PCのサウンドデバイスに接続した楽器のチューニングを支援するソフト。サウンドデバイスから入力された音に最も近い音階をアルファベットで表すとともに、正確なピッチとのずれをアナログメーターや数値などで表示可能。PCを楽器用のチューナー機器の代わりとして利用できるため、DTMなどで楽器の音を録音する際に、PCのサウンドデバイスからチューナー機器へ楽器をつなぎかえる手間が省けて便利。基準となるA音の周波数は440Hzのほか、415・435・442・444Hzから選択できる。また、基準となる周波数を半音単位で変更することも可能。入力される音量が小さすぎて本ソフトが反応しない場合や、ノイズに反応してしまい表示されるピッチが安定しない場合に、本ソフトの感度をスライドバーで調整することもできる。さらに、より正確なチューニングをするため、サウンドデバイスのサンプリングレートの理論値と実効値の差を測定し、補正する機能も備える。
PC内の音楽ファイルをつなげて再生したり、スクラッチするといったDJプレイができるPCDJソフト。2つの出力系統をヘッドフォン用と外部出力用に分けて利用できるほか、BPMの検出や自動テンポ合わせ、自動ノーマライズ、3バンドのイコライザー、3種類のフィルター、フランジャーといった機能を備える。また、PCの外部入力を利用してマイクの音声をインサートしたり、PC内の音楽ファイルの代わりにPCへ接続したアナログレコード・CDプレイヤーの音をミックスできるほか、4系統のサンプラー機能も備えている。プレイヤーとミキサーの境にあるフェーダーでは再生速度を変更可能。フェーダーの上部にある[SYNC]ボタンを押せば、自動でもう片方のプレイヤーに読み込んでいる音楽ファイルにテンポを合わせられる。
低音・中音・高音などを個別に音量調節できるイコライザー。低音と高音を強調してメリハリのある音質にしたり、中音を際立たせてボーカルにフォーカスするといった使い方をするツールだ。
最大の特徴はシステムレベルで動作すること。本ソフトのイコライザー機能は、Windows Vista以降で搭載されているシステムエフェクトのための仕組み“Audio Processing Object(APO)”として実装されている。そのため、システム全体のサウンドを自分好みにカスタマイズすることが可能。
イコライザー機能を備えていないアプリケーションやシステムの通知音などに対しても有効で、たとえばWebブラウザーで再生しているYouTube動画の音声にも適用される。それでいてレイテンシ(処理による遅延)も少なく、CPUの利用率も抑えられている。
イコライザーの設定は「Configuration Editor」というGUIエディターが付属しているのでそれほど難しくない。音楽でも再生させながらグラフィックイコライザー(Graphic EQ)を操作すれば、音質を調整しているのが体感できるはずだ。
設定はテキストベースで保存され、テキストエディターで編集することもできる。なお、セットアップ時にどのデバイスへ“APO”をインストールするか選択する必要があるが、通常は再生(Playback)の既定のデバイス(default device)にチェックを付けておけばよい。
また、本ソフトを利用するには“APO”をサポートしたサウンドカードドライバーが必要となる(最近のものであれば問題はない)ほか、システムのエフェクト機構をバイパスした特殊なアプリケーションに対しては本ソフトの効果はないので注意したい。
Windows 10にスタイリッシュな音量ミキサーを追加する無料のツール。本ソフトはタスクトレイから簡単にアプリごとの音量を調整でき、Windows 10の新しい音量コントロールにマッチした半透明のデザインを採用している。標準のボリュームコントロール機能よりも格段に高機能で使いやすく、Windows 10を導入したらまず導入したいアプリの1つだ。
ボリュームスライダーに現在の音量をリアルタイムで表示でき、左右それぞれのチャンネルのボリュームメーターが独立しているのもポイントとなっている。再生デバイスごとにアプリがグルーピングされる点も便利。
ボリュームスライダーでマウスを右クリックするとスイッチボタンが現れ、クリックするとプルダウンで再生デバイスを切り替えることもできる。最新のWindows 10ではOS標準で行えることだが、これがタスクトレイから簡単に行えるのは便利だ。この操作はボリュームミキサーウィンドウから行うことも可能。
そのほかにも、タスクトレイアイコンのホイールクリックでミュートしたり、ボリュームスライダーをマウスホイールで操作できる。フライアウトを開くためのショートカットキーが用意されているほか、Windowsのライトテーマ・ダークテーマもサポートしている。
楽器練習用のシンプルなメトロノームソフト。よく使うテンポとパターンの組み合わせを登録してプルダウンメニューから呼び出したり、1拍のあいだに8分音符・3連符・スウィングの裏拍を鳴らすといった楽器練習にうれしい機能を搭載しているのが特長。さらに、累計の練習時間を表示する機能も備えるほか、再生デバイスをプルダウンメニューからすばやく切り替えられる。基本的な機能としては、テンポをBPM30~280までスライドバー、または数値入力で変更可能。ビートはカウベルの音と緑のランプで刻まれる。また、音量の変更もスライドバーで行える。動作には.NET Framework 2.0以降が必要。
クリック操作だけで曲のコードのみを記載したコード譜を作成・印刷できるソフト。作成したコード譜を簡単に移調できるのが特長。本ソフトは、コード譜を入力する“コード 入力 シート”モードと、コード譜を閲覧・印刷・移調する“譜面確認と移調”モードを[モード]メニューから切り替えて使用する。コード譜は、1小節ずつ小節を追加してコードを入力していくほか、1小節の拍数と全小節数をあらかじめ指定し、一括で全体の小節を作成したのちにコードを入力して作成可能。コードはルート音とマイナーやセブンスといった“型”、オンコードをそれぞれプルダウンメニューから選択して入力でき、最大で1小節に設定した拍数分のコードを入力できる。数字つき括弧やダ・カーポ、フィーネ、ダル・セーニョといった反復記号の入力や小節ごとに拍数を変えることもできる。作成したコード譜は印刷するほか、独自形式のファイルとして保存しておくことも可能。なお、動作には.NET Framework 4が必要。
演劇の公演中など特定のタイミングでBGMや効果音を即座に再生できるソフト。本ソフトの画面はMDI形式となっており、利用したい音声ファイルを読み込むと音声ごとの小さなコントロール画面が表示される。
コントロール画面では、音声の内容に応じて任意の名前を付けられるほか、音量やループ、フェードイン・フェードアウトなど個別の設定が可能。さらにアルファベットキーや数字キーを再生用のショートカットキーとして割り当てることもできる。
画面左の“メインパネル”では現在時刻やタイマーを表示できるほか、全体の音量調整やミュートなどの操作が可能。セットした音声ファイルや個々の設定など、すべての設定内容はファイルへ保存可能だ。
ホットトピックス
Copyright © 2023 saikosoft.jp All Rights Reserved.