「動画編集したいけどIntel UHD Graphics 630ってどうなの?」と思っていませんか?確かに専門知識がないと性能がはっきりしませんよね。しかし、適当に購入してしまっては、動画編集できずに後悔してしまうかもしれません。
そこで本記事ではIntel UHD Graphics 630についてと、動画編集できるスペックなども解説していきます!そもそもGPUとは?という基礎からていねいに見ていきましょう。
そもそも「GPU」とは?
CPUは馴染み深いかもしれませんが、イマイチGPUが分からない人もいるでしょう。ここではGPUについて詳しく解説していきます。
「GPU」とは?
GPUは3Dグラフィックなどの画像描写を行う際に必要な計算処理を行うプロセッサ(半導体チップ)のことです。例えば、3Dゲームでは精密な映像が映し出されますが、実は膨大な演算を必要としています。この演算業務を受け持っているのがGPUです。簡単にいえば工場のようなもので、人海戦術によって大量の処理を行っています。
「iGPU」「dGPU」「eGPU」の違い
「iGPU」「dGPU」「eGPU」はそれぞれ物理的な場所が違います。名前は正式名称の頭文字を取って短縮されたものです。場所が違うのはメリット&デメリットも異なるからで、目的によって使い分けられるようになっています。
iGPU |
dGPU |
eGPU |
|
---|---|---|---|
正式名称 |
Integrated GPU |
Discrete GPU |
External GPU |
タイプ |
内蔵/統合GPU |
個別/分離GPU |
外部GPU |
メリット |
・省スペース化が可能。 ・本体の小型化が可能。 ・dGPU搭載機より低消費電力。 |
・GPU性能が高い。 ・CPUとGPUの負荷が独立。 |
・外付けGPUの後付け可能。 ・ドッキングステーション的にも利用可能。 |
デメリット |
・GPU性能はdGPUより低い。 ・CPUとメモリを共有している。 |
・消費電力がiGPU搭載機より大きい。 ・高価格がち。 ・パソコンが大型化する。 |
・イニシャルコストが高い。 ・同GPUでもdGPUより処理性能が落ちる場合あり。 ・利用するための動作条件が多い。 |
「GPU」と「CPU」の違い
簡単にいえば、「GPU=工場」で「CPU=司令塔」です。コンピューター内でGPUは工場のような役割を果たしているため、単純かつ膨大な処理を必要とする作業に向いています。対してCPUは中心的な存在で司令塔のような役割を担っており、プログラムの命令をもとに演算処理を行い、メモリからマウス、キーボード、プリンターに至るまでを制御しながら指令しています。
Intel UHD Graphics 630とは?
Intel UHD Graphics 630と聞くと難しいですが、知ってしまえば簡単なことです。ここからはIntel UHD Graphics 630やシリーズの性能を比較していきましょう。
Intel UHD Graphics 630とは?
Intel UHD Graphics 630とはIntel社が開発する内蔵GPUのこと。CPUに内蔵されたGPUのことを「内蔵グラフィックス」「オンボードグラフィックス」と呼びます。Intel UHD Graphics 630はその中でも、インテルCPU「Coffee Lake-S」のシリーズの名前です。
Intel UHD Graphicsシリーズの性能比較
名称 |
性能スコア |
搭載モデル例 |
---|---|---|
Intel UHD Graphics 615 |
272 |
Intel第8~10世代CPU(末尾Y) |
Intel UHD Graphics 617 |
293 |
Corei5-8210Y,Corei7-10510Y |
Intel UHD Graphics 620 |
356 |
Intel第8~10世代CPU |
Intel UHD Graphics 630 |
394 |
Intel第8~10世代CPU(末尾H) |
基本的には性能スコアが大きいほど複雑な処理ができます。性能スコアは100以下~19,000まであり、当然19,000の方が性能がいいです。そのため、上記の表に記載しているIntel UHD Graphicsシリーズは、性能が高いとはいえず、必要最低限の処理しかできません。
Intel UHD Graphics 630は動画編集やゲーム向き?
結論からお伝えすると性能スコア394のIntel UHD Graphics 630は動画編集やゲームには向いていません。Intel UHD Graphics 630のような内蔵GPUには、それ自身にグラフィックメモリが搭載されておらず、性能が不十分だからです。動画編集もゲームもできないことはないですが、これらをスムーズに行うには少なくとも1500以上の性能スコアが必要になります。
ちなみにGPUの性能目安は下記の通りです。
性能スコア11000~ |
重い3Dゲームも1080p高設定で平均144fps以上でプレイ可能。 |
---|---|
性能スコア6000~ |
重い3Dゲームも1080p中設定で平均120fps以上でプレイ可能。 |
性能スコア3000~ |
重い3Dゲームも1080p中設定で平均60fps以上でプレイ可能。 |
性能スコア1500~ |
大体の3Dゲームを1080p低設定で平均60fps以上でプレイ可能。 |
性能スコア~699 |
内蔵GPUがほとんど。2Dゲームならプレイ可能。基本必要最低限の処理しか出来ない。 |
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Intel UHD Graphics 630に関するQ&A
Intel UHD Graphics 630は不具合があるなど噂を聞いている人もいますよね。それらの疑問や実際どんなことができるのかもう少し深堀していきます。
Intel UHD Graphics 630ベンチマークは?
Intel UHD Graphics 630のベンチマーク=1477です。そもそもベンチマークは何かというと、パソコンで共通のソフトウェアを実行させたとき、実行速度を数値化したものになります。この数値を見ることで、処理能力の比較やアプリおよびゲームの動作が可能か分かります。
インテル® UHD グラフィックス 630 解像度は?
解像度を調べたいときは、使っているマシンのモデル番号を調べます。次に製品仕様サイトを見ましょう。使っているマシンのモデル番号を検索し、グラフィックス仕様項目を見ると、そのプロセッサーに搭載されているグラフィックス・コントローラーの最大解像度を確認できます。
Intel UHD Graphics 630で原神はプレイできますか?
プレイ自体は可能です。快適さを求めるのであれば、もう少し上位レベルのスペックが欲しいかもしれません。
Intel UHD Graphics 630メモリーリークを回避する方法は?
Intel UHD Graphics 630メモリーリークはインテル側でも原因が分かっていません。現状の解決策としてはグラフィックドライバのダウングレードがあります。しかし、シャットダウン→起動だと再度メモリーリークしてしまうため、完全な解決作はありません。原因としては高速スタートアップによるものが考えられており、高速スタートアップを無効化すれば改善される可能性があります。
動画編集に必要なPCスペックはどれくらいですか?
動画編集するのであれば、CPU/Core i7、メモリ/16GB、SSD/240GB以上が最低でも必要です。さらにGPUも積んでいると処理速度の高速化が見込めます。また、メモリは16GBでギリギリなので、余裕があれば32や64GBを選択しましょう。
まとめ
Intel UHD Graphics 630でも簡単なゲーム自体は可能ですが、高度なスペックを要する動画編集には向いていません。動画編集を行いたいのであれば、もう少しスペックのよいものを選びましょう。
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