PotPlayerは完全無料で使えるマルチメディアプレイヤーです。韓国で開発されており、現在も開発が継続されています。本記事ではそんなPotPlayerについて紹介するとともに、使い方や評価・評判も解説。さらに、メディアプレイヤーとして有名なPlayerFabとの比較も行いました。PotPlayerって実際どうなの?無料だけど本当に使えるソフトなの?と疑問に思っている方は、本記事を読めばPotPlayerでできることや評価が分かりますよ。
PotPlayerとは
PotPlayerは韓国で開発されているマルチメディアプレイヤーです。完全無料でありながら多くの動画形式に対応しているほか、字幕選択や再生速度変更にも対応している便利さが魅力。元々は「The KMPlayer」と呼ばれるマルチメディアプレイヤーでしたが、開発元が変更になり「PotPlayer」になりました。
操作感はThe KMPlayerとほぼ変わらないものの、バグが多かったThe KMPlayerに比べて使えるソフトになっただけでなく、改良されてアップグレードし、高速に動作するソフトとして進化しました。
PotPlayerの使い方
PotPlayerはマルチメディアプレイヤーですが、使い方を知らないと100%の実力を発揮できません。そのため、ここではダウンロード方法から日本語化などさまざまな設定方法を紹介していきます。
PotPlayerのダウンロード方法
まずはダウンロードサイトを開きます。表示された画面で「32bit Download」または「64bit Download」と記載されたボタンをクリック。ダウンロードしたら、セットアップファイル(PotPlayerSetup.exe または PotPlayerSetup64.exe)からインストールすればOKです。
PotPlayerのスキン設定方法
PotPlayerには豊富なスキンが内蔵されており、好きな見た目に変更できます。変更方法は簡単で、メニューの「スキン」から変更するだけです。
(PotPlayer 日本語WIKI より)
変更したいスキンを適用して、効果を確認すれば、好きな再生画面に変更できます。ちなみに、内蔵されているスキンでは物足りないと感じるなら、外部サイトからダウンロードも可能です。
例えば、スキンをダウンロードできるサイトは以下のようなものがあります。
DEVIANTART : https://www.deviantart.com/search?q=potplayer%20skin
PotPlayerを日本語化する
PotPlayerはオリジナルで日本語化に対応していません。日本語化するためには、外部サイトから日本語化ファイルをダウンロードして導入する必要があります。
ダウンロードサイトで「置いておきます」の隣にあるダウンロードボタンをクリックして、ファイルをダウンロードしたら、保存されたzipファイルを解凍しましょう。
解凍できたら「Japanese.ini」と書かれたファイルをコピー。
PotPlayerフォルダ内の「Language」ファイル内に貼り付けます。PotPlayerを開いている場合は再起動し、日本語されていればOKです。されていない場合は、「左クリック→Misc→InterfaceLanguage→日本語→左クリック」でできます。
PotPlayerの画像サイズを指定する
画像サイズ指定は、環境設定から行います。
(PotPlayer 日本語WIKI より)
環境設定を開くには、右クリックでメニューを表示し、下の方にある各種設定をクリックするか、F5キーからも呼び出し可能です。
環境設定では、字幕や映像など再生画面に関わるさまざまな設定変更ができます。サイズの変更を行うなら、環境設定から再生を選び、画面サイズの部分で変更できます。
PotPlayerで連続再生する
PotPlayerでは簡単に連続再生もできます。方法はとても簡単。最もシンプルなのは連続再生したい動画を一括選択してエンターキーを押す方法ですが、既に開いているPotPlayerにドラッグアンドドロップしてもできます。こうすることで、自動的にプレイリストが作成されるため、動画の再生が終了するたび次の動画が連続で再生されるようになる仕組みです。
PotPlayerの映像を回転する
PotPlayerでは動画再生中に映像フィルタを適用できます。回転を利用するためには、動画再生画面中に右クリックでメニューを開きます。
「映像」→「映像処理」と開いていくと、回転適用が可能です。ちなみにここでは、回転以外にもぼかし / シャープ / ブロック除去 / ノイズ軽減といったフィルタを適用できます。
PotPlayerの再生動画が半透明になっているときの対処法
PotPlayerで再生動画が半透明になってしまうときは、まずビデオを開いて画面中央を右クリックします。表示されたポップアップショートカットメニューで「スキン」「半透明」「メインウィンドウ」「100%」を選択しましょう。
続いて、PotPlayerを起動し、F5キーを押して設定画面を開きます。左下隅に初期化ボタンがあると思うので、クリックすればOKです。
PotPlayerとPlayerFabを比較
PotPlayerとPlayerFabを比べたとき、PlayerFab(https://dvdfab.org/playerfab.htm)の方が全体的なクオリティが勝っています。
例えば、再生画質ではPlayerFabだと最大1080pに対応。対してPotPlayerはどのくらいまで対応しているのか不明です。さらに、PlayerFabなら4K UHDも再生できるなど、美麗グラフィックで視聴したい人にはPlayerFabの方が断然いいことが分かります。
PotPlayer |
PlayerFab |
|
---|---|---|
再生画質 |
不明 |
最大1080p |
再生動画形式 |
MKV / WMV / AVI / MPEG1 / MPEG2 / MP4 / MOVなど |
H.264、H.265/HEVC、MP4、MKV、MOV、FLV、VOB、M2TSなど |
動作環境 |
Windows XP/Vista/7/8/8.1 |
Windows 11/10/8.1/8/7 (32/64 bit) |
字幕選択 |
◯ |
◯ |
再生速度 |
◯ |
◯ |
3D再生 |
一部対応 |
◯ |
4K UHD再生 |
× |
◯ |
次のエピソードの自動再生 |
× |
◯ |
イントロスキップ |
× |
◯ |
ISOイメージファイルのサポート |
× |
◯ |
また、Windows 10で使用したい場合はPotPlayerだと対応していないため、PlayerFab一択です。ただ、PotPlayerは多くの動画形式に対応しながらも、完全無料で使える大きな強みがあります。そのためWindows 8.1以前のバージョンを使っている方で、無料のメディアプレイヤーを探しているのであれば、PotPlayerの方がおすすめです。
まとめ
PotPlayerはWindows 8.1以前のバージョンを使っている方で、完全無料のメディアプレイヤーを探している方におすすめです。スキンの変更など、他のメディアプレイヤーにはない機能が備わっているのが楽しいソフトになっています。機能性やコスパだけでなく、自分好みの見た目に変更したいと思っている方は、本記事を参考にしながらPotPlayerを導入してみてくださいね。