Windows用 まめFile5 Second Edition
カスタマイズ性に優れた多機能なファイル管理ソフト
まめFile5 Second Editionは多機能でカスタマイズ性に優れたファイル管理ソフトです。画面のレイアウトやデザイン、機能を好みに合わせて選んでオリジナルのインターフェースを作れるという、Windows標準のWindowsエクスプローラーには無い自由度があります。Windowsエクスプローラーからファイル内容をプレビューしたいという人や、機能が豊富なファイル管理ソフトを探している人にお勧めします。
まめFile5 Second Editionの初回起動時には、インターフェースを設定するメニューが表示されます。メニューではWindowsエクスプローラーに似た画面か、全面的にカスタマイズされた画面のいずれかを選択します。前者の見た目はWindowsエクスプローラーにツールバーが追加された程度で違和感がありません。後者になるとデザインが大きく変わりファイル内容を表示するプレビューウィンドウやソフトウェアを起動するランチャーまで表示されます。好みに合わせてデザインやレイアウトを変更すると、さらに使い易くなるのではないでしょうか。
付加機能が豊富に用意され、自由に選んで利用できる点も特徴的です。ファイルの圧縮・解凍機能や画像プレビュー機能、HTMLビューワー、PDFビューワーなどを追加できることに加え、マクロやスクリプトを追加して自動処理を行うことも可能です。しかも機能を追加しても軽快に動作する点も嬉しいところです。専用ビューワーをいちいち起動することなく一つの画面で操作できてしまうので、一度慣れてしまうとなかなか手放せなくなるのではないでしょうか。
一方で、出来ることが多すぎて初めて使う人にとっては何から操作すれば良いか分からないかもしれません。画面レイアウトの変更や機能追加を行うにはヘルプを参照すると良いでしょう。ヘルプを参照するのも面倒ならば、初期起動時にWindowsエクスプローラーに近い画面を選び、慣れるに従って少しずつ機能を増やしていくことをお勧めします。
まめFile5 Second Editionはカスタマイズ性に優れた多機能ファイル管理ソフトです。Windows標準のWindowsエクスプローラーが物足りないという人にお勧めです。
Windows用 X-Finder
複数フォルダーを2画面表示 多機能なタブ型ファイル管理ソフト
X-Finderは、1つのウィンドウ内に複数のフォルダー画面を2つ並べて表示し、さらにタブで表示を切り替えることができる、多機能なファイル管理ソフトです。複数フォルダーを1つのウィンドウ内で操作できるため、フォルダー管理やファイルのコピー・移動が効率良く行えます。またX-Finderは、よく使うプログラムやフォルダーに素早くアクセスできるランチャー機能や画像やテキストのプレビュー機能があるなど、多機能です。Windows標準のエクスプローラー画面をいくつも開いてフォルダーを操作している人や、ファイル管理操作を自分好みの状態にして作業を効率化したいという人にお勧めです。
X-Finderの画面はフォルダーツリーとファイル一覧の2ペインで構成されています。エクスプローラーに似たインターフェースで直感的に操作できます。ファイル一覧は上下または左右に2分割で表示でき、フォルダー画面を2つ以上開く場合はタブで表示を切り替えることも出来ます。ファイルをコピーするには、タブ上にファイルをドラッグ&ドロップするだけと簡単です。また、フォルダー内の画像やテキスト、HTMLの内容をプレビュー表示することもできます。別途ソフトウェアを起動する必要がなく、素早くファイルの内容を確認できます。
X-Finderには、目的のプログラムやフォルダーに右クリックメニューから素早くアクセスできる「ランチャー」機能が用意されています。よく使うフォルダーやプログラムを追加しておきましょう。追加するには、「ツール」メニューから「右クリック」を選んで表示されるフォルダーに、追加したいフォルダーやプログラムをドラッグ&ドロップします。
X-Finderはカスタマイズの自由度が高く、初心者にはどこから始めれば良いか分かりにくいかもしれません。作者による丁寧なマニュアルが別途用意されているので、参照しながら本ソフトウェアを使うと良いでしょう。X-Finderは、1つのウィンドウ内に複数のフォルダー画面を並べて表示できる、多機能なファイル管理ソフトです。
Windows用 Hide Folders
Windowsフォルダーを非表示/ロック/閲覧専用にできる ファイル隠しや保護に
Hide Folders® 2009(ハイド フォルダーズ® 2009)は、指定したフォルダーやファイルを非表示/ロック状態/閲覧専用にできるソフトウェアです。一つのPCを何人かで共用している場合などに、自分のファイルを他のユーザーに見られてしまう危険をなくすことができます。Windows標準のロック機能と異なる点は、NTFSに限らずFATやFAT32のハードディスクでもも利用できることと、システムの管理者でもパスワードがないとロックを外せないということです。より強固にファイルやフォルダーを保護したいという人にお薦めです。
Hide Folders® 2009でファイルを保護するには、秘密にしておきたいファイルを選び、保護解除(Unprotect)/非表示(Hide)/パスワードロック(Lock)/隠す&非表示(Hide and Lock)/閲覧専用(Read Only)のいずれかを選びます。そして、画面上にファイルのディレクトリ名が表示され、その横にHideなどと表示されていれば、保護は開始しています。なお、パスワードはToolsメニューのChange Passwordで設定します。
Hide Folders® 2009で非表示にしたファイルは、デスクトップやフォルダー内には現れません。開くにはHide Folders® 2009内から起動するか、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」を使います。ただし、Hide Folders® 2009の画面を開いた場合、誰でも保護しているファイルのディレクトリ名を見ることができてしまいます。Hide Folders® 2009そのものを非表示にして、毎回「ファイル名を指定して実行」したほうがよいでしょう。
Hide Folders® 2009の注意書きにもありますが、Hide Folders® 2009で非表示にしたファイルであっても、Windows標準のデスクトップサーチを使えば検出されてしまいます。検出させなくするには、コントロールパネルのパフォーマンスとメンテナンス(インデックスのオプション)メニュー内で、インデックス対象から外します。Hide Folders® 2009は、秘密にしたいファイルやフォルダーを非表示/ロック状態/閲覧専用にできるセキュリティ目的のソフトウェアです。試用期間は30日なので、購入しない場合は30日以内に設定を解除しましょう。

Windows用 FileHammer
PC内のファイルを18項目の条件で検索 一括して削除・コピー・移動もできる
FileHammerは予め設定した条件に基づいてPC内のファイルを検索し、該当するファイルの削除・コピー・移動を行うことができるユーティリティです。ファイル名、拡張子、サイズ、作成・更新時間、Exif情報など18項目もの条件でファイルを強力に探し出せるのがこのソフトの魅力です。ある作業用に使った一時ファイルを作業後にまとめて削除したり、デジタルカメラで撮り溜めた画像ファイルをまとめてフォルダーに移動するなど、用途に応じて様々な使い方ができるソフトウェアです。
FileHammerを起動すると対象・条件・処理の3段に分かれたメイン画面が表示されます。基本的な使い方は検索場所フォルダーを「対象」欄で指定し、「条件」欄で検索条件を設定したのち、「処理」欄の「検索」ボタンを押す、という流れです。検索条件に該当したファイルは「処理」欄に一覧表示されます。希望するファイルのチェックボックスをオンにして削除・コピー・移動のいずれかを選ぶことで、処理が行われます。
正規表現やワイルドカードを利用してファイル名を検索できる点も便利なところです。しかも一度設定した条件は「設定ファイル」として保存することができ、次回も同じ条件で検索できます。例えば、いつも同じ条件でファイルを探している場合に使うと、何度も条件を設定する必要が無くなります。「マイドキュメントフォルダー内の、あるルールで記述されたファイル名だけを見つけて削除する」といった使い方が可能になります。
FileHammerによるファイル操作は、メイン画面の「処理」欄の「ファイル削除」ボタンを押すことで行います。ファイルの移動やコピーをする場合も同じボタンを押して操作する必要があるため、使い始めのうちは操作に戸惑うかもしれません。またこのソフトを用いて度削除したファイルは復元することが困難です。一覧表示されたファイルの中に大切なものが含まれていないか確かめてから削除することをお勧めします。
FileHammerは様々な条件でファイルを検索して、削除・コピー・移動を行うことが出来るユーティリティです。
Windows用 Flexible Renamer
タグ・正規表現・スクリプト対応 高機能なファイル名変更ソフト
Flexible Renamerは、ファイル名をまとめて変更(リネーム)するソフトウェアです。デジカメで撮った画像ファイルなら無意味な文字・数字の組み合わせがファイル名にされていますし、他のアプリケーションから抽出したファイルなら拡張子が間違っていることがあります。Flexible Renamerがあれば、このような場合の修正の手間を大幅に減らすことができます。タグをファイル名に利用したり、スクリプトによる高度な編集にも対応しています。
FileRenamerは、左側にフォルダーツリー、真ん中に条件設定、右側にファイル一覧を表示する3ペイン構成です。リネームするファイルやフォルダーは、ドラッグ&ドロップなどで指定できます。フォルダー内の一部のファイルだけをリネームしたい場合は、ワイルドカード(*,?)を使ってフィルタをかけることができます。リネームしたいファイルをピックアップしたら、追加したい文字列や日付、連番の有無などを指定します。
Exif情報や、MP3ファイルのタグ情報をファイル名に適用させることもできます。例えば、“0501上海”や“上海0502”といったファイル名の写真が混在している場合、「*上海*」で両方のファイルをリストアップします。その後、「タグ・リネーム」機能で撮影日などをファイルの前方に追加、さらに、不要な数字を削除して体裁を揃えることができます。コピーを生成したり、サブフォルダーを作って移動させることも可能です。
このほか、「先頭からn番目にxという文字列を追加する」や「拡張子を小文字にする」「半角←→全角変換」などは条件設定画面から簡単に指定できます。より詳細な条件設定をしたい場合はVBベースのスクリプト、組み込み関数などで指定します。詳細は同梱のヘルプやWebで調べましょう。ただし、もともと拡張子が無いファイルは扱えないようでうまく動作しない点には気を付けましょう。Flexible Renamerを使えば、これ一つでWindowsのファイル名に関する操作は一通り完結できるでしょう。初めてのリネーマーとしては十分すぎる機能を備えているので、簡単・手軽を求めるなら同種のソフトであるNameryを検討してもよいでしょう。
Windows 7対応、不具合対応、ヘルプファイル更新

Windows用 Smart PC Locker Pro
さわられたくないPCを強力にロック!不在時もPCの安全を守るツール
Smart PC Locker(スマート PC ロッカー)は、第三者にPCを使われないための強力なセキュリティソフトです。インターネットを介したウイルス対策も大切ですが、自分が席を離れた隙にPCを誰かに勝手に使われては元も子もありません。このツールがあれば、不在中もしっかりPCを護ることができます。
Smart PC Lockerを起動すると、まずパスワードの作成を要求されます。これは今後ロックをかける際に必要となるので、できるだけ安全性の高いものを設定するようにしましょう。パスワード作成に迷ったら、自動で安全性の高いパスワードを作成できるAwesome Password Generatorが便利です。パスワードを入力し、「Save」を押せば登録は完了です。「Lock PC」をクリックすれば手動でコンピュータをロックでき、または隣のタブから「非アクティブな状態から5分後にロック」などスケジュールを指定してロックをかけられます。
Smart PC Lockerで特筆すべきは、CD / DVDおよびタスクマネージャーへのアクセスもロックすることができる点です。これでいっそう安全性は強固なものとなるでしょう。また、ロックするホットキーを割り当てる、間違えたパスワード入力されたら自動的にシャットダウンする、など多彩なオプションがあります。
Smart PC LockerはPCの使用を強力にロックできるツールですが、ロック解除時のパスワード入力が伏せ字ではないので、誰かが見ていないか周囲に気を配る必要があります。また、パスワードを忘れてしまった場合は救済策がないので、確実に覚えておきましょう。自分で覚えておく自信がない場合は、ユーザーIDやパスワードを暗号化したデータベースに記録できるKeepass Password Safeが便利です。そのほか遠隔操作などソフト上のセキュリティ対策には、アバスト! 無料アンチウイルスやAVGアンチウイルスなどが人気です。
Smart PC Lockerは、PCへのアクセスをパスワードで強力に管理するセキュリティソフトです。子どものイタズラ防止にも、セキュリティ面の向上にも役立つ無料ツールです。
Windows用 Namery
簡単操作でファイルを一括リネーム 変更前にプレビュー確認
Nameryは、簡単な操作でファイル名をまとめて変更できるソフトウェアです。デジカメで撮った画像やインターネットから入手したファイルには、ファイル名からファイルの内容が類推できないものが少なくありません。これを手作業ですべて変更していては大変な手間ですが、Nameryを使えば、複数のファイル名を一括変更することができます。
Nameryの画面は、左側にフォルダーツリー、右側にファイル一覧とリネーム条件の設定が表示される2ペイン構成です。リネーム条件は「大文字化」「小文字化」「前方/後方に追加」など、想定されるものがあらかじめ用意されているので、チェックを入れるだけで指定することができます。また、ツールバーには「実行」や「元に戻す」ための分かりやすいデザインのボタンが並び、直観的に操作できるでしょう。変更後のファイル名は変更前にプレビューされるので、確認しながら変更箇所を検討することができます。
例えば、東京タワーで撮った写真が10個(ファイル名: DSC0001~DSC0010.JPG)が保存されている場合は、フォルダーツリーで対象のファイルを選択します。リネーム設定で「DSC00」を「東京タワー」に置換するよう入力して実行すると、10個のファイル名は「東京タワー01~東京タワー10.JPG」に変更されます。コピーファイルを生成したり、サブフォルダーを作って移動させることも可能です。
このほか、ワイルドカード(*,?)や正規表現にも対応しており、拡張子のないファイルも扱えます。テキストエディターやスクリプトを使って編集するといった、より深い操作をするなら類似のりネームソフトFlexible Renamerが適していますが、簡単・手軽さを求めるなら本ソフトが最適でしょう。動作も安定しており、大きなバグなどは見あたりません。
Nameryは、「とにかく簡単な操作で」ファイル名を一括変更することを目指したりネームソフトです。ファイル名操作に困っている人は試してみましょう。
Windows用 Fire File Copy
「上書き確認」で中断させられない高速ファイルコピー
Fire File Copyはファイルのコピーや移動を高速に実行するソフトウェアです。Windowsでファイルをコピーするとき、容量によっては相当時間がかかることがあります。しかもコピー先に同名のファイルがある場合など注意メッセージが表示されると、コピーは途中で停まったままになってしまいます。Fire File Copy はハードディスクの動作を最小限にとどめることで高速化を実現し、エラーをスキップして無人コピーをスムーズにすることが出来ます。
Fire File Copyはコピー元ファイルへのアクセス回数を減らし、メモリー領域を有効に使うことで高速コピーを実現しています。特に、数十MB以上または数百個以上のファイルを同一ディスク内でコピーしたり、移動する際に効果を発揮します。作者サイトでは、100MB程度の単一ファイルの場合Windowsのフォルダー上でコピーする場合の3分の1程度の時間で終了するとの測定結果が紹介されています。また、ハードディスクの回転が抑えられる分、駆動音も軽減されるという副次効果もあります。ネットワークや外部ドライブ上のデータにも利用できますが、この場合は高速化の恩恵はあまり得られないようです。
Fire File Copyによる高速コピー機能を使うには、インストール時に「右クリックメニューを拡張」を選択しておくとよいでしょう。以後、コピーしたいファイルを右クリックすると、Fire File Copyメニューからコピー画面を呼び出せるようになります。やや分かりにくいかもしれませんが、このコピー画面では、コピー/移動の選択、保存先フォルダー、上書きするかどうかを指定します。上書きを指定しておけば、重複ファイルが発見されたときに、確認メッセージが出てコピーが中断されるという事態を防ぐことが出来ます。
Fire File Copyは一度インストールしてしまうと邪魔になりませんし、手放せない快適さを与えてくれます。ファイルコピーの作業効率はもちろん向上しますし、ディスクアクセスを抑えるので、データの断片化を防ぎ、ハードディスクの長寿命化にも繋がるでしょう。