「4K Ultra HDブルーレイと普通のブルーレイは何が違うの?」と疑問に感じている人は多いですよね。確かに、グレードアップしたんだろうなとは思っても、具体的にどこら辺が変わっているのか分からなければ、イマイチ手を出しづらいです。
しかし、4K Ultra HDブルーレイについて知っておかなければ、今後新作Blu-rayを購入するとき後悔することになるかもしれません。なぜなら、4K Ultra HDブルーレイ前提で作られているソフトが次々登場しているため。
そこで本記事では4K Ultra HDブルーレイについて詳しく解説していくと共に、普通のBlu-rayとの違いも解説していきます!今までのBlu-rayと何が違うの?と思っている方はもちろん、これから新しいBlu-rayプレーヤーを購入する予定の人や、もっと臨場感のある映像を楽しみたい人はぜひご覧ください。
【結論】4K Ultra HDブルーレイとはディスクの種類のこと
一言で表現すれば「4K Ultra HDブルーレイ」とは4Kに対応したブルーレイディスク規格のことです。そもそも4Kとは何かというと画面の解像度(細かさ)を指しています。解像度が高ければその分詳細な部分まで表示できるのです。そのため4K Ultra HDブルーレイなら空気中に舞う埃や俳優の息遣いまで伝わるような、迫力に満ちた映像が楽しめます。
4K Ultra HDブルーレイの特徴5つ
4K Ultra HDブルーレイは従来のBlu-rayと比べてあらゆる面でパワーアップしています。といっても、専門用語が多くて具体的に何が違うのか分かりづらいのも事実。そこで、誰でも分かりやすいように4K Ultra HDブルーレイの特徴5つ解説していきます!
BT.2020に対応
4K Ultra HDブルーレイはBT.2020に対応しています。これは色の表現範囲のことで、従来はT.709まででした。もっと簡単にいえば、T.709の場合、自然界に存在する色域を100としたとき、74.4%までしか表現できませんでしたが、BT.2020ではほぼ100%の色域を表現できます!つまり、今までより自然界に近い映像が楽しめるようになったわけです。
HEVC(H.265) 10ビットに対応
圧縮技術は最新&最高のHEVC(H.265) 10ビットに対応しています。そのため、BT.2020に対応した大量のデータを効率よく利用できるわけです。これまでメジャーだったMPEG-2(H.262)と比べても4倍の圧縮効率といえば、イメージしやすいのではないでしょうか?
輝度1000nit~10000nitに対応
4K Ultra HDブルーレイは輝度(きど)1000~10000nitに対応しています。これまで100nitだったことを考えると、大幅なグレードアップですね。簡単にいえば従来に比べて100倍の明るさを表現できるようになりました。つまり、画面でも肉眼に近い景色を映像で見れるわけです。
HDR搭載だから明暗の幅が格段に違う!
4K Ultra HDブルーレイには、広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる表示技術であるHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)が搭載されています。明るい部分は文字通り「目も眩む」表現ができますし、暗い部分は従来よりくっきり映し出せるようになりました。そのため、メリハリの効いた映像になり、臨場感も増しています。
4K Ultra HDブルーレイで再生することを前提にした映像作品も
4K Ultra HDブルーレイの登場により、激しい閃光や従来のブルーレイでは白飛びしてしまっていた美しい青空の映像など、4K Ultra HDブルーレイで再生するのを前提に作られている作品もでてきました。また、過去作品でも4K Ultra HDブルーレイでしか見られない細かい部分が見られるようになっています。一度見た作品でも4K Ultra HDブルーレイで再生すれば新しい一面が見れるかもしれませんね。
4K Ultra HDブルーレイの再生に必要なもの
4K Ultra HDブルーレイといっても今までのBlu-rayと変わらないと思っているなら注意が必要です。なぜなら、4K Ultra HDブルーレイを楽しむためには、専用の機器やソフトが必要になるため。まずは4K Ultra HDブルーレイ再生に必要なものを1つずつ確認してみましょう。
対応Blu-rayソフト
4K Ultra HDブルーレイに対応するプレーヤーが出てきたので、大手映像メディアからも億族と対応Blu-rayソフトが販売されています。まずは、再生したい対応ソフトを用意しましょう。映像美を体感してみたいなら、4K Ultra HDブルーレイ用に風景映像を収録したソフトも用意されています。
対応レコーダー/プレーヤー/ドライブ
ソフトを再生するためには、Ultra HD Blu-rayに対応するBlu-rayレコーダー、プレーヤー、ドライブ(パソコンの場合)が必要です。現在国内大手の家電メーカーより販売されています。型落ちで容量の低いものであれば、3~4万円ほどで購入できるでしょう。
対応液晶テレビ・有機ELテレビ
4K Ultra HDブルーレイを楽しむためには、レコーダーやプレーヤーが対応しているだけだと意味がありません。4K解像度とHDRに対応したテレビを用意する必要があります。注意したいのは、4K対応=4K Ultra HDブルーレイ対応というわけではない点。最近のテレビはほとんどセットになっていますが、購入前に4KとHDR対応の部分に注目して確認してみてください。
「4K Ultra HDブルーレイ」と「ブルーレイ」の違い
「4K Ultra HDブルーレイ」と「ブルーレイ」ではどこが違うのか分かりにくいですよね。そこで下記のように表で違いをまとめました。
4K Ultra HDブルーレイ |
ブルーレイ |
|
---|---|---|
解像度 |
4K(3840×2160画素) |
2K(1920×1080画素) |
コーディック |
HEVC/H.265 |
MPEG-4 AVC/H.264 |
画素数 |
3840×2160/1920×1080 |
1920×1080 |
アスペクト比 |
16:9 |
16:9 |
色域 |
BT.2020/BT.709(SDRのみ) |
BT.709 |
輝度 |
1000~10000nit |
100nit |
ビットレート |
100Mbps |
39Mbps |
それぞれ解像度、輝度、画素数など映像美に関わる部分で大きく異なるのが分かります。特に、輝度に関しては100倍も違うと考えれば、4K Ultra HDブルーレイの凄さが分かりやすいですね。
4K Ultra HDブルーレイの注意点
4K Ultra HDブルーレイは従来のブルーレイと似ているようで異なる部分がいくつかあります。知っておかないと後で後悔するかもしれないので、視聴ソフトを購入する前に確認しておきましょう!
4K Ultra HDブルーレイの再生には専用機器が必要
4Kブルーレイを再生するためには、対応したソフト、プレーヤー/ドライブ、影響テレビなどが必要です。このうちどれか1つでも欠ければ4K Ultra HDブルーレイは楽しめません。中でも重要なのは対応プレーヤー/ドライブでしょう。なぜなら、従来のブルーレイプレーヤー/レコーダーおよびドライブでは、4K Ultra HDブルーレイは再生できないからです。必ず4Kブルーレイレコーダーなどを用意するようにしましょう。
4K Ultra HDブルーレイは録画できない
UHDブルーレイは再生のみで録画はできません。なぜなら、今後ディスクメディアは消滅すると考えられており、この手の大手会社でも手を引いているからです。録画できるとしても業務用でしか存在していません。この先販売されるとすれば、4K、8Kといった放送をHDDに録画できる機種だと予想されています。
オーサリングできるソフトが少ない
現状4K Ultra HDブルーレイをオーサリングできるソフトは限られています。かろうじて例を挙げるとすれば、AnyMP4 ブルーレイリッピングやDVDFab UHDコピー、Leawo UHD 変換などです。これらのソフトは4K Ultra HDブルーレイだけでなく、従来のブルーレイにも対応しています。有料ソフトになりますが、その分シンプルな画面になっているため、比較的誰でも使いやすいです。
まとめ
4K Ultra HDブルーレイなら今までの映像とは違ったリアルな映像を楽しめます。映画やドラマで自分もそこにいるかのような体験をしたいのであれば、新しく4K Ultra HDブルーレイ対応機材を購入してみるのがおすすめです。
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