリやゴミを取り除きます。フローリング用の延長管には、残念ながら接続できません。

ミニモーターブラシを装着してソファを掃除

残念ながら延長管には取り付けられませんが、ソファーなどの掃除に最適です。

前面にLEDライトを搭載し、お掃除をサポートします。

本体前面のLEDライト

コンビネーションノズルは、床用延長ノズル、ミニモーターブラシのいずれにも対応しません。しかし、優れた照度を発揮します。小さな隙間用と取り外し可能なブラシの両方が付属している。テーブルの上の掃除など、手持ちの掃除用途で使うなら効果的だろう。エアコンのフィルター掃除に使ったものです。これならフィルターが外れなくても掃除できますね。

コンビネーションノズルでエアコンのフィルターを掃除しているところ。LEDライトがフィルターの前面を照らしているのがよくわかる。

高いところにあるフィルターを外さずに掃除できるのは便利かもしれません

吸引洗浄時に水拭きができる「使い捨てモップクロス」。

使い捨てのモップ布とモップモジュールのユニークな組み合わせが、さらに特別感を演出します。

パッケージのモップユニットには、透明なプラスチックを使用。捨ててしまうことがあります。

モップユニットをヘッドに装着した状態

使い捨てのモップ布も付属しています。

フローリングヘッドに、付属のモップパッドを使い捨てモップクロスで装着できます。ヘッドにはホコリなどのゴミが溜まるようになっています。

同じようにコーヒーの粉をふりかけて掃除してみました。

きれいに吸い取ってくれました。写真ではわかりにくいですが、使い捨てモップクロスで床が濡れています

使い捨てのモップ布にコーヒーの粉が少しついてしまいましたが、床掃除と雑巾がけが同時にできるのはかなり便利だと思います。

使い捨てモップにはコーヒーの粉が少しついてしまいましたが、フローリングはしっかりキレイになりました

フローリング用延長ノズルを装着したまま簡単に充電できるのも魅力です

Eufy HomeVac H30 Infinityは、前述したように、バッテリーをドックに設置するタイプです。これにより、床用延長ノズルが充電できるようになっています。

同機種の本体やヘッドを着脱する機構は、「カチッ」と音が鳴らない。充電のたびに引き抜かれるのは面倒でしょう。フローリング掃除に使っていて、たまに掃除機も使うという場合、延長ノズルで充電しておいて、必要に応じて取り出して掃除することができます。充電のためにノズルを取り外すこともできますが、これは優秀なオプションです。

ただ、ちょっと気になることがありました。充電ドックの側面にある「アクセサリーポート」は、コンビネーションノズルとオプションのマルチノズルのためのものです。製品情報によると、モーターブラシは装着したままが推奨されているそうです。ギリギリまで置くことが可能です。

延長ノズルを装着した状態で、フローリング用延長ノズルを充電台に設置したところ。コンビネーションノズルは、充電ドックにしっかりと収納されていました。ミニモーターブラシも収納できる。

また、アタッチメントを取り外す際に、ヘッドのホコリが外に出てしまうことがあるのも問題だった。本機は吸引力が高いのですが、ホコリをためるポートがうまく密閉されていないのです。これが問題になっているようです。ダストカバーにはアタッチメント機構があり、固定できるようになっているが、脱着がしにくい。

本体の吸引口がしっかり密閉されていない印象です。

ゴミ捨ての際にダストケースを開けるのも力が必要だった

欠点もありますが、その分お買い得な印象です。個人でも、ロボット掃除機と併用して、ちょっとだけお掃除したいご家庭にも向いている掃除機だと思います。

Anker Eufy HomeVac Infinity H30 インフィニティ Amazon