DVDをISO化したい！フリーソフトはある？インストール不要な方法は？

卒業式や結婚式などのイベント映像をおさめたDVD。データ化してみんなで共有できたら便利ですよね？そんなときに知っておきたいのが「ISO」。ISO形式ならDVDドライブなどがなくてもパソコンで簡単に再生ができますし、空のDVDに焼くときも劣化せず書き込みができます。

本記事ではDVDをISO化する方法をまとめました。ISOとは？といった基礎知識から録画映像のコピーガードを解除する方法まで総合的に解説していきますので、フリーソフトを含めたおすすめソフトが知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

ISOとは？

ISOとはデータを圧縮せず先頭から末尾までそのまま1つにまとめたイメージファイルのこと。個々のファイル内容だけでなくディレクトリ構造や管理データなどがそのまま記録されているため、コピーした場合でもDVDメニュー機能などがそのまま使えます。

ISOと聞くと、DVDやCD、ブルーレイの書き込みによく使用されているというイメージを持つ方も多いでしょう。DVDをISOに変換すれば、DVDドライブなどがなくてもパソコンで再生ができますし、DVDデータをバックアップしやすくなります。ISOはDVDのデータを劣化なく取り込みたい方に最適なファイル形式だと言えるでしょう。

一般的にDVDイメージ化したり、ISOをDVDに書き込むにはライティングソフトのインストールが必要。Windows 10の場合は標準でライティングソフトが搭載されているため、ISOファイルさえあれば簡単に書き込みができます。

DVDのコピーガードを外してISO化する

DVDの中にはコピーガードがかかっているものがあり、ライティングソフトを用意してもイメージ化ができません。その場合はまずコピーガードを解除して、それからISO化する必要があります。

DVDのコピーガードを外してISO化するメリット・デメリット

DVDのコピーガードを解除できれば、録画DVDなどもISO化させることができます。コピーガードがある場合はまずはガードを解除し、それからイメージ化を行ってください。コピーガードの解除とISO化を別々のソフトで行うこともできますが、DVDFab Passkey for DVDなら解除とイメージ化を1つのソフトで行えます。

DVDのコピーガードを外してISO化できるソフト : DVDFab Passkey for DVD

DVDFab Passkey for DVDはコピーガードやリージョンコードを解除できるソフト。価格は3,421円（1ヶ月）で、ソフトとDVDを起動させるだけでコピーガードを解除できます。ImgBurn（読み取りモード）やDVDFab DVDコピーとも連携していますので、1つのソフトでさまざまな操作が可能です。

使い方の手順は下記の通りです。

1. ソフトを起動してコピーガードを解除したいDVDを検出させる
2. コピーガードが解除される
3. 「ハードディスクにリッピング」または「イメージにリッピング」を選択
4.出力ターゲットを指定して、「リッピング」ボタンを押す

ISO化する際は「プロテクトを除去しない」のチェックマークを外すようにしましょう。

DVDを無料ライティングソフトを使ってISO化する

DVD ISO変換はフリーライティングソフトでも行えます。誰でも簡単にインストールでき、永年無料で使えるフリーソフトは「ちょっと使いたい方」や「DVD ISO作成とはどんなものか試してみたい」という方に最適です。

無料DVDライティングソフトのメリット・デメリット

無料DVDライティングソフトのメリットは何と言っても費用がかからない点です。一般的にライティングソフトは数千円〜2万円ほどの費用がかかりますので、費用をかけたくない方には大きな魅力だと言えるでしょう。

一方デメリットとしては機能が限定的であったり、セキュリティに不安があったりする点が挙げられます。有料ソフトの場合はDVDをコピーしてISO化して取り込むだけでなく、さらにMP4に変換できたり、そのまま編集したりできるものも。有料ソフトの場合はサポートセンターも完備されており、トラブルに対処することもできます。

DVDをISO化できる無料ライティングソフト : ImgBurn（イメージバーン）

ImgBurn（イメージバーン ）は海外製のフリーライティングソフトで、DVDのISO化やISOのDVDへの書き込みなどの機能があります。ISOに変換しDVDに焼ける無料ソフトは多くありませんので、覚えておく価値アリです。

DVDのISO化→DVDへの書き出しは下記の手順で行います。

1. 読み込みたいDVDをセット
2. 取り込み先・出力先フォルダを選択し読み込みボタンをクリック
3.Write image file to discをクリック
4. 空のDVDをセットして書き込みボタンをクリック

DVDを有料ライティングソフトを使ってISO化する

有料ライティングソフトの相場は数千円〜2万円ほど。月額料金を支払うサブスクリプション制のソフトもあれば、買い切りで永年使えるソフトもあります。有料ライティングソフトのほとんどは海外製のため、支払方法は一般的にクレジットカードかPayPalです。

有料DVDライティングソフトのメリット・デメリット

有料ライティングソフトは動作が軽く機能も充実しています。返金保証が付いていたり、サポートセンターが設置されていたりと、安心して利用できる環境が整っている点もメリット。月額制を設けているソフトは、気に入らなければ1ヶ月で解約する…という気軽な利用もできます。

しかし、機能が充実しているあまり少しごちゃごちゃした印象になりがちなのは有料ライティングソフトのデメリット。また、中には有料であるにもかかわらず正常に動作しないソフトもあるため、購入前にきちんと口コミなどを調べておくことが大切です。

DVDをISO化できる有料ライティングソフト : 4Videosoft DVD クローン

4Videosoft DVD クローンはDVDをISO化したり、そのままDVDに焼いたりできるライティングソフトです。料金は3,580円でWindows / macOSの両者に対応。有料ソフトですがお試し版もあり、無料ユーザーは3回まで機能を使えます。

DVDのISO化→DVDへの書き出しは下記の手順で行います。なお、こちらのソフトはDVDのイメージ化を行うもので、空のDVDへの書き出し機能はありません。

1. ソフトを起動してDVDを読み込ませる
2. コピーモードを選択して「開始」をクリック

まとめ

DVDをISO化できれば、空のDVDに焼き増ししたり、劣化を心配せずに長時間映像を保存できたりと、メリットがたくさんあります。DVDのイメージ化は無料ライティングソフトでも行えますが、コピーガードを外したい、もしくは動作の安定したソフトを選びたいという方は必要経費だと割り切って有料ソフトを選びましょう。ぜひ本記事を参考に、大切なDVD映像をISO化して複数のデバイスで共有し楽しんでみてください。