【Windows10更新】バージョンの21H2に更新する方法を詳しく解説！

Windows10 バージョン 21H2とは？

Windows10 バージョン 21H2とは、2021年11月に米国マイクロソフト社によってリリースされた、Windows10の機能更新プログラム「Windows 10 November 2021 Update」のことです。

先月の10月5日に、新しいOS「Windows11」が一般公開されたが、システム要件や不具合などにより、Windows10の方が使い勝手がよさそうで使い続けるユーザーが結構います。Windows10のサポート終了期限は2025年10月14日となっているので、提供終了日まで使い続けたいユーザーのために、現地時間の11月16日に、Windows10 21H2の配信が開始されました。

サポート終了期限は、Home/Proが提供開始から18ヶ月の2023年6月13日に予定されています。ただし、Windows10 21H2は秋の機能更新プログラムなので、Enterprise/Educationが30ヶ月後の2024年6月11日までサポートされていまWindows10 バージョン 21H2の新機能

Windows 10 November 2021 Update の機能更新は、セキュリティ強化とLinuxの機能向上に重点が置かれ、以下の三つの新機能が実装しています。

Wi-Fiセキュリティを強化するWPA3 H2E規格

WPA3はWi-Fiの通信内容を暗号化する技術で、最新のWi-Fiセキュリティ規格として広く採用されています。windows10 21h2では、その規格に「H2E（SAE Hash-to-Element）」というアルゴリズムを追加し、強力な保護機能としてWPA3 H2Eの標準対応を提供しています。

WPA3はWPA２の脆弱性を補完し、高度なセキュリティを実現しているとはいえ、サイドアタック攻撃により、パスワードやクレジットカード番号などの機密情報が盗まれる可能性はないとは言い切れません。サイドチャンネル攻撃を軽減するために、windows10 21h2ではWPA3 H2Eをセキュリティ規格として組み込まれています。暗号化処理の仕組みを変更することで、その特性に即したパスワード類推攻撃をさらに軽減し、個人情報や企業内機密情報の不正取得から効果的な保護を提供しています。

Windows Hello for Businessのクラウドトラスト

Windows Hello for BusinessはパスワードをPINや生体認証に置き換えて認証を行う機能です。PINや顔、指紋などで認証→TPMにアクセス→サインインリクエストをTPMに格納された秘密鍵で署名して送信→リクエストを公開鍵でチェック→PRT (primary refresh token)が発行される→サインイン、という仕組みなので、暗号が解読されにくくなり、セキュリティ強度を向上させます。

windows10 21h2では、さらにクラウドトラスト（Cloud Trust）という新しいデプロイモデルが追加されました。公開鍵の基盤 (PKI) 要件を削除することで、認証過程が簡素化され、パスワードレス環境をより迅速に構築できるようになりました。

Linux用WindowsサブシステムにおけるGPUコンピューティング

windows10 21h2では、Linux用Windowsサブシステム（WSL）におけるGPUコンピューティングという新たな機能が追加されました。Windows Insiderに利用できたが、今回は一般公開が開始されました。

GPUコンピューティングサポートは、画像処理用のGPUをそれ以外の用途に転用する技術で、WSLに関する最も要望の多かった機能です。高速な並列計算システムの構築が得意なので、人工知能や科学技術計算の分野に向けて用途の開拓が積極的に展開しています。

ディープラーニング学習用途に適合しているLinuxバイナリでGPU演算が利用可能となったことにより、WSLは人工知能（AI）、機械学習（ML）のワークフローやMLトレーニングワークフローなどを実行できるだけでなく、計算の高速化などLinuxの機能向上も実現しています。

Windows10 バージョン 21H2にアップグレードする方法

ここでは、パソコンをWindows10 21H2に自動または手動で無料アップグレードする方法をご紹介します。

Windows Updateから自動アップデートする

まずはWindows Updateを利用してWindows10 21H2を自動更新する方法です。その具体的な操作手順は以下の通りです。

ステップ１：画面の左上隅にある「スタート」アイコンをクリックし、そこから「設定」アイコンを選びます。

ステップ２：次に表示されるWindows設定の画面から、「更新とセキュリティ」をクリックします。

ステップ３：Windows Update画面を開くと、Windows11のアップデートに適用するデバイスはWindows11の更新が表示される可能性があります。そこで「今はWindows 10の使用を継続します」ボタンをクリックします。

ステップ４：次は「Windows10、バージョン21H2の機能更新プログラム」が表示されたら、「ダウロードしてインストール」をクリックすることで、21H2の更新プログラムのダウンロードが開始します。

ステップ５：ダウロードが終わると、Windows Updateには「再起動が必要です」と表示されます。更新準備ができたら「今すぐ再起動する」をクリックして再起動を行います。また、作業中の場合は「再起動のスケジュール」をクリックして再起動の時間を設定できます。

Windows10更新アシスタントから手動アップグレードする

Windows UpdateではWindows10 21H2の更新プログラムが表示されない場合があります。自動更新できない場合は、Windows10更新アシスタントを利用して手動でアップデートする方法があります。その具体的な操作手順は以下の通りです。

ステップ１：パソコンのブラウザを起動すると、「windows10のダウンロード」を検索欄に入力し、更新アシスタントのサイトページを開きます。

ステップ２：Windows10 21H2のダウンロードファイルを入力するには、「Windows 10 November 2021 Update」欄で「今すぐダウンロード」ボタン、またはその下にある「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。

ステップ３：ダウンロードファイルをクリックして実行します。再起動の通知が表示されたら、「今すぐ再起動」ボタンをクリックして再起動を行います。またアクティブ時間以外に再起動する場合は、「後で再起動」ボタンをクリックして再起動を保留しておくことができます。

他のPC環境または複数のPC環境でWindows10 21H2へ更新する場合は、更新アシスタントを利用してインストールメディアを作成することがおすすめです。更新アシスタントのサイトを開き、「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリックし、「別のPCのインストールメディアを作成する（USB フラッシュ　ドライブ、DVD、またはISOファイル）」をクリックすればよいです。

バージョン変換でも動画が視聴できる方法

DVDFab DVDリッピングは、DVDデータを動画や音声形式に変換できる無料ソフトです。独自技術によってDVDに施されたコピーガードをわずか数秒で解除でき、DVDを自由に変換できます。スマホ、タブレットやホームシアターなど機器向けのファイルに出力可能で、

どんな端末で快適に楽しめます。では、DVDFab DVDリッピングを使ってDVDを汎用的な動画形式MP4に変換する方法をご紹介します。

ステップ１：DVDFab DVDの最新バージョンを無料ダウンロードしてインストールします。30日間の全機能無料体験があるので、ご安心に試用して下さい。

ステップ２：DVDFabを起動し、画面上部から「リッピング」ボタンをクリックして光学ドライブからディスクを読み込みます。ISOファイル/フォルダを導入する場合は、画面真ん中にある「＋」をクリックします。

ステップ３：DVDを読み込んだ後、「カリスマ」＞「他のプロファールを選択」＞「フォーマット」＞「ビデオ」＞「一般」の順で選び、その中から「MP4」を選択します。

ステップ４：タイトル名の変更やオーディオ、字幕を設定してから、出力先で出力ファイルの保存場所を指定し「開始」ボタンを押せればOKです。

５．まとめ

この記事では、Windows10の更新プログラムWindows10 バージョン 21H2のリリース日＆サポート終了日、追加機能及び自動・手動の更新方法をまとめました。セキュリティ強化とWSLの機能向上が実現した21H2に更新したい方はぜひ参考してください。最後はDVDデータをバージョン変換でも視聴したい方のために、DVDFab DVDリッピングという無料ソフトをご紹介したので、ぜひ使ってみてください。