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ルーターへの接続を支援するシンプルなツール。ルーターの設定を変更したいのに、管理画面へのアクセス方法がわからなかったり、ログインパスワードを思い出せなかったことはないだろうか。本ソフトは、そうしたちょっとしたトラブルを解決してくれるユーティリティ。
本ソフトを起動すると、ルーターのIPアドレスを検出し、そのリンクを画面上部に表示してくれる。大抵の場合は、リンクをクリックするだけでルーターの管理画面へアクセスできる。本ソフトはルーターに初期設定されているユーザー名とパスワードをデータベースとして持っており、製造者で絞り込むことが可能。
もしルーターのパスワードがデフォルトのままならば、このデータベースからユーザー名とパスワードをコピーして貼り付けることで管理画面へログインできる可能性がある。日本で普及しているルーターはあまり登録されていないが、Appleをはじめとする欧米製ルーターや、最近ゲーミング用途として人気のある中国製のルーターの情報は比較的充実しているようだ。足りないデータは、自分で登録して補うこともできる。
ただし、ルーターのパスワードを初期設定のままにしておくことは望ましいことではない。本ソフトの助けを得て管理画面にログインした場合は、パスワードを変更しておくことをお勧めする。
「vpnux Connector Lite」の後継となる国産の“OpenVPN”クライアント。「vpnux Client」を利用すれば、自宅や外出先から簡単に社内の“OpenVPN”サーバーへ接続可能。サーバーへの接続設定はすべてGUIで行える。また、接続プロファイルを複数作成して切り替えることも可能。
最新のTUN/TAPデバイスドライバーをサポートしており、管理者権限なしで実行することができる。また、拡張プラグインにより“Active Directory”と連携させたり、デバイス制限機能をもたせたりすることが可能。企業向けのカスタマイズも柔軟に行える。
PCを手軽に無線LANアクセスポイントへ変えることができるツール。簡単に言うと“PCのインターネット回線を分岐して、無線LAN搭載デバイスと接続できるようにする”ためのもの。
Windows 7以降ならば“Virtual Wi-Fi”機能と“SoftAP”機能を組み合わせることにより、PCを無線LANアクセスポイント(ホットスポット)として運用することができるが、“netsh”コマンドでワイヤレスLANの“Hostednetwork”モードを有効化する必要があるなど、手順は少し面倒だ。本ソフトを利用すれば、この作業を簡略化できる。
基本的な使い方は簡単で、「HostedNetworkStarter」を起動すると現れるオプション画面でネットワーク名(SSID)とネットワークキーを入力し、共有対象のインターネット回線をプルダウンメニューで選択して[Start]ボタンを押すだけでよい。ワイヤレスLANの“Hostednetwork”モードが有効化され、その情報がメイン画面の上半分に表示される。ネットワークキーを保存して次回もそのキーを利用したい場合は、[Persistent Key]オプションを有効化しておこう。
なお、メイン画面の下半分はアクセスポイントに接続した外部端末の情報を表示する画面になっており、端末のMACアドレスや接続した日時などがチェックできる。また、無線LANアクセスポイント機能を停止したい場合は、ツールバーにある[Stop Hosted Network]ボタンを押せばよい。
ローカルフォルダやネットワーク上の共有フォルダを複数同時に監視して、ファイルの削除・追加・変更があった際に当該ファイルを一覧表示する、タスクトレイ常駐型ソフト。初回起動時に表示される設定画面で、ローカルフォルダやネットワーク上の共有フォルダを指定して[監視開始]ボタンを押せば、タスクトレイに常駐して指定フォルダの監視を始める。最大で255個のフォルダを監視可能。指定フォルダ内のファイルに変更があると、変更のあったファイルの名前と更新日時、追加や削除といった変更内容がポップアップウィンドウに一覧表示され、ファイルをダブルクリックすればWindowsで関連付けされたアプリケーションで該当ファイルを開くことができる。何らかの原因で指定フォルダにアクセスできない場合はアクセス可能になった時点で監視を再開するため、ノートパソコンからファイルサーバー上の共有フォルダを監視したり、逆にデスクトップパソコンからノートパソコンの共有ドキュメントを監視するといった利用も可能だ。
指定したテキストファイルを監視して、更新された際にメールで通知したりコマンドを実行できるソフト。既存のファイルはもちろん、後々に作成される可能性があるファイルも監視対象に指定可能なため、サーバーやプログラムのログファイル監視に適している。ファイル更新時にできることは、更新差分のみの別ファイル保存、メール・音声・バルーンヘルプによる通知、指定コマンドの実行など。それぞれの処理は個別にON/OFFできるほか、複数のファイルを同時に監視することも可能。また、更新部分のテキストに指定した文字列が含まれている場合のみ処理を実行させたり、その逆に指定文字列が含まれている場合は処理を行わないといったフィルタリング機能も備えている。たとえば、自宅サーバーのログ監視時に“Error”などの文字列でフィルタリングし、メール通知させるように設定しておけば、障害が発生した際に速やかに対処することができるだろう。
複数のネットワークドライブを一括で設定できるソフト。Windows上で共有フォルダなどをドライブとして登録できるネットワークドライブ機能は便利だ。しかし、外出先などで通常使用するネットワーク環境以外に接続した場合でも、ネットワークドライブを検出しようとしてエラーが出るといった欠点がある。本ソフトは、ログオン時はネットワークドライブに自動接続しない設定にしておき、必要なときに、あらかじめ登録しておいた複数のネットワークドライブへ一括で接続可能なソフト。また、ネットワーク環境に合わせて、複数の設定を簡単に切り替えることもできる。利用するには、まず同梱の“ConDrive.ini”ファイルをテキストエディターで開き、ネットワークドライブの設定を記述。次に“ConDrive.exe”を起動し、ネットワークを識別するためにつけた名前をプルダウンリストから選べば、ネットワークドライブを一括で設定できる。そのほか、複数のネットワークドライブを一括で切断できる「Disconnect Drive」も同梱されており、異なるネットワークドライブの設定を切り替える際に重宝する。
「SoftEther VPN」は、ソフトイーサ社が開発・販売しているVPNソフト「PacketiX VPN」の無償版。本ソフトは、ネットワーク拠点を構築する仮想ハブ「SoftEther VPN Server」、複数の拠点を繋げる「SoftEther VPN Brige」、仮想ネットワークアダプター「SoftEther VPN Client」から構成されている。それらを組み合わせることで比較的容易にリモートアクセスVPNや拠点間接続VPN(レイヤー2)を構成可能となる。従来のVPNのようなIPルーティング(レイヤー3)ベースのVPNも構築可能だ。
既存のファイヤーウォールの設定を変更することなく、インターネットからローカルネットワーク内のVPNサーバーへアクセスできるのも特長。現在利用されているほぼすべてのVPNプロトコルと互換性をもつ。
ルーターやアクセスポイントの電波状況をビジュアル表示できるツール。ワイヤレス接続が不調である原因を突き止めるのに利用できる。チャンネルの利用状況や、時間による電波強度の変化をグラフで表示してくれるため、大変わかりやすい。デスクトップ端末でもモバイル端末でも利用できるが、どちらかと言えば、移動が容易なモバイル端末に向いているだろう。
本ソフトは[接続済み]タブ、[解析]タブ、[ネットワーク]タブなどから成っている。[接続済み]タブはネットワークスピードの理論値や電波強度、ワイヤレス接続の詳細情報、ネットワークデバイスの情報などを表示する、本ソフトのメインとなる画面。電波強度の下に表示されている4つのアイコンは、ネットワークトラブルの種類を示している。たとえば“☆”アイコンがオレンジ色になっている場合は、チャンネルが混雑していることを示す。もっと詳細な情報が得たい場合は、[解析]タブへ切り替えよう。このタブではチャンネルの利用状況や、時間による電波強度の変化がグラフで表示される。
[ネットワーク]タブは、ワイヤレス接続をリスト表示する画面だ。アプリバーの左端にあるボタンを押せば、電波強度による並び替えが可能。2番目のボタンは選択したネットワークに接続するためのもので、3番目のボタンは簡易表示と詳細表示の切り替えボタンとなっている。
なお、ネットワークに接続する機能、フィルター機能、画面のタイムアウトを防止する機能などの一部機能が上位版“PRO”専用となっている。“PRO”版へのアップグレードはアプリ内課金(200円、または年額130円)で行える。また、無償で12時間試用することも可能。
「SoftEther VPN」は、ソフトイーサ社が開発・販売しているVPNソフト「PacketiX VPN」の無償版。本ソフトは、ネットワーク拠点を構築する仮想ハブ「SoftEther VPN Server」、複数の拠点を繋げる「SoftEther VPN Brige」、仮想ネットワークアダプター「SoftEther VPN Client」から構成されている。それらを組み合わせることで比較的容易にリモートアクセスVPNや拠点間接続VPN(レイヤー2)を構成可能となる。従来のVPNのようなIPルーティング(レイヤー3)ベースのVPNも構築可能だ。
既存のファイヤーウォールの設定を変更することなく、インターネットからローカルネットワーク内のVPNサーバーへアクセスできるのも特長。現在利用されているほぼすべてのVPNプロトコルと互換性をもつ。
Windows向けのTCP/IPネットワークモニター。実行ファイルのサイズが極めて小さいにもかかわらず、機能が非常に豊富なことが最大の特長。メインとなる機能は“トラフィックモニター”、“IP監視モニター”、“セッションモニター”の3つで、そのほかにも“NSLOOKUP”“NETSTAT”“WHOIS”“PING”“TRACERT”といったネットワークコマンドをGUIで利用するタブが用意されている。各機能は、タブを切り替えて利用する仕組み。
[トラフィックモニター]タブでは、ネットワークの通信速度や送受信量などがリアルタイムにグラフ表示される。取得したデータを数値でレポート表示する“トラフィックレポート”を追加でオーバーレイ表示することも可能。[IP監視モニター]タブは、指定したIPで行われている通信を一覧表示する。通信に利用されているプロトコルや通信先のホスト、通信しているプロセスなどがリアルタイムで把握できるようになっており、不審な通信を発見するといった用途に役立つ。
[セッションモニター]タブは、接続(セッション)情報を一覧表示するタブ。セッションの情報を閲覧したり、情報をクリップボードへコピーできるほか、切断などの操作を行うことができる。なお、機能をセッションモニターのみ限定することにより、さらにファイルサイズをコンパクト化した「TCP Monitor Plus (Type-S)」も存在している。
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