ファイル名ババババーっと書き換えツール
大量のファイルを効率よくリネームするために開発されたツール。使い方は簡単で、まずリネームしたいファイルをウィンドウへドラッグ&ドロップする。するとファイル名がパスと名前、拡張子の3つに分解された状態でグリッドビューに登録される。
グリッドビューではファイルの名前だけが編集可能な状態になっており、編集を確定すると次のファイルの名前にフォーカスが移る仕組みになっている。さながら「Excel」でセルにデータを入力していく要領で、“ババババーっと”ファイルの名前を書き換えていくことが可能だ。
書き換えたファイル名はウィンドウ右下の[リネーム開始!]ボタンを押すまで実際には反映されない。タイプミスがあったり、途中で気が変わって他の名前にしたくなっても、このボタンを押す前であればいくらでも修正が行える。さらに、本ソフトはおまけとして簡単な置換機能を搭載。接頭辞・接尾辞を追加する機能も備わっているので、工夫次第ではかなり高度なリネームも行えるだろう。
お~瑠璃ね~む
さまざまな方法でファイル名を変更できるリネームソフト。ファイル名に連番をつけたり、全角文字を半角文字に変換可能なほか、任意のテキストエディターを使ってファイル名を一括編集できるなど、さまざまな方法でリストに登録したファイル名を一括リネームできる。操作は簡単で、ファイル名を変更したいファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップして登録し、変更方法を選択してから[実行]ボタンを押すだけ。変更方法を選択して[変更確認]ボタンを押すと、リスト画面の左に変更結果に問題があるかどうかを示すアイコン、リスト画面の中央に変更後のファイル名が表示され、リネーム前に変更後のファイル名を確認することもできる。アンドゥ機能も搭載しており、誤ってファイル名を変更した場合でも元のファイル名に戻せるので安心だ。変換方法によって細かい設定も可能で、たとえば全角文字から半角文字へ変換するとき、変換対象の文字列をカタカナ、英字、数字に限定することもできる。
練馬
マクロや置換、フィルター、正規表現などを利用して複数ファイルを一括リネームできるソフト。リネームには、これらの処理を複数組み合わせることができ、指定した各種処理を段階的に行う仕組み。また、段階的な処理中は本ソフト内で仮想的にリネームし、最終的なリネーム処理を実行するまで実際のファイル名は変換しないため、複雑なリネーム設定でも安心して試すことが可能。また、指定した複数の処理内容を任意の名前で登録しておけば、次回以降に再利用することもできる。さらに、ファイル名のリネームだけでなく、タイムスタンプやファイル属性の変更も可能。そのほか、作者ページで公開されているプラグインを利用すれば、MP3ファイルのタグ情報や画像ファイルのExif情報、テキストファイル内の指定行を取得してファイル名にセットすることができる。
お忍びリネーム
エクスプローラ上でファイル名を変更する際に、拡張子を除いたファイル名の部分だけを選択できるようにする常駐ソフト。[F2]キーを押した際やファイルの右クリックメニューから[名前の変更]を選んだ際に、拡張子を除くファイル名の部分だけが選択され、この状態でさらに[F2]キーを押すと次はファイル名とピリオドを除いた拡張子部分だけが選択される。再度[F2]キーを押せば今度はファイル名とピリオドを含むすべての文字列が選択される。以降は[F2]キーを押すたびに、この3つの選択状態が切り替わる仕組み。そのほか、ファイル名変更時の詳細な動作を設定できるオプションや、ファイルの右クリックメニューを拡張する機能も搭載されている。
Rename Helper
[F2]キーでファイル名の選択範囲を切り替えられるようにするリネーム支援ソフト。64bit環境にも対応している。基本的な動作としては、エクスプローラ上でファイルを選択して[F2]キーを押すと拡張子を除いたファイル名が選択され、さらに[F2]キーを押すと拡張子のみが選択される。再び[F2]キーを押すとファイル名全体を選択可能。
さらに、リネーム中に[Home][End]キーを押した際のキャレットの動作を細かく設定することができる。たとえば、文字列を範囲選択していない状態ではキャレットを拡張子のピリオドの前後へ移動できるほか、範囲選択した状態では選択範囲の先頭・末尾へ移動させられる。
加えて、[Ctrl]+カーソルキーの左右を押した際は、異なる文字種の境界へキャレットを移動する機能や、[Insert]キーで日付を挿入する機能を備える。また、[Ctrl]+[Insert]キーを押して、ファイルを同じフォルダへコピーした際に付加される“ - コピー”といった文字列を削除したり、ファイル名の日付部分を現在のものに更新することも可能。
bkrename
エクスプローラ風画面に表示されたファイル名のリストを、テキスト文書として編集するリネームソフト。画面は3ペイン構成で、左ペインにはフォルダツリー、中央および右ペインには選択フォルダ内のファイルが一覧表示される。中央ペインと右ペインには、まったく同じファイル一覧が表示されるが、右ペイン部は、文字列の置換・変換機能を搭載したテキストエディターとなっており、各ファイルの名前をテキスト文書として編集できる。右ペイン上でファイル名を編集しても、中央ペインのファイル一覧は保持されるため、編集前と編集後の状態を見比べながらファイル名をリネームできる仕組みだ。また編集を支援する機能として、先頭・末尾の文字の削除や連番などの機能を備えている。そのほか、フォルダ名の編集にも対応する。
Flexible Renamer
多数のプリセットや正規表現を使ってファイルやフォルダの名前を一括で置換したり、選択した複数ファイルの属性や日付を一括で変換できるソフト。ファイルやフォルダの名前を置換する条件として用意されているプリセットは、大文字・小文字、全角・半角を相互置換するといった基本的なものから、名前の先頭や末尾を連番にしたり、先頭や末尾から任意の文字数を削除するといったものまで、全部で30種類近くもある。名前を置換する際は、置換前と置換後のファイル名が並んで表示され、確認後に置換を実行できるので、条件を誤って予期しない置換することもない。万が一間違った場合でも、元の状態に戻すための機能も用意されている。名前の置換のほか、選択した複数ファイルの属性や日付を一括で変換したり、任意のフォルダに指定サイズの空ファイルやフォルダを連番で生成する機能もある。
LiName
複数ファイルのリネームを愛用のテキストエディターなどで行えるソフト。TXT形式に関連付けられた任意のアプリケーションでファイル名の書き換えができるため、たとえば文字列置換での正規表現なども、テキストエディター側で対応していれば自由に行えるのが特長。対象とするファイルの指定はドラッグ&ドロップで行える。続いて[リネーム]ボタンを押せば、指定ファイルのフルパスが1行ずつ記述されたリストファイルをテキストエディターで開いた状態になる。あとはファイル名を自由に編集して保存すれば、保存を検知した本ソフトがリスト内容に沿って一括リネームする仕組み。このときパスに含まれるフォルダ名を書き換えればファイルの移動になり、移動先フォルダが存在しない場合は自動で新規作成する。また、ファイル移動後に元のフォルダが空になる場合は自動で削除してくれる。処理直後であればやり直しも可能だ。
DupFileEliminator
重複ファイルや類似画像を検索して移動・削除・リネームが行えるファイル整理ソフト。重複ファイルの検索は、ファイルサイズとバイナリーレベルの比較により1バイト単位で判別する。検索時のオプションとして、圧縮ファイル内を検索対象にしたり、特定の拡張子を除外できるフィルターなどの設定が可能。類似画像の検索は、色の分布や色相、輝度により判別する仕組み。類似画像検索のオプションでは、サイズが同じもの、またはアスペクト比が同じものだけを比較対象にしたり、色合いや輝度といった数値を指定することが可能。
検索が完了したファイルは、別フォルダへの移動、削除、リネームを行うことができる。ファイルの移動では、任意のフォルダへ手動で移動できるほか、ファイル名やファイルサイズなどをもとに条件を指定し、条件に合致したファイルごと個別のフォルダへ自動で振り分けることも可能。ファイルリネームでは、ファイル名の先頭または末尾に連番や日付を付加することができる。そのほか、フォルダの監視機能も備えており、監視対象のフォルダ内に重複するファイルや類似画像が追加された場合に自動で振り分けたり削除することも可能。なお、動作には.NET Framework 4または4.5が必要。