VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できないときの原因・対処方法を徹底解説

 

VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生するときに、再生できなかったり、再生している途中で不明なエラーが発生したり、ブルーレイディスクを正常に読み込めなかったりすると、物足りなさを感じる人は少なくないでしょう。本文は、「このようなブルーレイが再生できないトラブルはどうして発生するのでしょうか。」「再生できない際はどう対処すれば良いのでしょうか。」と悩まれている方向けに、VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できなくなってしまう原因と、その対処方法についてご紹介します。原因を特定してから、再生できない時の対処方法を実践して、お気に入りのブルーレイディスクをスムーズに視聴できます。

VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できない原因とその対処方法

VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生していると、急に画面が真っ黒になって見られなくなってしまったり、正常に再生できなくて困ったりすることがあります。ここではVLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できない時にはどのような原因があるのか、考えられる原因とVLCメディアプレーヤー初心者でも簡単に解決できる方法を紹介していきます。

コピーガードでブルーレイを読み込めない時に考えられる状況

市販・レンタルしてきたブルーレイディスクなら、コピーガードAACSという保護技術がかかっている可能性が高いです。AACSは、主にブルーレイディスクに使用されているコピープロテクト技術（暗号化技術）のことです。海賊版や不正なコピーをしないように、殆どすべて市販のブルーレイにかかっています。

VLCメディアプレーヤーは非常に多くのメディアファイル用コーデックが内蔵されていて、動画ファイルや音声ファイルなど多くのメディアファイルを再生・表示することができますが、保護されていないコンテンツだけなのです。そのため、VLCメディアプレーヤーを使って、コピーガードがかかったブルーレイを再生しようとすると、キーデータベースとAACSの復号ライブラリをインストールする必要があります。詳細な操作手順は下記の通りです。ご参考ください。

【対処方法はこちら】

Step1：http://vlc-bluray.whoknowsmy.name/にアクセスして、お使いのVLCメディアプレーヤーのバージョンによって適当な「Keys database」と「AACS dynamic library」をダウンロードしてください。

Step2：Cドライブの「Program Data」のフォルダに「aacs」という名前のフォルダを作成します。

Step3：作成していた「aacs」フォルダに「Keys database」を移動してください。

Step4：「AACS dynamic library」をVLC Media Playerのフォルダに入れます。

Step5：設定が完了した後、VLCメディアプレーヤーを起動して、「メディアを開く」→「ディスクを選択」をクリックして、レンタルしてきたブルーレイを選択して再生してみましょう。

ご注意：「メディアを開く」メニューには「ディスク（D）」メニューのチェックボックスがあり、ディスクメニューを表示させるためにはJavaをインストールする必要があります。「ディスクメニューなし」でブルーレイを再生しても、オーディオや字幕の変更はメニューから可能です。

ブルーレイディスクに傷や汚れが付くかを確認する

VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できない場合は、ブルーレイディスクに傷や汚れが付いていたり、経年劣化でブルーレイディスク表面が読み込めないなどが考えられます。特に、TSUTAYAやGEOなどのレンタル屋から借りたブルーレイディスクです。再生すると、音が途切れたり画質が乱れたりなどのエラーが発生するのが一般的です。だから、再生する前、ブルーレイディスクが破損しているか否か確認しておきましょう。

【対処方法はこちら】

❶、レンタル屋にブルーレイディスクを返却して、交換してみてください。

❷、専門業者に依頼してブルーレイディスクを修理してもらいます。

❸、裏技（歯磨き粉／バナナ／ワックスファニチャーポリッシュなど）を使ってブルーレイディスクから傷を取り除きます。

❹、データ復元ソフトウェア（DVDFab データ復元 for Blu-ray／Recoveritなど）を使ってブルーレイに破損したデータを修復します。

光学ドライブの状況を確認する

お使いの光学ドライブが壊れたり、ブルーレイに対応していなかったりすると、そもそもブルーレイディスクが認識されていなくてデータの読み込みはできません。ブルーレイディスクは通常のDVDディスクのサイズとほぼ同じですが、仕組みはまったく違うのです。だから、VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できないとき、お使いの光学ドライブがブルーレイディスクに対応しているか、故障があるかを確認してみてください。

【対処方法はこちら】

❶、ドライブのケーブルを抜き差ししてもう一度接続してください。

❷、修理業者に依頼して交換してもらいます。

❸、メーカーのサービスセンターに相談して修理依頼を検討します。

❹、新しい外付けブルーレイドライブを購入してください。詳しくは、https://my-best.com/2096　までにご参照ください。

VLCメディアプレーヤーの状況を確認する

VLCメディアプレーヤー本体は普通のブルーレイ、及びAACSコピーガードがかけられているブルーレイを再生することができますが、再生できないブルーレイもたくさんがあります。例えば、Java保護、UOPs、BD＋、リージョンコード、Cinaviaなどコピーガードがかけられているブルーレイディスク。こういう場合は、VLCメディアプレーヤーの代わりになれるメディアプレイヤーを使ったほうがいいと思います。

【対処方法はこちら】

VLCメディアプレーヤーの代わりになれるメディアプレイヤーと言えば、DVDFabプレーヤー6はイチオシです。ブルーレイディスクはもちろん、4K Ultra HD Blu-rayやDVD、動画ファイルなどのメディアファイルを再生することが可能です。デザインも直感的で分かりやすく、初心者でも簡単に操作できます。30日間はフル機能を無料で利用できるので、お気軽にお試しください。DVDFabプレーヤー6を使ってブルーレイを再生する方法は下記の通りです。

Step1：DVDFabプレーヤー6の公式サイトにアクセスして、最新版をダウンロード・インストールします。インストールが完了した後、DVDFabプレーヤー6を起動します。

Step2：トップ画面の左下部の「私の選択を記録する」にチェックを入れてから、「PCモード」をクリックします。

Step3：右上の「設定」アイコンまたはショットカットキー「F5」を押して、設定画面を開きます。「一般」タブでは「起動モード」をクリックして、「毎回私に尋ねる」を選択して「OK」ボタンをクリックしてください。その他の設定は使用用途に合わせて自由に調整してください。

Step4：再生したいブルーレイディスクをドライブに入れて、再生ボタンをクリックして、ドライブの数だけが表示されます。

まとめ

今回は、VLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できないときの原因・対処方法について解説してきました。

ポイントをまとめると、以下の通りです。

❶、コピーガードがかかったブルーレイディスク（AACSなど）

❷、ブルーレイディスク側の不具合（傷・汚れ、データ破損など）

❸、ドライブ側の不具合（設定エラー・故障）

❹、再生ソフトVLCメディアプレーヤー本体の不具合（故障、ブルーレイディスクに対応していないなど）

原因ごとのそれぞれの対処方法を知って、ブルーレイ再生エラーの発生を防ぎます。どうしてもVLCメディアプレーヤーでブルーレイを再生できずに悩んだり困ったりしたときは、VLCメディアプレーヤーではなくその代わりになれるメディアプレイヤーを使ったほうがいいです。