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フォルダの足あと
Windows標準のファイル選択ダイアログにフォルダ履歴機能を追加するタスクトレイ常駐型ソフト。ファイル選択ダイアログを呼び出したアプリケーションごとにフォルダ履歴を自動で記憶するため、不要な履歴が表示されずに、アプリケーションに適したフォルダをすばやく選択できる。各種アプリケーションでファイル選択ダイアログを呼び出すと、ダイアログ直下へぴったりくっつくように、本ソフトの画面が追加で表示される。この画面には、ファイル選択ダイアログで過去に表示したフォルダの履歴が一覧表示される仕組みで、一覧からフォルダを選択すると、ファイル選択ダイアログの表示フォルダを瞬時に移動することが可能。なお、一部のアプリケーションでは本ソフトと連携できない場合があるため注意。動作には、.NET Framework 2.0が必要。
QTTabBar
エクスプローラーのツールバーにタブ切り替え機能を追加し、1つのウィンドウで複数のフォルダーを開けるようにするソフト。インストール後、エクスプローラーの[表示]リボンから[オプション]の文字部分(上部のアイコンからではなく)をクリックし、[QT タブ バー]を選択したのちWindowsを再起動もしくはWindowsにサインインし直すと、ツールバー上にタブが追加され、開いたフォルダーがタブに追加されるようになる。
タブは、マウスクリックで切り替えられるほか、ショートカットキーによる切り替えも可能。また、タイトルバー上の[×]ボタンクリックやタブ上でのホイールクリックでタブを1つずつ閉じられる。そのほかタブの右クリックメニューからアクティブなタブの左側または右側にあるタブをすべて閉じることや、アクティブなタブ以外をすべて閉じることも可能。また、複数のフォルダーを“グループ”として登録し、一括で新規タブへ開く機能などを備える。なお、動作には.NET Framework 4が必要。
Folders Popup
マウスの中ボタンクリックであらかじめ登録済みのフォルダや、特殊なフォルダ(デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、マイコンピュータ、マイネットワーク、コントロールパネル、ごみ箱)を開くためのメニューを表示するツール。
デスクトップ、「エクスプローラ」、ファイルの選択ダイアログなど、Windowsのグラフィカルシェルでならばどこでも利用できる。ファイルを選択するときなどに利用するダイアログ(コモンダイアログ)で利用した場合に便利だろう。いつもファイルを保存するのに利用しているフォルダをあらかじめ登録しておけば、すばやくそのパスへアクセスしてファイルを選択できる。
本ソフトはキーボードでの利用でも考慮されている。たとえば、フォルダメニューへは[Windows]+[Shift]+[K]キーでアクセス可能。このキーコンビネーションは設定画面にある[Option]ボタンを押すと現れるダイアログでカスタマイズすることもできる。さらに、このダイアログに用意されている“Display Numeric Menu Shortcuts”オプションを有効化しておけば、フォルダメニューに上から番号が振られ、数字キーでフォルダを選択できるようになる。
そのほかにも「コマンドプロンプト」をサポートしており、「コマンドプロンプト」でフォルダメニューを呼び出してフォルダを選択すると、“CD”コマンドが自動実行され、カレントフォルダを指定したフォルダへ切り替えることが可能。
Ribbon Disabler for Windows 10 and Windows 8
「エクスプローラー」のリボンを無効化するソフト。Windows 8以降のOSでは、標準アプリの多くに“リボン”ユーザーインターフェイスが導入されている。このユーザーインターフェイスは、豊富なコマンドを限られたスペースにできるだけ多く、しかもコンパクトかつ探しやすく提供するために考案されたものだが、どうしてもこの“リボン”になじめないという人もいるかもしれない。そんな人のために開発されたのが「Ribbon Disabler」だ。
「Ribbon Disabler」を利用すると、Windows 8/10の「エクスプローラー」のリボンを無効化してWindows 7風の使い勝手を取り戻すことが可能。[Disable Ribbon Explorer]ボタンを押してWindowsにサインインし直すだけで、「エクスプローラー」をリボンを取り除くことができる。
なお、リボンを再び有効化したい場合は、再び本ソフトを起動して[Enable Ribbon Explorer]ボタンを押し、Windowsにサインアウト・サインインを行えばよい。
ExpIncr
ローマ字入力で日本語をインクリメンタルサーチできる“Migemo”による検索を、フォルダ上で利用できるソフト。起動するとタスクトレイに常駐し、フォルダにフォーカスを当ててローマ字をタイプするだけで、名前に該当する漢字や仮名を含むファイル・フォルダへジャンプできる。この際、入力された文字列は表示されず、該当するファイルなどが複数ある場合は[Alt]+[N]キーで次の候補へ移動可能。
さらに、[Alt]+[S]キーを押すとヒットしたファイルをすべて選択できるほか、[Alt]+[I]キーで検索ダイアログを表示可能。ただし、検索ダイアログを使用した場合は“Migemo”を使った検索は行えないため、IMEなどで日本語を入力して検索を行う必要がある。日本語名のファイル・フォルダへの移動やファイル・フォルダ名の途中にある文字列などを検索して移動したいときなどに便利だ。
Hifito
エクスプローラの隠しファイルおよび拡張子の表示・非表示をホットキーで切り替え可能にするタスクトレイ常駐型のソフト。Windowsではファイル名を読みやすくするため、標準では拡張子が表示されないように設定されているが、本ソフトを使用すれば拡張子の表示手順を簡略化できる。タスクトレイアイコンの右クリックメニューから拡張子の表示・非表示を切り替えられるほか、ホットキーで簡単に切り替えることも可能。ホットキーのカスタマイズにも対応しているほか、本ソフトは隠しファイルの表示をON/OFFする機能も搭載。通常は非表示にしておいて、必要な場合だけ隠しフォルダを表示させたい場合などに便利だ。なお、本ソフトの配布ファイルは圧縮されておらず、実行ファイルそのものとなっている。
SageThumbs
エクスプローラでプレビュー可能な画像フォーマットを増せるソフト。画像ビューワー「XnView」で用いられている画像処理ライブラリ“GFL”が内部で利用されており、160種類以上の画像フォーマットをサポートする。また、「XnView」のプラグインを利用すればさらに20種類以上のフォーマットを追加表示できるようになる。ほかにも、画像ファイルのアイコン表示をサムネイル表示へ置き換える機能や、プレビュー画像へ拡張子アイコンをオーバーレイ表示するといった機能を備える。また、プレビュー画像のツールチップも拡張でき、エクスプローラが標準対応していないフォーマットであっても、標準でサポートされるBMP/JPEG/PNG形式などと同じように、画像の詳細情報を表示可能。
HashTab
ファイルのプロパティ画面からハッシュ値を確認することができるソフト。ハッシュ値とは一方向関数により割り出されたファイル固有の識別番号のこと。同じハッシュ値をもつファイルを偽造することは困難であるため、ファイルの真偽を識別する際に用いられる。本ソフトをインストールすると、ファイル上で右クリックして[プロパティ]を選択したときなどに表示されるプロパティシートに[ハッシュ値]タブが追加される。このタブから一般的な“MD5”や“CRC32”のほか、アメリカ政府で標準のハッシュ値として採用されている160bitの“SHA1”などを確認可能。ファイルを配布する際にハッシュ値を併記するWebサイトも多いので、ダウンロードしたファイルが破損していないかチェックをしたいときなどに利用しよう。