DVDドライブが認識しない時の対処方法は？ここで徹底紹介！

はじめに

今や常識になりつつあるリモートワークですが、昨今その浸透に伴い、在宅勤務でデータに触れる機会が増えています。DVDやブルーレイドライブなど光学ディスクのデータ読み込みの機会も少し増えてきました。しかし、パソコンがDVDドライブを認識しなくなった場合は、ありませんか。そうなってしまった場合は、どう対応したらよいでしょうか。いざというために、事前に対処する方法をしておくと良いということなので、今回は、パソコンがDVDなどといった光学ドライブを認識しない場合の対策方法をご紹介いたします。また、DVDといっても、USB接続の外付けドライブと、内蔵型DVDドライブという2種類がありますので、それぞれわけてみなさんにご紹介させていただきます。ぜひ最後までご覧ください。また、みなさんがお使いになるOSによって、多少違いがありますので、この記事ではWindows10を例として、説明をしたいと思っています。

内蔵型のDVDドライブが認識しない場合

DVDドライブは内蔵型と外付け型という2種類があります。昔なら、どのパソコンでも内蔵型DVDドライブだったのですが、現在利便性を追求して、そもそも光学ドライブを内蔵していないパソコンも増えていますね。余談になりますが、筆者が現在使用しているAPPLE社のパソコンなんかも、そのケースに当てはまります。少し不便ではありますが、ずっと外付けドライブを使用しています。

PCの再起動をする

DVDドライブに限らない話ですが、何かしらのトラブルがある場合は、パソコンを再起動すれば意外と自然に直る場合があります。

具体的なやり方としては、まずは、画面の左下にあるスタートメニューボタンをクリックします。それから、スタートメニューが表示されましたら、電源ボタンにマウスカーソルを合わせてください。そうすると、一覧が表示されますので、その中から、「再起動」をクリックしてください。以上で操作完了しました。少し待っていただいて、パソコンが再起動されたことを確認してください。

また、画面でアイコンをいちいち探すのを面倒だと思う方には、キーボードの操作でパソコンを再起動させる方法もありますので、お伝えします。まずは、「Windows のシャットダウン」が表示されるまで、【Alt】キーを押したままで、【F4】キーを何度か押します。それから、 「Windows のシャットダウン」が表示されたら、【↑】キーまたは【↓】キーを何度か押して、「再起動」を選択します。

光学ドライブが故障しているかを確認する

光学ドライブが突然認識しなくなった場合は、まずDVDドライブが故障しているかを確認します。では、DVDドライブが故障しているかどうかは、どのようにすれば確認できますでしょうか。それは、まずDVDドライブからパソコンを起動してみましょう。Windowsのインストールディスク自体が起動ディスクになっているDVDを入れた状態で、パソコンをDVDドライブから起動できるかどうかを確認しましょう。

仮に起動不可となった場合は、ハードウェアの問題だと認識して良いでしょう。そうなった場合は、DVDドライブを変えてみるか、ケーブルを変えてみるか、最悪の場合、マザーボードに問題がある可能性もありますでしょう。

ディスクは故障しているかを確認する

それも当たり前のことですが、ディスク自体に傷がついてしまったりすると、DVDドライブに認識されなくなります。そのために、ディスク自体がきちんと作動できるかどうかを確認する必要があります。その場合は、該当ディスクをその他のDVDドライブに入れてみることも検証方法の１つだとして考えられますし、その他の光学ディスクを同じDVDドライブに入れてみて、DVDドライブが作動するかどうかを確認することもできます。

ドライバーを再インストールする、あるいは更新する

細かい不具合の修正や、サービスの向上などの目的に、ソフトウェアがアップデートされることがあります。DVDが認識されない理由の１つとして考えられるのは、ソフトウェアの不具合です。そのため、少し手間が生じますが、まずはドライバーの更新をしましょう。

ここから具体的なステップを解説します。

まずは、「DVD/CD-ROMドライブ」にあるドライブ名を右クリックします。
それから、「ドライバーの更新」をクリックします。
さらに、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択してください。
最後に、画面の指示に従って操作しましょう。

すでに最新版の場合は、再インストールをしてみましょう。

具体的なステップは以下の通りです。

ステップ１：Windowsスタートメニューを右クリックします。その中から、「デバイスマネージャー」をクリックします。（スタートメニューに、アイコンが多く、デバイスマネージャーが見つからない場合は、「検索」という欄に「デバイスマネージャー」と入力して表示させることもできます）。

ステップ２：「DVD/CD-ROMドライブ」をダブルクリックし、対象の光学ドライブのデバイスをアンインストールしてください。

ステップ３：パソコンを再起動します。

上記３つのステップを踏むことによって、ドライバーが再インストールされます。

DVDドライブに関するレジストリ値を修正する

レジストリ値を修正する？！ってみたら、かなり高いIT知識が求められるのかと思われるかもしれませんが、ご心配は要りません。

以下のステップで正確に操作を行っていただければ、問題ありません。

まずは、「Windowsキー」と「Rキー」を同時押します。それから、「ファイル名を指定して実行」が表示されます。そこで、ファイル名の入力欄に「regedit」と入力をします。

次に、ナビゲーションウィンドウが開いたら「Computer」をクリックします。また、ツリーのようにたくさんのアイコンが表示されていくので、テンパることなく、以下の順番に落ち着いて、クリックしていきます。

「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「Class」→「4D36E965-E325-11CE-BFC1-08002BE10318」。そこで、「UpperFilters」や 「LowerFilters」を探してください。見つかった場合は、削除してください。

その後、もう一度Windowsを再起動してみましょう。エクスプローラにDVDが表示されるかどうかをチェックしましょう。ただ、ここで少し１つだけ気をつけていただたきたいのは、レジストリの修正を間違えてしまうとパソコンに不具合が発生しかねないので、気をつけてレジストリの修正を行いましょう。

おまけに、レジストリについて、少し解説をいたします。レジストリというのは、Windowsのシステムやソフトフェアの設定に関する情報が記録されるファイルのことを言います。例えば、我々がファイルの名前を変えたら、新規作成したら、何か動するソフトフェアもたくさんありますので、どこかの操作で、整合性が取れなくなってしまい、DVDが認識されなくなった可能性もなくはないですね！

外付けのDVDドライブが認識しない場合

以上は内蔵型DVDドライブが認識しないケースをご紹介しました。次に外付けDVDドライブが認識しない場合の対処法を解説いたします。どちらもDVDドライブであるので、まず確認していただきたいことは、内蔵型DVDドライブと同じです。ディスクの傷があるかどうかということです。そしてDVDドライブが光学ディスクに対応しているかどうかもとても大切です。それを確認しても、DVDドライブが外付けのDVDドライブが認識しない場合は以下の方法を試していただければかと思います。

ドライバーが正常にインストールされているか

外付けDVDドライブが認識できない場合は、まず考えられるのは、ドライバーが正常にインストールされないことです。正常にインストールされるかどうかを確認するためには、デバイスマネージャーを利用して確認してみてください。

デバイスマネージャーは、左下のスタートメニューを右クリックすれば、出てきます。そこで、もし❌のマークがついてしまったら、正常にインストールされていないことになりますので、DVDドライブを右クリックして、一旦外付けDVDドライバを削除しましょう。前述した内蔵型DVDドライバーと同じようなステップを踏んでいただき、再度セットアップを行ってください。

USBケーブルと接触不良になっていないか

これはよくある話ですが、そうなった場合は、USBケーブルをもう一度接続し直してみてください。また、仮にUSBポートがいくつかもある場合は、USBポートを変更して、装着してみてください。

USBポートからの給電は足りるか

もし手元にある場合は、給電用USBコネクターもパソコンに接続してみてください。

常駐ソフトが無効化になっているか

外付けドライブですので、場合によってはパソコンの常駐ソフトウェアのプログラムが影響してしまい、DVDドライブが正常に認識されない場合もあります。そのためには、常駐ソフトを一時無効化にしてみてください。あるいは、アンインストールなどにして、DVDドライブが認識されるかどうかを確認してみてください。

外付けのDVDドライブ以外には、接続しているものはないか

場合によって、周辺機器が影響し、DVDドライブが認識されない可能性もあります。その場合は、接続している周辺機器を一旦、取り外してみてください。

終わりに

以上の項目を一通り確認しても、DVDドライブを認識しない場合は、お近くの業者あるいは、サポートセンターに頼みましょう。