Windowsムービーメーカーはマイクロソフトが提供している動画編集ソフトです。基本的な動画編集機能を備えており、簡単な動画の編集や複数の動画の結合などが行えます。しかし、Windowsムービーメーカーは2017年より製造中止しており、今後も開発が再開される予定はありません。
そこで本記事ではWindowsムービーメーカーについて最新の情報を紹介していきます。Windowsムービーメーカーがダウンロードできない今、代わりとなるソフトの紹介もしているので、Windowsムービーメーカーを使おうと思っていた方はぜひお読みください。
【結論】Windowsムービーメーカーは2017年より製造中止
Windowsムービーメーカーは現在製造が中止されています。そのため、公式からはダウンロードできません。下記で詳しく紹介していくのでご覧ください。
Windows 10でのムービー メーカーのダウンロード提供は廃止
Windows 10ではムービーメーカーのダウンロード提供が廃止になっています。現在無料でムービーメーカーを配布しているサイトは公式のものではありません。そのため、これらのサイトでダウンロードすると、ウイルス、マルウェア等のリスクがあります。
Windowsムービーメーカーはなぜなくなった?
ムービーメーカーはリリースされて以来、マイクロソフトが思う成功を収めることができませんでした。そのため、マイクロソフトはムービーメーカーの開発を中止せざるを得なくなったのが理由です。
Windowsムービーメーカーのクラック版はダウンロードしないで!
「ムービーメーカー」で検索すると上位にダウンロードサイトが表示されますが、このサイトで提供しているムービーメーカーは悪質な改造が施されたソフトです。インストールすると、最初は普通に使用できるものの、途中で高額な費用の請求を要求されます。
このサイト以外でも、現在配布されているムービーメーカーはクラック版なので、基本的にはダウンロードしない方がいいでしょう。料金を請求されなくとも、良くないソフトが紛れ込んでいたりウイルスなどを送り込まれる可能性もあります。
Windowsムービーメーカーの使い方
現在Windowsムービーメーカーを持っている人で、動画編集をしてみたいと思っている方のために、簡単な使い方を紹介していきます。
素材をタイムラインに追加する
ムービーメーカーを起動したら、まず、編集するための素材を読み込みます。画像/動画/音声ファイルなどを画面中央の領域にドラッグ&ドロップで追加しましょう。
(gigafreeより)
続いて、画面下部にあるタイムラインと呼ばれる領域に、読み込んだ素材をドラッグ&ドロップで追加していけば完了です。
再生順序の調整をする
複数の素材を編集する場合は、再生したい順番に合わせてドラッグ&ドロップで調整しましょう。それぞれの素材はトリミングできるので、不要な部分がある場合はカットしておきます。
ただし、トリミングは途中からではなく、クリップの始まりもしくは終わりしか調整できません。カーソルを切りたい部分まで動かしてトリミングを実行しましょう。
素材の分割をする
素材は分割して2つ以上に分けることもできます。分割を行えば、トリミングでカットできなかった部分を削除できたり、特定の一場面だけをコピーしたりできます。分割したい位置にカーソルを合わせて、ミニプレーヤー右下にある「分割」ボタンを押しましょう。
特殊効果をつける
クリップが切り替わる部分ではエフェクトと呼ばれるさまざまな効果を付けられます。メニューバーの「ツール」から「切り替え効果」を選択すると、利用できる効果が表示されるので、ドラッグ&ドロップで適用しましょう。
(gigafreeより)
同じ要領で、ビデオ特殊効果を付与することもできます。回転/モザイク/イーズイン・アウト/スピードアップ/スピードダウンなどいくつかの特殊効果があるので試してみましょう。
動画を保存する
動画の作成が完了したら動画を保存していきます。「ファイル」から「ムービーの発行」を選択。「ムービーの保存場所」が表示されるので、「このコンピューター」を選択して「次へ」をクリック。ムービーに名前をつける画面が表示されたら、任意の名前を設定し、ファイルの出力先フォルダを選択します。最後に「ムービーの設定を選択する」画面が表示されるので、任意の設定に変更して保存すれば完了です。
Windowsムービーメーカーの代替ソフト5選
自分に合った動画編集ソフトを選ぶポイントは主に3つ。「有料か無料か」「編集するデバイス」「動画の使い方」です。例えば、有料ソフトと無料ソフトでは、搭載されている機能のクオリティが違います。また、高レベルの動画を編集したいなら、パソコンが必須ですし、簡単でいいならスマホで十分です。
そして、動画の用途に関していえば、あまり高度な編集を必要としないのに、プロ並みの高いソフトを購入する必要はありません。これら3つを踏まえてソフトを選ぶと、自分に必要な動画編集ソフトを選びやすいですよ。
DVDFab 動画変換
DVDFab 動画変換は基本形式変換ソフトではあるものの、簡単な動画の編集もできます。動画のフォーマットを変換するついでに、簡単な動画の編集も行いたいと思っている方におすすめです。480pから1080pに変換する機能などもついているので、古い動画の画質を上げたいと思っているなら使ってみてはいかがでしょうか。
PowerDirector
簡単にプロ並みのオシャレな動画を作れるPowerDirector。基本的な機能はもちろん、高度な編集も直感的に操作できます。さらに、本ソフトはAI機能を搭載しており、一部のエフェクトはAIが自動でサポートしてくれるのも魅力。難しい編集を簡単にこなしたいと思っている方におすすめです。
Adobe Premiere Elements
Adobe Premiere Elementsは2021年に発売されたばかりの初心者~中級者向けに提供されている編集ソフトです。Adobeはハリウッドなどでも使われているソフトを開発している会社なので、本ソフトの機能性もプロ並みに抜群。基本的な機能が全て揃っているため、将来もっと高度な編集をしてみたいと思う方の練習用にピッタリです。
Wondershare Filmora Pro
Filmora ProはWondershareが提供する動画編集ソフトです。直感的に操作できるUIに加えて、クオリティの高いエフェクトも用意されています。自動カラー補正機能などもあるため、編集する前より編集した方が美しくなりやすいです。作業時間を短縮したいと思っている方におすすめのソフト。
Aviutl
Aviutlは基本的な動画編集に加えてモーショングラフィックなども編集できるフリーソフトです。誰でも気軽に動画編集できるようにと、とあるユーザーによって開発されました。無料でクオリティの高い編集ソフトならAviutlの右に出るものはないでしょう。ただし、導入やプラグインの追加が少し厄介。ネット上に説明がたくさん溢れているので、分かりやすいものを参考にして導入しましょう。
まとめ
Windowsムービーメーカーは現在ダウンロードできないものの、動画編集ソフトは他にもあります。この機会にWindowsムービーメーカーにこだわらず、自分に合った動画編集ソフトを探してみてはいかがでしょうか?