BurnAware FreeはCD/DVD/Blu-rayにイメージを書き込めるライティングソフトです。無料版からプロ版まで3つのバージョンが用意されており、現状に合わせた使い方ができます。そこで本記事ではBurnAware Freeの使い方からプレミアム版、プロ版との違いまで詳しくまとめました。本記事を読めば、BurnAware Freeの機能が分かり、他のソフトとの違いまではっきりします。
BurnAware Freeとは?無料・プレミアム・プロの違いも
BurnAware Freeは、CD/DVD/Blu-rayに対応したライティングソフトです。音楽CDやDVDの作成ができるほか、ISOイメージの編集にも対応しています。ディスクからイメージの抽出やイメージをディスクに書き込むことも可能です。さらに、リードエラーチェックツールや既存のディスクが正常に読み込めるのかチェックするツールまで用意されています。
無料版 |
プレミアム版 |
プロ版 |
|
---|---|---|---|
ISO作成と書き込み |
〇 |
〇 |
〇 |
DVDやBlu-rayをISOにコピーする |
〇 |
〇 |
〇 |
複数のディスクに書き込む |
× |
〇 |
〇 |
ISOからファイルを抽出する |
× |
〇 |
〇 |
ISOイメージを複数のドライブに同時に書き込む |
× |
× |
〇 |
組織または商業目的での使用 |
× |
× |
〇 |
無料版、プレミアム版、プロ版はそれぞれ違います。プロ版は全てのツールを利用できますが、無料版では大きく制限されています。ただし、単純にディスクへ書き込むだけなら無料版でも十分です。
BurnAware Freeの使い方
BurnAware Freeでは、以下の処理が可能です。
・ファイル / フォルダを光ディスクへ書き込む
・ISOイメージファイルを書き込む
・ISO イメージファイルを作成する
・.ima / .imgから起動ディスクを作成する
・CD-RW / DVD-RW / BD-RE のデータを消去する
ちなみに、BurnAware Freeでは書き込み可能な全てのディスクをサポートしていますが、使用できるディスクの種類は光ディスクに限られます。
BurnAware Freeを日本語化する
実は最新のBurnAware Freeだと日本語化に対応しています。しかし、古いBurnAware Freeは英語表記なので、日本語化作業を行わなくてはいけません。日本語化するには日本語工房のダウンロードページから「日本語化ファイル」をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍したら、「Cドライブ」→「Program Files (x86)」→「Burnaware Free」フォルダ(Windows 10)の順に開いていき、解凍したファイルに入っている「Japanese.lng」をコピーすれば完了です。
BurnAware FreeでISOイメージファイルを作成する
メイン画面にイメージ化したいファイル/フォルダをドラッグ&ドロップします。画面左上にあるテキスト入力フォームで作成するイメージのボリュームラベルを入力しましょう。準備できたら画面左上の「作成」ボタンをクリックします。
(BurnAware Free公式サイトより)
「名前を付けて保存」のダイアログが表示されるので、保存先を指定して「保存」すれば完了です。ちなみに、ドラッグ&ドロップをしたあと、ファイルシステムのバージョン指定など詳細な項目を指定できます。分からない方はそのままでもOKです。
BurnAware FreeでDVDを作成する
あらかじめ作成しておいた「VIDEO_TS」フォルダをメイン画面中央にドラッグ&ドロップします。このとき「AUDIO_TS」フォルダがある場合は一緒に投げ入れます。
(gigafreeより)
ない場合はメニューバー「編集」から「新しいフォルダ」を選択して作成しておきましょう。画面左上にあるテキスト入力フォームにディスクのボリュームラベルを入力して、「書き込み」ボタンを押せば完了です。
BurnAware FreeでISOファイルをディスクに書き込む
ディスクイメージのパス欄右側にある「参照」ボタンをクリックして、焼きたいイメージファイルを選択します。
(gigafreeより)
画面上部のプルダウンメニューをクリックしてから、焼きこむドライブを選択し、書き込みボタンを押せば完了です。
BurnAware Free「ユーティリティ」の使い方
ユーティリティでは「ディスクの消去」「ディスクの情報」「ディスクのエラーチェック」「データの復元」「複数書き込み」といった作業や情報を参照できます。ただし、データの復元と複数書き込みはプレミアム版だけの機能なので、無料版では使えません。
BurnAware FreeでDVDやBlu-rayに書き込まれたデータを消去する
データの削除では CD-RW / DVD-RW / Blu-ray REといった、書き換え可能なメディアの情報を消去できます。単純に消去するだけでなく、高速消去と完全消去が用意されており、基本的には高速消去で問題ありません。
BurnAware Freeで書き込めないときの対処法
書き込みできないときは、書き込み速度を下げたり書き込み後のディスクチェックを有効にしたりすると解決する可能性があります。これらの設定はツールバーの「オプション」から設定可能です。
また、ドライブは消耗品なので、5年以上使っている場合は寿命を迎えているかもしれません。書き込みには精度と出力が必要ですから、古いものを使っている場合は買い替えるのもおすすめです。
BurnAware Freeに関するQ&A
BurnAware Freeではいくつかのエラーメッセージが表示されます。しかし、エラーは過去に解決された課題なので、焦らず対処していけば問題ありません。
BurnAware Freeに危険性はありますか?
公式サイトからインストールする分には危険性はありません。しかし、よく分からないサイトや出所が分からないソフトをインストールするのは危険なので止めておきましょう。
BurnAware Freeを購入しましたがライセンスキーが届きません
アンチウイルスソフトやスパムメールフィルターが原因かもしれません。メールをブロックすることは珍しいですが、一部のシステムではジャンクメールとしてブロックされてしまうので、改めて別のメールで登録し直す必要があります。
「セッションを閉じています」と表示されてしまいます
光ディスクは複雑な処理をされているため、中途半端にやめず1日様子を見てみるのがおすすめです。
まとめ
BurnAware Freeは2016年11月にも更新されており、現在も開発が続けられています。今後もアップグレードされる可能性があるため、フリーのライティングソフトを探している人は、ひとまずBurnAware Freeを使ってみるのがおすすめです。