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DVDのコピーをしたいのにできず、調べてみると「CPRM」なんていう単語が出てきて戸惑っていませんか?確かにDVDのコピーをしたいだけなのに、難しい単語が出てくると混乱してしまいますよね。
結論からいえばCPRMは著作権保護のために設置された機能です。そのため、今後DVDをコピーしたいと思っているのであればCPRMについて少しでも詳しくなっておいた方が無駄なものを購入したり余分な手間が減ったりと役立ちます。
そこで本記事ではCPRMについて詳しくまとめました。もしあなたがDVDをコピーできなくて困っているなら本記事を読んでCPRMについて知っておきましょう!本記事を読めば、なぜコピーできなかったのかが分ります。
CPRMとは?対応ディスクの見分け方も
まずは「そもそもCPRMとは何なのか?」「CPRMはどんな役割があるのか?」という部分から少しずつ知っていきましょう!手元にDVDがある場合は種類などを確認しながら読んでみてくださいね。
CPRMとは?
CPRMとは海賊版作成を防止するために録画機器に設けられた機能のことです。1回のみ録画可能な映像を他の記録媒体にコピーできないよう保護しています。そのため、基本的には1回しか録画できないほか、CPRM対応ディスク出ないと録画できません。CPRMに対応したDVDディスクはいくつかあります。
録画用DVD-RAM | 専用のカートリッジに入った記録媒体。録画機器の規格に録画用DVD-RAMが対応していないと使えない。 |
録画用DVD-RW | 書き込み可能なDVDでDVD-RAMの簡易版。再書き込み可能でDVDのように使える。 |
CPRM対応DVD-R | DVD録画で最も使われるもの。1度しか録画できないが安価。 |
CPRMの目的
そもそもDVDのメリットは複数の作品を録画できることにありますが、何度も録画して第三者に渡されてしまうと、レンタルショップや制作者サイドが著作権料を貰えなくなり不利益を被ってしまいます。
それを防止するために、設置されたのがCPRMです。CPRMには録画回数が設けられているうえ、CPRM対応DVDでしか録画できないほかCPRM非対応の昔のDVDには映すことができないので、大量のDVDをコピーして違法取引されないよう防げます。
CPRMがかかっているとどうなるの?
実はCPRMの技術には「コピーワンス」「ダビング10」という2つの技術があります。
「コピーワンス」は1回のみ録画できる制御機能で、複製することができません。もしかしたらパソコンに保存したものをDVDに移せたという人もいるかもしれませんが、その場合は「ムーブ」という扱いになっています。つまり、パソコンから移動させただけで、複製はされていないわけです。「コピーワンス」制限があるものは常に1つの場所にしか存在できません。複製するためには「コピーワンス」制限を解除する必要があります。
続いて「ダビング10」ですが、こちらもコピー制限であり、基本的には全ての番組に適用されるもの。CMも含めて放送が暗号化されているため、暗号を解除するために「B-CASカード」が必要です。テレビを購入したときにカードを差し込んだ覚えはありませんか?
(Wikipediaより)
現在のテレビには購入したときに必ず1枚「B-CASカード」が付属しています。「B-CASカード」がなければ基本的に録画はできませんし、そもそも全ての番組を視聴できません。そのため、基本的には「B-CASカード」を差し込んだままテレビを視聴することになります。
CPRM対応ディスクの見分け方
DVDディスクには「データ用」と「録画用」の2種類があります。結論から申し上げますと「録画用=CPRM対応」で「データ用=CPRM非対応」です。
録画用の方が若干高いのは、著作権者に補償金を支払う「私的録画補償金」の協力費が上乗せされているため。データ用の方が安いからと思って購入してしまうと、余分なお金を払うことになって損なので注意しましょう。
ちなみにデータ用はパソコンのデータを保存するときに使うもの。そのため、自分で録画した動画などCPRM制限のないものはデータ用でOKでしょう。
CPRM解除できるおすすめソフト3選
CPRM解除しなければいけないのは分かっても、解除するためのソフトがなければ意味がありません。しかし、CPRM解除できるソフトはいくつもあるため、どれにすればいいのか分からない方が多いと思います。そんな方のためにおすすめのソフトを3つピックアップしたので紹介していきますね。
DVDFab Passkey for DVD
DVDFab Passkey for DVD(https://dvdfab.org/passkey-for-dvd.htm)はDVDのコピーガードを取り除いてリッピングできるソフトです。正確にいえばリッピングソフトとは少し使い方が異なりますが、リッピングやコピーソフトと同じような使い方ができます。そのためリージョンの問題も自動で解決可能。
例えば地域で違うリージョンコードだと再生できませんが、DVDFab Passkey for DVDを使うだけで再生できるようになります。ただ、使用できるOSはWindowsのみで、Mac用はリリースされていないため注意してください。
DVDFab DVDコピー
DVDFab DVDコピー(https://dvdfab.org/dvd-copy.htm)は市販からレンタルまでコピーガードを解除して複製できるソフトです。強力なコピーガードを有しており、大抵のコピーガードを解除できます。そのうえ最新のコピーガードが出ても柔軟に対応してくれるので、現在解除できないガードがあっても、後々解除できるようになるのが魅力です。
ただ、日本で売っているパッケージ版はコピーガード解除機能がありません。そのため、コピーガードを解除するならネットでダウンロード版を購入しましょう。
WonderFox DVD Ripper Pro
WonderFox DVD Ripper Pro(https://www.videoconverterfactory.com/jp/dvd-ripper/)はコピーガードを取り除いてリッピングできるソフトです。多様なファイル形式に対応しているほか、変換速度も素早く、例えば映画1本分なら5分~20分(ファイル形式で変わる)で完了してしまいます。
ソフトによっては1日かかってしまうものもあるので、30分未満で終わるのは凄まじい速さですね。セールで購入すれば無期限版4,380円というコスパの良さも魅力。ただし、Mac版はないためWindowsでしか利用できません。
まとめ
CPRMはDVDをコピーしたりリッピングしたりするときに知っておいかなければならない単語です。知らずにコピーしようとすると、DVDの種類が違うためにコピーできなかったりコピーしたと思ったら移動させただけだったりします。そんな時間とお金の無駄遣いをしないためにも、本記事を確認しながら正しい知識を身につけておきましょう!
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