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VHS(ビデオテープ)に保存しておくと、テープの劣化によって二度と見れなくなるかもしれません。せっかくの思い出をなくさないためにも、新たな方法で保存する必要がありますよね。そんな方が思い浮かべる方法といえば、DVDにダビングする方法ではないでしょうか?しかし、VHSとDVDは再生機器も異なりますし、どうやってダビングすればいいのか悩んでいるはずです。
そこで本記事ではVHSをDVDにダビングする方法4種類をまとめました。本記事を読めば誰でも簡単に思い出をDVDに焼けるようになります。特に何も分からない初心者の方で、簡単に作業したい!と思っている人こそご覧いただきたい内容です。
VHSをDVDにダビングするための必要条件
実はDVDには「データ用」と「ビデオ用」の2種類があります。VHSをダビングするためには「ビデオ用」が必要です。一見外見が同じなので間違えそうですが、ラベル部分に識別マークがあるので、確認してから購入するといいでしょう。
問題なのは「ビデオ用」にもたくさんの種類があることです。例えば、安価で手に入り、一度だけダビングできる「DVD-R」や、約1,000回のDVD書き換えができる「DVD-RW」など。
他にも数種類のビデオ用DVDが販売されており、それぞれ用途に合わせて選べます。ただ、ダビング映像を間違って削除したくないのであれば、1度だけしかビデオをDVDにダビングできない商品を選ぶのがおすすめです。
VHSを再生用デッキを使ってDVDにダビングする
パソコンがなくても再生用デッキを使えば簡単にビデオテープDVDダビングできます。そのために必要なものがあるので、確認していきましょう。
用意するもの
まず、VHSを再生できるビデオデッキや8mmビデオカメラを用意します。次に録画用のDVDレコーダーを用意しましょう。そして、2つを繋ぐための赤白黄に分かれたコードを用意します。
あとは録画用のDVDメディアを準備すれば用意完了です。
ダビングする手順
まずはVHS DVDを用意し、再生用デッキの「出力」部分に映像・音声コードの片側を挿し込みます。続いてもう片方を録画用デッキの「入力」部分に挿し込みましょう。接続できたら再生用デッキに録画したいテープを入れて、録画用デッキにDVDを入れます。テープを再生すると同時に「録画」ボタンを押して録画開始し、再生が終了したら「停止」を押して完了です。録画用デッキからモニタに出力しておけば、映像を確認しながら録画できます。
VHSを一体型レコーダーを使ってDVDにダビングする
VHSをDVDにダビングするのは一体型レコーダーを使うのも簡単です。再生用デッキに比べて配線の必要がありませんが、用意するものや方法が異なるので確認してみましょう。
用意するもの
まずは再生&ダビング用のVHS・DVD一体型レコーダーを用意しましょう。新品であれば、パナソニックなどの機器を1万円前後で購入できるほか、数本ダビングしたいだけならレンタルを利用するのも手です。次に、VHSをダビングするための記録メディア(DVD-R、DVD-RWなど)を用意しましょう。最も安価なDVD-Rで良ければ録画用20枚セット1,000円程度で購入できます。
ダビングする手順
用意が整ったら再生用デッキにダビングしたいテープを入れ、録画用デッキにDVDを入れましょう。次にテープを再生して「録画」ボタンを押せば録画開始です。最後に再生が終了した時点で「停止」するだけでダビング完了。ちなみに、モニターを用意する必要はありません。
VHSとソフトを使ってDVDにダビングする
PCと再生用デッキがあれば、ソフトを使ってDVDにダビングできます。ただし、接続するための特殊なケーブルが必要なので、間違えないように確認してみましょう。
用意するもの
ソフトを使う場合は、パソコンとビデオデッキ以外にも、ビデオキャプチャケーブルとビデオキャプチャソフトが必要になります。通常のビデオケーブルでパソコンとビデオデッキを接続するのは不可能なので注意しましょう。必ずビデオキャプチャケーブルが必要です。
ダビングする手順
まず、ダビングに必要なビデオキャプチャソフトをパソコンにインストールします。続いて、パソコンとビデオキャプチャケーブルを接続し、認識させましょう。次にケーブルとビデオデッキを接続していきます。両方接続できたらビデオデッキでダビングしたいVHSを再生し、インストールしたキャプチャソフトで録画。録画完了後、DVDに焼いて完了です。
VHSを店舗サービスを使ってDVDにダビングする
(カメラのキタムラ プリントサービスより)
写真用品店やカメラ家電量販店などでは、VHS DVDダビングサービスを行っています。ダビングしたい枚数によっては業者に頼んだ方がお得なケースも。準備するものは特にありませんが、どんなサービスがあるのか確認してみましょう。
用意するもの
店舗サービスを使う場合は、ダビングしたいVHSを用意するだけでOK。再生用のVHSデッキやケーブル、パソコンなどを用意する必要はありません。作業が負担に感じるのであれば、店舗サービスを利用する方がいいでしょう。
ダビングする手順
ダビングしたいVHSを用意したら、ダビングサービスを行っている店舗に持ち込みましょう。近くに店舗が見つからない場合は、送付に対応している業者もあるので頼んでみましょう。
ダビングサービス3社を比較
VHSのダビングサービスは、カメラ用品店や家電量販店などで利用できます。ここではカメラのキタムラ・ヤマダ電機・ノジマのサービス内容を比較してみましょう。
カメラのキタムラ | ヤマダ電機 | ノジマ | |
料金 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 |
納期 | 約3週間 | 1ヶ月〜2ヶ月 | 約2週間 |
オプション | 修復パック カビ取り 長時間保証など |
カビ取り 補修 テープ接合など |
タイトル 同時複製コピー ケースなど |
3社とも料金に違いはありませんが、納期に大きな違いがありますね。最も素早く対応してくれるのはノジマで、次にキタムラ、最後にヤマダ電気となります。早く受け取りたいのであれば、ノジマがいいかもしれません。ただ、キタムラの場合は長時間保証なども付いているので、安心してDVDを保管できる魅力もありますね。
VHSをDVDにダビングしたあとの「ファイナライズ」とは?
ファイナライズを簡単にいえば仕上げ作業です。ファイナライズを行うことで、DVDを作成した機器以外でも再生できるようになります。というのも、書き込みできるDVDは基本的に整理されていないもの。
そのため、他の機器では読み取れない可能性があります。ファイナライズを行うと書き込みできなくなりますが、内部の情報が完成するので他の機器でも読み取れるようになるのです。難しそうに感じますが、実は対応したDVDレコーダーでもファイナライズできます。リモコン操作だけで簡単なので、初心者でも迷うことなく作業できるでしょう。
まとめ
VHSはテープの劣化によって映像が途切れたり最悪見れなくなったりしますが、DVDにダビングしておけば長期間保存しておけます。ダビングしたいVHSが大量にある場合は専用の機器を購入してもいいでしょう。しかし、作業時間をやコストを考えて負担に感じるのであれば、まとめて業者に頼んでしまうのもおすすめです。
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