「AviUtlを使ってMP4動画ファイルを編集した後、映像と音声が合わなくてズレてしまいました。」
「Windows・Macでストリーミング動画を再生する際、映像だけが短い時間で映して、音声とズレてしまってスムーズに再生できません。」
「Handbrakeを使って動画をエンコードしてMP4動画と出力した後、20分ほどの動画の最後では0.5秒ほどの音ズレが生じます。」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
この記事ではWindows・MacでMP4の音ズレを直すソフトを厳選して3種類からご紹介します。それぞれのソフトの特徴・機能から、具体的なMP4音ズレ修正方法まで解説します。無料且つ簡単で利用できるMP4音ズレ修正ソフトをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
MP4音ズレ修正フリーソフト、Windows・MacでMP4の音ズレを直す方法
パソコン(Windows・Mac)で使えるMP4音ズレ修正フリーソフトは様々があり、機能・特徴などもソフトによって異なります。下記によく利用されているMP4音ズレ修正ソフトを一部ご紹介します。自分の使用用途を考えて、自分にあったものを選択しましょう。
無料で使えるMP4音ズレ修正ソフトおすすめNO.1:Avidemux
【オススメ度】★★★★★
【動作環境】Windows、Mac、Linuxなど
【日本語】対応
【ファイルサイズ】37.9MB
【ダウンロード先】https://www.fosshub.com/Avidemux.html
【日本語化ファイル】http://tiltstr.seesaa.net/article/36217139.html
Avidemuxは無料で使えながら、多くのフォーマット(MP4 / AVI / MPG / VOB / ASF / WMV / MOV / MKV / OGM / FLV / M4V / 3GPなど)に対応した動画編集ソフトです。最大な特徴は、多種多様なフォーマットに入力・出力するところです。ソフト本体には音ズレ補正機能を持ち、MP4動画を編集する同時に、シフトにチェックを入れて、音声を自由に調整することが可能です。音ズレ補正以外、トリミング・カット、ファイル結合、音声抽出、圧縮、各種フィルタ、クロップ、色調補正、回転・反転、フェード効果挿入、字幕合成、ロゴ除去などといった動画編集機能も兼ね備えます。UIも直感的で使いやすくて、動画編集が苦手な方や初心者の方でも、数回クリックでMP4の音ズレを直せます。
【AvidemuxでMP4の音ズレを直す操作手順】
Step1:パソコンの動作環境によってAvidemuxをダウンロードしてインストールします。インストールが完了した後、Avidemuxを起動してください。
Step2:メニューバーの「ファイル」→「開く」をクリックして、PCから音ズレを修正したいMP4ファイルをソフトウェアに読み込みます。または、MP4ファイルを直接にAvidemuxにドラッグ&ドロップして読み込みます。
Step3:MP4動画を再エンコードしなくて、無劣化でファイルを出力するためには、「映像出力」と「音声出力」の項目では「Copy」を選択してください。そして、「音声出力」の下部では「シフト(S)」にチェックを入れて、任意の時間を指定します。プレビュー画面があり、時間を入力しながら、左下部の再生ボタンをクリックして音ズレが修正したかを確認することが可能です。プラスは音声を何ms早める設定です。マイナスは音声を何ms遅める設定です。
Step4:「出力形式」ではMP4 Muxerを選択してください。
Step5:確認した後、メニューバーの「保存」アイコンをクリックして、音ズレが直したMP4ファイルの保存先を指定すればOKです。
無料で使えるMP4音ズレ修正ソフトおすすめNO.2:MKVtoolnix
【オススメ度】★★★★★
【動作環境】Windows、Mac、Linuxなど
【日本語】対応
【ファイルサイズ】23.6MB
【ダウンロード先】https://www.fosshub.com/MKVToolNix.html
MKVtoolnixは、2003年にMoritz Bunkusによって作成・公開されたMatroskaファイルの作成・編集・解析を行える動画編集ツールパックです。サポートされているビデオ・オーディオフォーマット(MP4 / M4V / MKV / TS / M2TS / VOB / AVI / FLV / MOV / OGGなど)も多くて、機能も豊富です。音ズレを修正できるだけでなく、複数のファイルを連結して一つのファイルにしたり、マルチトラックのMKV/WebMを作成したり、作成するファイルにチャプターを挿入したり、映像・音声・字幕データを分割・保存したりすることができます。出力品質も素晴らしくて、オリジナルの画質・音質を保ちながら動画を編集します。デメリットとして、「レンダリング時にプレビュー確認できない」「MKV形式で出力する」ことが挙げられます。
【MKVtoolnixでMP4の音ズレを直す操作手順】
Step1:パソコンの動作環境によってMKVtoolnixをダウンロードしてインストールします。インストールが完了した後、MKVtoolnixを起動してください。
Step2:MKVtoolnixを起動して、「Multiplexer」の左上の「入力」タブをクリックして、「ソースファイル」のところに、音ズレを修正したいMP4ファイルをドラッグ&ドロップして読み込みます。または、下部の「ソースファイルを追加」ボタンをクリックして、音ズレを修正したいMP4ファイルを読み込みます。
Step3:MKVToolnixの「トラック、チャプタ、タグ」でオーディオを選択して、右部のプロパティではオプションを設定できます。「タイムスタンプとデフォルトのデュレーション」では「遅延(ミリ秒)」の数値を指定してください。プラスは音声が早く聞こえる設定です。マイナスは音声が遅れて聞こえる設定です。単位はミリ秒です。
Step4:確認した後、音ズレが修正されたMP4ファイルの保存先を指定します。後は、「Start multiplexing」ボタンをクリックして、ファイルを出力します。
無料で使えるMP4音ズレ修正ソフトおすすめNO.3:VLCメディアプレーヤー
【オススメ度】★★★★
【動作環境】Windows、Mac、Linuxなど
【日本語】対応
【ファイルサイズ】40MB
【ダウンロード先】https://www.videolan.org/vlc/
VLCメディアプレーヤーは、メディアプレイヤー業界で高い評価を得ている無料ソフトです。様々なメディアファイル(MP4 / WMV / MOV / AVI / WMA / FLAC / OGG / AC3など)を再生できるだけでなく、音声のズレを調節したり、色調を補正したり、インターレースを解除したり、動画をエンコードしたり、動画から音声を抽出したり、イコライザ・レイテンシを設定したり、DVD/Blu‐rayディスクを再生したり、デスクトップ画面を録画することも可能です。無料の動画再生ソフトの中では一番高機能なものです。動画再生ソフトとして、信頼性が高くて、初心者から上級者まで幅広く活用されています。
【VLCメディアプレーヤーでMP4の音ズレを直す操作手順】
Step1:パソコンの動作環境によってVLCメディアプレーヤーをダウンロードしてインストールします。インストールが完了した後、VLCメディアプレーヤーを起動してください。
Step2:一番上部のツールバーから「メディア(M)」→「ファイルを開く(F)」をクリックして、音ズレを修正したいMP4ファイルをVLCメディアプレイヤーに読み込みます。
Step3:ファイルが読み込んだ後、自動的に再生します。音ズレを修正するには、ツールバーから「ツール(S)」→「トラックの同期化(T)」をクリックして、「調整とエフェクト」画面に切り替えます。
Step4:「調整とエフェクト」では「オーディオトラックの同期化」の「0.000s」時間を指定すれば音声の音ズレを直すことができます。数値をプラスに指定すると、音声が早く聞こえます。数値をマイナスに指定すると、音声が遅れて聞こえます。「字幕トラックの同期化」設定もあります。使用用途に合わせて調整できます。
調整した後、再生ボタンをクリックして、確認できます。
Step5:MP4の音ズレが修正した後、ツールバーから「メディア(M)」→「プレイリストファイルの保存(F)」をクリックして、ファイルを出力して保存します。
まとめ
今回はおすすめのMP4音ズレ修正フリーソフトを3個ご紹介しました。MP4音ズレ修正フリーソフトを選ぶ際には、ぜひ一度必要となる機能を明確して、自分の使用用途に合わせて最適なソフトを見つける手がかりとしてください。また気になるMP4音ズレ修正フリーソフトがあれば、お試しでダウンロードして実際に使い勝手を試してみることもおすすめです。