基礎からMP4動画をDVDへ書き込む方法を徹底紹介

事前に知っておきたいこと

今はスマホ一台があれば、いつでもどこでも動画が撮れるような時代になっていますが、大量な動画が携帯に溜め込んでしまうと、かなりの容量を食うことになりかねないです。現在クラウドで容量を購入し、動画をアップロードする方法も考えられますが、MP4動画をDVDへ書き込んで、DVDプレイヤーで再生する方法もあります。というわけで、本日は、MP4動画をDVDへ書き込む方法をご紹介したいと思いますので、興味のある方はぜひ最後まで読んでおいてください。

DVDを焼くとは何か

まずMP4をDVDへ書き込むことを少し説明いたします。そもそも「MP4をDVDへ書き込む」というのはどういうことかを少し説明を加えますと、空のDVDにMP4動画や写真、MP3音楽などといったデータの資料を記録することを意味します。DVDにデータを残ることによって、仮にパソコンや携帯が壊れたとしても、データはちゃんと残られるから、シンプルにパソコンやDVDプレイヤーで再生して映像を楽しむことができます。「DVDを焼く」という言い方にする人もいます。ちなみに、先ほど「空のDVDにMP4動画を記録する」と言いましたが、正式では動画MP4データをDVDの形式へ変換することを指します。この変換作業は「オーサリング」と呼びます。

DVD形式とその使い分け

そんな便利なDVDなんですが、実は2種類に分けられることはみなさんご存じてしょうか。「DVD-Video」形式と、「データDVD」形式の２つに分かられます。前者の「DVD-Video」は家庭用DVDプレイヤーで再生する場合に使われます。後者の「データDVD」ですが、主にパソコンに向けた形式であり、パソコンで再生が可能で、編集もできます。ただし、「データDVD」は家庭用DVDプレイヤーでは再生できません。「データDVD」は主にバックアップあるいは、データを保存するために使われる形式です。

DVDの種類

DVDにはDVD-Rと、DVD-RWという2種類があります。一番大きな違いとしては、繰り返しの録画ができるかどうかということですが、それぞれの特徴によって、使い分けましょう。

まずはDVD-Rの特徴をご紹介します。

1)    繰り返しの録画不可
2)    一度だけ録画や記録を行うことが可能
3)    記録したデータの変更、および削除が不可
4)    リーズナブルな価格で入手可能

続いて、DVD-RWの特徴です。

1)    繰り返しの録画が可能
2)    約1,000回以上のデータの書き換え、書き込みが可能
3)    記録したデータの削除が可能
4)    DVD-Rよりやや高価

DVD-Rに関しては、安価で気軽に入手できますが、一度書き込んだデータの変更などができないことから、書き込みに失敗した場合のコストなどを考えると、DVD-RWの購入・使用をおすすめしております。

事前準備に必要なものは何か？

基本MP4をDVDに書き込むためには、まず以下のものを用意する必要があります。
•    MP4動画ファイル
•    パソコン
•    記録型DVDドライブ
•    録画用のDVD-RまたはDVD-RW
•    DVDオーサリングソフト

MP4をDVDに書き込むソフトを一気にご紹介

 
さて、いよいよ準備万端なところであり、ここからは具体的にMP4動画をDVDに書き込む方法、そしてDVD用のデータ形式への変換ができるソフトに関してご紹介をしたいと思います。

DVDFab DVD 作成でMP4動画をDVDに書き込む方法

初心者には一番オススメしているのは、DVDFabです。DVDFab DVD 作成はあらゆる動画からDVDディスク/ ISOファイル /フォルダを作成します。AVI、MKV、MP4、WMV、Xvid、MOV、FLV、MTS、TSなどの180以上の動画フォーマットをサポートして、個性的なメニューを作成するための多彩なメニューテンプレートを提供しています。また、直感的で分かりやすいインターフェースを備えているので、初心者でもビデオやムービークリップからDVDを簡単に作成できます。

まずは、以下のリンクからソフトをダウンロードしてください：

https://dvdfab.org/dvd-creator.htm

ダウンロードが終わりましたら、以下の手順を踏んで、利用をしてください。
1） DVDFabのアイコンをダブルクリックして、表示された画面でオプションバーから「作成」を選んで、左側における作成モードスイッチャーをクリックして、作成モードをDVD作成にしてください。メインインタフェースにおける「+」ボタンをクリックして、または動画ファイルをメインインタフェースにドラッグ・アンド・ドロップして、ソースをロードします。
2）ソースのロードが完了した後、レンチアイコンをクリックして、出力サイズ及び品質などの詳細設定を調整できます。またレンチアイコンの隣にある設定アイコンを利用すれば、お好みのメニュー設定ができます。
3）出力先を設定したら、「開始」ボタンを押すと、動画からDVDへの作成プロセスが始めます。ユーザーはタスクの進行状況がチェックできます。

FreemakeソフトでMP4動画をDVDに書き込む方法

 
おしゃれなDVDメニュー用のテンプレートと、日本語による手厚いテクニカルサポートがあるため、初心者でもわかりやすく使えやすいと思います。

まずは、以下のリンクからソフトをダウンロードしてください：

https://www.freemake.com/jp/download?id=FreemakeVideoConverter.exe

ダウンロードが終わりましたら、以下の手順を踏んで、利用をしてください。
1)    DVDに書き込みたいファイルを追加します
2)    DVDアイコンをクリックし、「DVD出力パラメータ」画面が出てきます
3)    「DVDスタイル」欄にディスクタイトルを入力し、DVDタイプを選択します（片面1.4GB・片面4.7GB・片面2層8.5GB）
4)    アスペクト比（画面の縦横比）は「16：9」または「4：3」を選択します。
5)    DVD記録方式を「NTSC」にします。
6)    メニューを作成したい場合は、メニュー編集機能を使う必要があります。「メニューなし」をクリックして、「DVDメニュー編集」画面が表示され、そこでメニュータイプ（テキスト、イメージ、カスタム背景）を選びます
7)    パソコンのDVDドライブに空のDVDを挿入し、書き込みボタンをクリックします。書き込みが終了まで待ちます。「書き込みが完了しました」ダイアログボックスが表示されたら、書き込むが完了しました。

DVDStylerソフトでMP4動画をDVDに書き込む方法

 
「DVDStyler」はMP4を「DVD-Video」形式に変換できるオーサリングソフトです。その特徴としては、無料かつ細部までこだわったメニュー付きのDVDの作成が可能です。ただし、細かい設定ができる反面、一定程度のDVDに関する知識が求められますので、初心者の方にも小難しく感じる可能性は否めないです。
以下にステップをご紹介いたします。
1)    以下のリンクからhttps://www.dvdstyler.org/ja/ダウンロード　をインストールします
2)    ソフトウェアを起動し、初期設定画面をクリックし、映像形式を「NTSC」に設定します。
3)    メニューを付ける場合は、メニューテンプレートをクリックします。（また、文字化けが起きる可能性もあります。その場合は、フォント設定を日本語対応フォントに修正する必要があります。具体的にはメニュー編集画面で文字化け箇所を右クリック→「プロパティ」→「フォント設定」→日本語対応フォントを選択という手順で対応してください。）
4)    「ファイル」をクリックし、書き込みたいmp4ファイルを追加します。
5)    画面上部の赤いディスクマークをクリックし、書き込み設定画面を開きます。
6)    「プレビュー」にチェックを入れて、「開始」をクリックし、動画を確認します。
7)    パソコンにDVDを挿入し「DVDに書込み」を選択して「開始」ボタンをクリックします。

Windowsを利用する方法（Windows7以降利用可能）

 
Windows自体で搭載している機能でもあり、ソフトウェアをインストールしなくても、MP4をDVDへ書き込むこともできます。非常に便利ではあるものの、独自のメニューの作成ができませんので、ご注意ください。
1)    空のディスクをドライブに挿入します。
2)    「このディスクをどの方法で使用しますか？」画面が表示されましたら、2番目の方法「DVDプレーヤーで使用する」を選択してください。1番の「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選択してしまうと、家庭用DVDプレイヤーでの再生ができなくなりますので、注意してください。
3)    書き込みたいファイルをドラッグします。
4)    管理メニュー→ドライブツール→「書き込みを完了する」をクリックします
5)    ディスクのタイトルを入力し、書き込み速度はデフォルトのままにし、「次へ」をクリックします。
6)    「お待ちください」という画面が表示されましたら、書き込みが開始されます。「ファイルはディスクへ正しく書き込まれました」画面が表示されましたら、「完了」ボタンをクリックします。

まとめ

いかがでしょうか。DVDは生活の中に離れつつあるものの、いざという時に大変便利なデータ保存ツールです。本日はDVDに関する基礎知識も含めて、MP4動画をDVDへ書き込む方法をご紹介しました。初心者から上級者まで適用するソフトも一緒に紹介させていただきました。ぜひご自身のレベルに合わせて、選択して、利用してみてください。