LonelyScreenはiOSの画面をAirPlayの技術を使ってWindows画面に出力するツールです。本ソフトがあれば、数万円もする純正商品を買わなくても、iOS画面をパソコンに表示させられます。そこで本記事ではLonelyScreenについて、使い方から不具合の対処法まで詳しくまとめました。本記事を読めばLonelyScreenについて完璧に分かり、数万円を無駄にせずに済みますよ!
LonelyScreenとは?
LonelyScreenはiPhone/iPod touch/iPadの画面を、ホームネットワークを通してWindowsのデスクトップに表示させるツールです。例えばスマホで行っているゲームをデスクトップに映し出してゲーム実況をする際や、スマホの操作画面を大きな画面でシェアしたい時などに使えます。
LonelyScreenはAppleが開発したAirPlayを利用しており、動作させるためにはiOSがLonelyScreenに対応しているかどうか確認しておく必要があります。基本的にはiOSを最新バージョンにしておくのがおすすめです。ちなみにiOSが最新であるかどうかは、「設定→一般→ソフトウェア・アップデート」から確認できます。
LonelyScreenの設定と使い方
LonelyScreenは基本的にインストールするだけで使えますが、ファイアウォールの設定などによっては初期設定が必要です。下記で設定方法と使い方を確認して、迷わずスムーズに使えるようにしましょう。
LonelyScreenの設定方法
LonelyScreenを導入して、立ち上げた直後は画面下に英語で「Windowsのファイアウォールにこのソフトがブロックされています」と表示されてしまいます。
まず、表示内右側のボタン「Fix It」をクリックするか、使っているファイアウォール側の設定を変更しましょう。すると、画面下の表示が消えてLonelyScreenが使えるようになります。
LonelyScreenの使い方
初期設定で画面の警告文が消えると、自動的にメイン画面が立ち上がります。
(LonelyScreen公式チュートリアルより)
基本的にこれで準備完了ですが、必要に応じて「LonelyScreen」の部分をクリックし、パソコンの識別名を入力しておきましょう。
(LonelyScreen公式チュートリアルより)
続いてiOS側でAirPlayの送信先にLonelyScreenをインストールしてあるパソコンを選択し、ミラーリングもONにしておきます。(音楽だけならミラーリングしなくてもOK)
(LonelyScreen公式チュートリアルより)
以降はiOSの画面がLonelyScreen内に表示されれば完了です。
LonelyScreenが上手く使えないときの対処法
LonelyScreenで現れるエラーはいくつかあります。その中でもよくある不具合の対処法をまとめて紹介していくので、現在不具合に悩まされている方は一緒に対処していきましょう。
LonelyScreenで音が出ない
LonelyScreenで音が出ないときは、iOS側をマナーモードに設定している可能性があります。マナーモードだとPCから音が出ないので、必ず解除しておきましょう。
また、iOS側の音量が0の場合もPCから音が出ません。そして、基本的にiOS側では音が出ないため、PC側で聞くようにしてください。
LonelyScreenが起動しない・開かない
LonelyScreenがショートカットアイコンから起動できないことがあります。これは、前回アプリを完全に終了できていないためです。通常右上の×印から終了するかと思いますが、これだけだと完全に終了できていません。
そのため、LonelyScreenを終了するときは歯車マークをクリックして、「Exit LonelyScreen」という項目をクリック。すると完全に終了できるため、次回もショートカットアイコンから正常に起動できます。
LonelyScreenの録画画面が緑になっている
LonelyScreenの録画画面が緑になっている場合は、メモリー不足かもしれません。パソコン自体の動作も遅く感じるようであれば、完全にメモリー不足です。そんなときはタスクマネージャーを開いて、容量が大きく現在使っていないソフトを終了してみましょう。すると、LonelyScreenが正常に動作し、きれいに録画できるようになると思います。
LonelyScreenがミラーリングできない
LonelyScreenでミラーリングできないとき真っ先に考えるのが、ウイルスセキュリティソフトの設定です。設定によってはLonelyScreenが正常に動作せず、映らない、認識できない、録画できないといった問題が起こります。
そのため、一度使っているファイアウォールなどをオフにするか、ソフトの設定でLonelyScreenを例外リストなどに追加してみてください。それでも映らない場合はiOS側に問題が生じているかもしれません。
例えば、iOSが最新バージョンでないとき、LonelyScreenで映らない現象が確認されています。
最新バージョンである場合は、デバイスを再起動したり、Wi-Fi設定をオフにしてもう一度オンにしてみたりすると改善されるかもしれません。
LonelyScreenで音ズレが生じている
LonelyScreenでは多少音ズレが生じてしまうケースが多いです。これはLonelyScreenだけの問題ではない可能性もあります。例えば、Wi-Fiやパソコンのスペックが低いと音ズレが出てしまいます。改善するためには、他の電波のいいWi-Fiに切り替えたり、PC自体を買い替えたりといった方法しかありません。
また、録画する際に音ズレしてしまうのであれば、LonelyScreenをミラーリングソフトとしてだけ使い、録画は他のソフトを使う方法があります。というのも、ミラーリングだけなら音ズレがないといった報告が上がっているからです。録画ソフトは無料で使えるものもたくさんあるため、一度使ってみましょう。
「接続できません」と表示される
「接続できません」と表示されるときは、大抵ウイルスセキュリティソフトが原因です。そのため、一度オフにしてみると接続できると思います。しかし、ずっとオフにしておくわけにはいかないので、例外にLonelyScreenを追加する方法を試してみましょう。
これで表示されれば、今後は普通にLonelyScreenが使えるようになるはずです。使っているセキュリティソフトによって、例外に追加する方法は異なるので、それぞれで確認してみてくださいね。
まとめ
LonelyScreenは純正品を買わなくてもiOS画面をWindows画面に表示させられる優れたツールです。しかし、コツを知らないと不具合にイライラしてしまうかもしれません。そうならないためにも、本記事をしっかり読み込んで対処できるようにしておきましょう。