VROをMP4に変換できるソフト8選!
VROを拡張子に持つファイルは、VRモードで記録された動画(DVD)ですが、日本の独自規格であり、見られないプレイヤーなどが多数存在します。家電メーカーが設定した規格なので、日本以外で作られた動画は視聴できない仕組みになっているからです。そのため、VROの拡張子を持つ動画ファイルは特別なプレイヤーでしか再生できません。
その対策として出てきたのがVROを拡張子に持つ動画をMP4の拡張子へと変換するソフトです。変換してしまえば、一般的なプレイヤーでも視聴は可能なので、ぜひやり方を覚えてみてください。変換ができるソフトを、以下に8選してご紹介します。
VRO MP4 変換ーDVDFab 動画変換ソフト
DVDFab 動画変換ソフトは、さまざまな入出力対応の動画変換ソフトです。プロファイルが多数用意されており、ネット上にある動画ファイルをはじめ、デジカメで撮った画像などを動画ファイルやムービーファイルにと変換できます。また、ノンリニア編集機能が実装されているので、オーディオやビデオのパラメータ変更が可能な点も魅力的です。
シンプルかつ直感的なインターフェイスなので初心者でも迷うことは少ないでしょう。また、本来は有料ソフトではありますが、無料体験版もあるため、まずは無料で操作に慣れてから、有料版を購入するのがおすすめです。
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DVDFab 動画変換ソフトを使い、VRO動画をMP4動画にと変換するには、まずDVDFab 動画変換ソフト公式サイトや上記のボタンでからダウンロード後、ソフトをインストールして起動し、上部にある変換を選びます。次に中央にある+ボタンをクリック(ローカルソースに追加でも可能)し、変換するVROファイルを読み込みましょう。プロパティ情報(サイズや字幕など)が表示されたら、任意でパラメータなどを変更してみてください。
他のプロファイルを選択→フォーマット→ビデオ→MP4の順に選び、開始ボタンをクリックすれば変換開始です。MP4に変換するだけなら、4ステップで完了するので、まずは無料体験版をダウンロードしてみてください。
DVDFab 動画変換ソフトのスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows 11・10・8.1・8・7 (32/64 bit)
- CPU:Intel i3またはそれ以降
- RAM:4GB以上
- ストレージ:空き容量40GB以上
VRO MP4 変換ーFreemake
Freemakeは、エンコードの速度が速い、iTunesの自動転送機能がある、ビデオのカットや結合ができる、日本語のサポートがあるなどが魅力のフリーソフトです。ダウンロードするには、まず公式サイトにアクセスし、その後インストールの手順を踏みましょう。
Freemakeで、VROをMP4に変換するなら、まずソフトを起動し、VROファイルをソフトで読み込みます。次にデバイスの種類に応じて出力形式の中からMP4を選びましょう。このときテレビでVROの動画を見たいなら、AVIに変換するのがおすすめで、スマートフォンやタブレット向けに動画を変換するなら、MP4がおすすめです。
設定の画面では、ドロップダウンリストの中からビデオ画質を選びます。もし動画をデフォルトのまま変換するなら、ソースと同じを選んでおけば安心です。また、カスタムプリセットも利用可能なので、状況に応じて使い分けましょう。
変換後のファイルはPC、USBドライブ、外付けのHDDなどに保存が可能です。ファイルの保存先の設定時に、変換ボタンをクリックすれば、完了まで待つだけです。動画をPCで再生するのか、またはモバイルのデバイスにつなげるのかも確認したうえで、変換してください。
Freemakeのスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows Vista・7 ・8 ・8.1・10
- CPU:IntelまたはAMD 1GHz以上
- RAM:256 MB 以上
- ストレージ:空き容量50MB以上
VRO MP4 変換ーHandBrake
HandBrakeは、扱うファイル形式が多いことでも有名なフリーの動画変換ソフトです。VROの動画はもちろん、さまざまな動画を簡単にMP4に変換できます。画質も音質も任意に変更が可能なので、上級者向けの多機能さも合わせもっています。また、初心者でも使えるようにと、プリセットも用意されているので、操作もわかりやすいのが強みです。
HandBrakeの使い方は、基本操作とプリセットを使うのが一番簡単です。まずソフトを起動後、変換したい動画ファイルをキューに追加で取り込みます。デフォルトの設定では変換形式がMP4になっているので、今回はそのまま使用しましょう。次に保存先のブラウズをクリックして開き、出力先を選びます。作業が終わったら、エンコードの開始をクリックすると動画変換が始まるので、操作自体は非常に単純です。
ただし、HandBrakeは非常に便利なソフトではありますが、英語のソフトなので、日本語には未対応です。もし日本語表示でソフトを使いたいのであれば、日本語化パッチなどを探す必要があります。そのため、細かい設定を英語で理解できない方、または初心者の方には扱いが難しいソフトです。
HandBrakeのスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows 10/MacOS 10・12 以降/Linux
- CPU:Intel Core (第6世代以降) /AMD Ryzen/Threadripper
- RAM:SD画質のトランスコード(空き容量1GB以上)、HD画質のトランスコード(空き容量2GB以上)、4K画質のトランスコード(空き容量6GB以上)
- ストレージ:空き容量10GB以上
VRO MP4 変換ーXMedia Recode
XMedia Recodeは、多機能のビデオコンバータータイプのソフトです。スマートフォンをはじめさまざまなデバイスに対応しているため、既成のプロファイルの利用もできます。デバイス名を選ぶだけで動画の変換が始まるので、初心者向きのソフトでしょう。
また、VROの動画をMP4に変換できるのはもちろん、ビットレートやフレームレートの同時変換も可能なので、中級者以上にもおすすめのソフトです。ほかにも解像度の変更やノイズ低減、音量変更、トリミング機能など多機能さも売りのソフトです。
XMedia Recodeは、初心者向けと書きましたが、実際にはインターフェイスは初心者向けとはいえません。そのため、最初の起動時には操作にとまどうこともあるでしょう。XMedia Recodeを使ってVROをMP4に変換したいなら、まずは公式サイト(https://www.xmedia-recode.de/en/download.php)からダウンロード後、ソフト起動をし、ファイルをクリックします。ファイルを開くに移動を終えたら、そこから変換したいVROの動画ファイルを選べばOKです。
次に形式タブを開き、MP4フォーマットまたはプロファイルを選んでください。保存先の参照をクリックして開き、保存場所の指定も忘れずに行いましょう。その後画面上部にあるリストに追加をクリックで、エンコードのボタンが使えるようになります。エンコードボタンをクリックすれば変換が始まり、無事MP4に変換完了です。
ただし、XMedia Recodeにはデバイスに自動転送する機能はついていないので、手動で転送が必要な点には注意してください。
XMedia Recodeのスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows 7・8・8.1・10
- CPU:IntelまたはAMD 1GHz以上
- RAM:1GB 以上
VRO MP4 変換ーAny Video Converter
Any Video Converterにはフリー版が用意されており、VROを簡単にMP4の動画ファイルにと変換ができます。また、さまざまなデバイスに応じたプリセットが用意されているので、基本の動画編集もやりやすく、初心者向けのソフトといえます。さらには、嬉しい日本語対応なので、はじめての方も操作しやすいソフトです。
Any Video Converterで、VROを MP4に変換するには、公式サイト(https://www.anvsoft.jp/any-video-converter-free.html)からダウンロード後、ソフトを起動し、動画変換タブを開きます。表示された画面内に、追加したい動画ファイルをドラッグアンドドロップすれば動画が読み込まれます。次に出力したいファイルの形式をアイコンから選び、ドロップダウンリストを表示させましょう。
ドロップダウンリストの中にMP4とあるので、保存先やファイル名の変更なども右のメニューからすませておきます。右側上部にある大きな変換ボタンをクリックすれば、動画の変換が始まります。後は変換されるのを待って完了です。
Any Video Converterのスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows7・8・10・11(32bit & 64bit)
- CPU:IntelまたはAMD 1GHz以上
- RAM:256 MB 以上(推奨は512MB以上)
- ストレージ:空き容量70MB以上
VRO MP4 変換ーBandicut
Bandicutは、VROの動画ファイルだけでなく、「MOV」「MKV」「MP4」「FLV」「AVI」「WMV」「TS」などの動画ファイルの変更が可能なフリーソフトです。また必要な部分だけを取り出す機能やCMなど余分な部分をカットする機能など、痒い所に手が届く設計となっています。また動画ファイルの中からMP3などの音楽データも抽出できるのも人気の秘密です。
Bandicutで、VRO動画をMP4に変換するには、まず公式サイト(https://www.bandicam.jp/bandicut-video-cutter/)からダウンロードし、インストールをしてから、ソフトを起動します。起動すると、中央にカットと呼ばれる項目があるのでそちらをクリックし、ファイルを開くと書かれたアイコンから変換したい動画ファイル(VRO)を選びましょう。
開始と終了の区間を設定し、スタートボタンをクリックで、出力画面が表示されるので確認します。その後ファイル形式からMP4を選び、下部にあるスタートボタンをクリックすれば変換完了です。
Bandicutのスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows 11・10・8・7・Vista・XP(64ビットおよび32ビット対応)
- CPU:Intel Pentium 3以上(推奨はIntel Pentium 4以上)
- RAM:128MB以上(推奨は512MB以上)
- ストレージ:空き容量20MB以上(推奨は50MB以上)
VRO MP4 変換ーWondershareのスーパーメディア変換!
Wondershareのスーパーメディア変換!は、WindowsとMacの両方のOSに対応した動画ファイルの変換ソフトです。動画フォーマットをさまざまなポップフォーマットに変換でき、編集機能ではトリムや回転、透かしを入れるなどの機能もついています。公式サイトでは、旧称がついていますが、下に無料ダウンロードとあるのでそちらをクリックしてダウンロード後にインストールをすませて準備完了です。
Wondershareのスーパーメディア変換!で、VROで作られた動画をMP4に変換するには、ソフトをインストール後起動し、中央にある+ボタンをクリックします。変換したい動画を読みこんだら、出力形式からMP4を選びましょう。一括変換ボタンをクリックすれば、変換完了です。
Wondershareのスーパーメディア変換!のスペックは、以下の通りです。
- OS:Windows 10・8・7・Vista・XPまたはmacOS X 10.15/10.14/10.13/10.12/10.11/10.10.
- CPU:750MHz IntelまたはAMD
- RAM:256MB以上(MACは512MB以上)
- ストレージ:空き容量100MB以上
VRO MP4 変換ーXviD4PSP
XviD4PSPは、「PSP」「PS3」「iPhone」「iPad」「YouTube」などのさまざまなデバイスに向けて動画を変換してくれるソフトです。無料でありながらも、さまざまな動画形式に対応しており、リサイズやサムネイル画像作成、音声の調節などの嬉しい機能があります。とくに、エンコードを細かく設定できるのが強みで、PCの視聴以外にも活躍の場は広いでしょう。
XviD4PSPを使い、VROをMP4の動画に変換したいなら、まず、公式サイト(https://winnydows.com/ru/)からソフトをダウンロード&インストール後、ソフトを起動し、変換したい動画を左にあるパネル内にドラッグアンドドロップします。Containerのドロップダウンリストから「コンテナ形式」を選び、右のドロップダウンリストでは出力したい動画の形式(MP4)を選びましょう。Save filesから保存先を指定し、Startをクリックして待てば変換完了です。
XviD4PSPのスペックは、以下の通りです。
- バージョン8.1 OS:Windows 10・11(64ビット)/ mac OS 10.11以降/Linux Ubuntu20.04
- バージョン8.0 OS:Windows 7・8・10・11/ mac OS 10.9以降/Linux Ubuntu20.04
- ライセンス:フリーウェア
- 作者:Winnydows
VROからMP4に変換できないときは?
もし上記のソフトなどを使ってもMP4に変換できないときには、もしかしたら、VROの動画自体にCPRMコピーガードの保護がついている可能性もあります。もしコピーガードがついていれば、通常どんなソフトを使ったとしても専用のプレイヤーでしか視聴できません。
抜け道としてコピーガードを外す方法もありますが、こちらは市販のDVDなどの複製コピーにつながるためおすすめできません。VRO動画をMP4に変換するときには、くれぐれも違法にならないように、オリジナル動画の作成に使うようにしてください。
まとめ
VROの動画をMP4に変換可能なソフトを8選してご紹介してみました。VROの動画はPCや一般的なプレイヤーでは視聴できないため、ソフトを利用して動画形式を変更する必要があります。VROで作られた動画ファイルは専用のプレイヤーでしか視聴できないためです。
ただし、市販のDVDなどをMP4に変換は難しく(コピーガードがかかっている)、違法コピーとなるため、あくまでもオリジナルの動画変換にソフトを利用してください。