目次>
ファイナライズ(Finalize)は、HDD/DVDレコーダーで録画やダビングしたDVDディスクを作成した機器以外の機器でも再生可能(読み取り専用メディア)にする処理のことを指します。だから、ファイナライズ(Finalize)は今流行っているDVDプレーヤーでの再生互換性を高めるために必要な処理となります。DVD書き込み(DVDダビング)を行うとき、「NEED TO FINALIZE FOR DVD PLAYER PLAYBACK」といった文字を見たことがあるかもしれません。それがどんなものなのか、必要性はあるのか、Windows10でどのようにDVDファイナライズを行うのか、正しく理解している方は多くないでしょう。
そこで今回はそんなファイナライズ(Finalize)について、正しい意味や処理する必要性、Windows10でDVDファイナライズを行う方法などをご紹介します。
ファイナライズ(Finalize)の意味は?その必要性をご紹介
「ファイナライズを行うと、ダビングしたDVDがスムーズに再生できる」と聞いたことはないでしょうか。確かに、ファイナライズしていないDVDは追加で録画できる状態になっていて、データの情報が確定していなくて、今流行っているDVDプレーヤーではそれら未確定のデータ情報を読み取れなくて、データの再生も不可能となります。
以下では、ファイナライズの意味、及びDVDファイナライズを行う必要性について紹介していきます。ぜひ参考にお読みください。
ファイナライズ(Finalize)とは?
ファイナライズは、英語ではFinalizeと呼ばれ、本機で書き込んだDVD(追記可能なDVD)を本機以外の機器で再生できるようにデータ配列を変える処理のことです。現在、DVD/HDDレコーダーも多種多様で、ダビング処理とファイナライズ処理も別々で行っています。だから、手元のメディアファイルをDVDに書き込んで、ファイナライズ処理をしないと、家庭用のDVDプレーヤーまたはVLCメディアプレーヤーやRealPlayerで再生することはできません。もっと詳しく言えば、ダビングした機器以外でもスムーズに再生するには、ファイナライズ処理をしなければなりません。
ファイナライズ(Finalize)を行う必要性
「ファイナライズ処理はなぜ重要なのか?」「ファイナライズが必要なDVDとは?」「ファイナライズ処理を行わないDVDで起こる問題とは?」を解説します。
実は、ファイナライズ処理が必要かどうかは、DVDを再生する機器や利用しているDVDの種類などによって違います。詳細は下記の通りです。
【ファイナライズ処理が必要となる場合】
①、DVD-R(ビデオモード/VRモード)
②、DVD+R
③、DVD-RW(ビデオモード/VRモード)
④、DVD+RW
【ファイナライズ処理が必要とならない場合】
①、BD-R
②、BD-RE
DVD-R/DVD+RとDVD-RW/DVD+RWがファイナライズ処理を行う必要がありますが、ファイナライズ処理方法は違います。
DVD-R/DVD+RはDVDダビングを行う際、「ファイナライズする」を選択すれば、ファイナライズ処理を行います。一度だけ記録を行うため、ファイナライズした後、追加記録をすることはできません。
一方、DVD-RW/DVD+RWはDVDダビングを行う際、自動的にファイナライズ処理を行うことが可能です。しかも、ファイナライズした後、解除すれば何度でも追加記録をすることはできます。
また、DVDディスクの規格とは違い、Blu-rayディスクの場合は、ユーザーがファイナライズをする必要はありません。
Windows10でDVDファイナライズを行う方法
ファイナライズ処理方法は四つがあります。それはつまり、DVD/HDDレコーダー、DVD書き込みフリーソフト(DVDFab DVDコピー、DVD Memory、BurnAware Free等)、Windows10のディスクの書き込み機能、ダビングサービス(VHS・8mm・ベータ・miniDV等)、という四つ方法です。
ここではWindows10のディスクの書き込み機能を活用して、DVDファイナライズを行う方法についてご紹介します。
ご注意:Windows10でDVDへの書き込み方式には二つがあります。一つは「ライブファイルシステム形式」、もう一つは「マスタ形式」です。この二つの形式で書き込まれたDVDディスクに、もう一方の形式でデータを追記することはできません。
では、Windows10でDVDファイナライズを行う操作手順を見ていきましょう。
ライブファイルシステム形式でデータを書き込む
Step1:まずは、空のDVDメディアをドライブに挿入します。
Step2:メディアが認識されたら、タスクバーでは「選択して、空のDVDに対して行う操作を選択してください。」という通知が表示され、この通知をクリックします。
Step3:「DVD RWドライブ(D:)空のCDに対して行う操作を選んでください。」画面が表示され、「ファイルをディスクに書き込む」を選択してください。
Step4:「このディスクをどの方法で試用しますか?」画面が表示されます。「ディスクのタイトル」を入力して、「USBフラッシュドライブと同じように使用する」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリックします。
Step5:「警告:フォーマットするとこのディスクのすべてのデータが消去されます…」といった画面が出てきて、「OK」をクリックして、「フォーマット中ー(0バイト)」の画面が表示され、ちょっと時間がかかり、少々お待ちください。
Step6:フォーマットが完了したら、デスクトップ画面に戻って、再度お使いのパソコンから「DVD RWドライブ」をダブルクリックして、書き込みたいファイルをドラッグしてください。
マスターディスク形式でデータを書き込む
Step1:空のDVDメディアをドライブに挿入します。
Step2:メディアが認識されたら、「選択して、このディスクに対して行う操作を選択してください。」という通知が表示され、この通知をクリックします。
Step3:「DVD RWドライブ(D:)空のCDに対して行う操作を選んでください。」画面が表示され、「ファイルをディスクに書き込む」を選択してください。
Step4:「このディスクをどの方法で使用しますか?」画面が表示されます。「ディスクのタイトル」を入力して、「CD/DVDプレーヤーで使用する」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリックします。
Step5:デスクトップ画面に戻って、再度お使いのパソコンから「DVD RWドライブ」をダブルクリックして、書き込みたいファイルをドラッグしてください。
Step6:書き込むデータが表示されて、メニューでは「管理」を選択して、「書き込みを完了する」をクリックします。
Step7:「このディスクを準備します」画面が表示され、「ディスクのタイトル(D)」を入力して、「書き込み速度(R)」を選択して、「次へ」ボタンをクリックしてください。
Step8:「ディスクへの書き込み。お待ちください。データをディスクに書き込んでいます。」画面が表示され、完了するまでお待ちください。
Step9:「ファイルはディスクへ正しく書き込まれました」画面が表示されて、作業が完了です。右下部の「完了」ボタンをクリックすればOKです。
まとめ
今回はファイナライズの意味、処理する必要性、Windows10でDVDファイナライズを行う方法をご紹介しました。ファイナライズ処理をしているDVDは、それを書き込んだパソコンやレコーダー以外の機器では再生をすることができます。ぜひチェックしてみてください。
- AnyDVDが使えなくなった?Any DVD HDのダウンロード方法・設定方法・使い方!エラーのときの対処法も解説
- DVDFabを購入するのが危険?DVDFabの安全性や評判を解説!
- ブルーレイレコーダーの動画をHDDにデータ移行できるの?地デジを録画した動画を他のデバイスで見る方法まとめ
- 【DVDFab 11 Crack 日本語版】DVDFabクラック版の使用は絶対に駄目!メリットを上回るデメリットや危険性を解説
- DVDFab12の使い方!コピー・リッピング・変換・作成すべての機能を写真付きで詳しく解説
- DVDFab11期限切れた後、DVDFab11をアップデートする方法は?失敗したときや更新できないときの対処法