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デーモンツールを使えばCDやDVD/BDをイメージファイルとして保存し、仮想ドライブで再生できるようになります。好きなDVD/BDを持ち運びたいときや友人に渡したいときなど、データだけをいつでも再生できるようにしたいならデーモンツールを使ってみましょう。本記事ではデーモンツールについて基本情報からプロ版との違い、似ているソフトの紹介まで全て合わせて解説していきます。
DAEMON Tools(デーモンツール)とは?
デーモンツールは無料で使えるディスクドライブ仮想化ソフトです。仮想ディスクドライブとは、その名の通り仮想化されたドライブのことで、CDやDVDを差し込むドライブを論理的に構築することで実現します。例えば近年では、ディスクドライブが付属していない軽量のPCも増加していますよね。そんなときにディスクドライブ仮想化ソフトを使ってDVDのデータをイメージファイル化することで、ドライブを搭載していないPCでもディスクデータを閲覧できるようになるのです。
デーモンツールの現在のバージョンは11.0でWindows 7 / 8 / 8.1 /10 / 11に対応しています。CPUは500 MHz以上でRAMは256 MB以上です。ちなみにWindows XP・Vista は バージョン 10. 2になります。
DAEMON Tools(デーモンツール)はどんなソフト?
デーモンツールは仮想CD、BD、DVDソフトです。あらかじめディスクの中身をイメージとして取り込んでおくと、デーモンツールを使って本物のディスクドライブからデータを読み込んでいるように使用できます。
DAEMON Tools(デーモンツール)の魅力は?
一番の魅力はデーモンツールを使うことでディスクなしでも再生できるようになることでしょう。主要な形式はもちろんほとんど全ての形式を読み込めるので、新たに変換する手間もありません。さらに、フリーソフトにもかかわらずプロテクトのかかったディスクイメージも読み込めるなど有料ソフト並みの性能も誇っています。最近では日本語に標準で対応しているため、ソフトをインストールしてから日本語化する手間もいらなくなりました。
DAEMON Tools(デーモンツール)の使い方
ここからはデーモンツールのダウンロードから使い方まで紹介していきます。実際に使って見たいと思っている人は一緒に進んでいきましょう。
ダウンロード方法
デーモンツールライトは、公式サイトを開いて広告付きの無料版 の「 ダウンロード 」をクリックしてインストーラーをダウンロードします。
まずは「ダウンロード」のボタンをクリック。今回は無料版をダウンロードします。
「無料ライセンス」を選択して、使用許諾契約とプライバシーポリシーを確認しましょう。最後に緑色の「Agree&continue」をクリックします。
「無料ライセンス」を選択すると、自動で仮想ドライブに必要なドライバがインストールされるので、完了したら「インストール」をクリック。インストールが始まりました。
セットアップ完了後「を起動する」をクリックしてデーモンツールを起動すれば完了。
ソフトのチュートリアルがありますので、必要であれば確認してください。
こちらが無料版でできることのリストです。
インターフェースはこんな感じ。それではさっそくソフトを使っていきましょう!
ディスクをイメージファイル化する
ホーム画面の「イメージエディタ」もしくは画面左に表示されているペンマークをクリックします。
イメージエディタ画面が表示されたら「ディスクをグラブする」をクリック。
表示された画面で保存先やフォーマットを選択して「開始」ボタンをクリックすればOKです。
イメージファイルをマウントする
ソフトをインストールすると、既に1つ仮想ドライブが作成されていると思います。画面左下に表示されているドライブをクリック、もしくはタスクトレイアイコンを右クリック→「仮想デバイス」→「イメージのマウント先ドライブ選択」→「マウント」を選択しましょう。
「ファイルを開く」が表示されるので、マウントしたいイメージファイルを選択。イメージを選択すると仮想ドライブの表示が変わり、普通のディスクと同じように使えます。
イメージファイルをアンマウントする
アンマウントするときは、イメージをマウントしているドライブのアイコンにカーソルを合わせて、右上に表示される黄色いマークをクリックします。
もしくはタスクトレイアイコン右クリック→「仮想デバイス」→「イメージマウント中の仮想ドライブを選択」→「アンマウント」でもOK。
DAEMON Tools 「Lite」と「Pro」の違い
Lite |
Pro |
|
---|---|---|
ライセンス価格 |
無料 |
5.00ドル |
ディスクイメージのマウント |
あり |
あり |
VHD と TrueCryptファイルのマウント |
あり |
あり |
デバイスのエミュレート |
あり |
あり |
ファイルからのイメージ作成、変換、編集 |
なし |
あり |
ディスクへの書き込み |
なし |
あり |
「Lite」と「Pro」の大きな違いはありません。マウントするだけであれば、 「Lite」でも十分使えます。ディスクの書き込みなど上位のツールを使いたい場合はプロ版を契約しましょう。
DAEMON Tools(デーモンツール)の代わりとなるソフト
仮想ドライブとして使えるのはデーモンツールだけではありません。他にも便利なツールがあるので下記で紹介していきます。
ExplorerFab
ExplorerFabは仮想ドライブのエミュレーター機能、ディスク書き込み、ISOファイル抽出などができるソフトです。元々Windows File Explorerでは出来ないことを解決するために作成されました。1000以上の動画サイトからダウンロードでき、そのままディスクへ書き込むこともできます。非常に多機能でありながら、シンプルな使い心地を実現しており、初心者でも簡単に使えるのが魅力です。
WinCDEmu
WinCDEmuはデーモンツールのように仮想ドライブを使えるソフトです。ダブルクリックの操作だけでイメージファイルを特定のドライブにマウントできるようにします。そのため、デーモンツールに比べてシンプルにマウント出来るのが特徴です。複雑な作業はできないと思っているなら使ってみて損はないでしょう。公式サイトから無料でダウンロードして今すぐ使い始められるのも嬉しいところ。
Virtual CloneDrive
Virtual CloneDriveは、ダブルクリックでイメージファイルをマウントできるソフトです。ソフトのインストール時にISO/BIN/IMG/CCD/DVD/UDF形式のイメージファイルと関連付けができ、エクスプローラー上のイメージファイルをダブルクリックすればすぐにマウント出来てしまう優れもの。最大15台の仮想ドライブを同時にマウントできるほか、PCを再起動してもマウントを保持することが可能です。ただしこのソフトに関してのサポートは受けられないので注意しましょう。
まとめ
デーモンツールは無料で使える優れた仮想ドライブソフトです。好きなDVDをいつでも再生させたいと思っている人には特におすすめ。ただし、他にも便利な仮想ドライブソフトはたくさんあるので、本記事を参考にしながら自分に合ったソフトを見つけてみてくださいね。
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