MP3ファイルにアーティスト名・制作年・曲名などの情報を書き込みたいと思ったことはありませんか? MP3ファイルのタグとは、パソコンや携帯プレーヤーの画面に表示される情報のことです。具体的に言えば、音楽ファイルの多くには「ID3タグ」と呼ぶデータが付加され、アーティスト名や曲名、アルバム名、タイトルなどの情報を含みます。みなさんはスマホなどのモバイル端末でMP3ファイルを聴いていると、曲名などが文字化けすることがありませんか? こういう時、「この文字化けした情報を編集できたらいいのに」と思いますよね?今回は、使いやすいMP3のID3タグ編集ソフトを3つまとめてみました。
MP3変換おすすめフリーソフトについては、こちらの記事を参照してください。
MP3タグ編集ソフトの1:MP3tag
最初におすすめしたいのは「MP3tag」というソフトです。音楽ファイル編集をよく接触する方々なら知るはずの有名なソフトと言っても過言ではありません。こんな名前でも、MP3の形式だけではなく、「MP3tag」は、WMAなどのさまざまな形式の音楽ファイルのID3タグを編集できます。1曲ずつ手動で修正することも、自動で一括に編集することもできます。AmazonやDiscogsMusic、Brainzなどのデータベースを利用しています。そのほか、音楽ファイルを読み込んだり、タグ情報を表示したり、編集したりできます。フリーソフトとしては実に豊富な機能を持っています。
基本情報
ソフト名:MP3tag
動作環境:Windows10/8/7/Vista/X・MacOS
機種:IBM-PC
種類:フリーソフト(寄付歓迎)
公式サイト:https://www.MP3tag.de/en/
主要機能:
①タグの一括編集ID3v1.1・ID3v2.3・ID3v2.4・MP4・WMA・ APEv2タグとVorbisコメントを複数のファイルに一度に書き込むことができます。
②Discogs, freedb, MusicBrainzからのインポート。Discogsや freedb、 MusicBrainz などのオンラインデータベースからタグをインポートし、自ら入力の手間を省くことができます。
③文字や単語の置換。タグやファイル名の文字列を置換します。
上述の主な機能のほかにMP3tagは、埋め込まれたアルバムカバーのバッチエクスポートから、メディアタイプやテレビ番組設定のようなiTunes固有のタグのためのオーバーサポート、単一のマウスクリックで適用することができるグループに複数のアクションを組み合わせるまで、他の様々な機能と特徴を提供しています。
使い方
ここて、windowsの動作環境を基づいて、筆者はMP3tagの基本的な使い方をご紹介させていただきます。
①まずは、公式サイトからMP3tagをダウンロードしてインストールします。(MP3tagの公式サイトはドイツ語で表示しているので、日本語を切り替えたほうが使いやすいと思います。)インストールが完了した後、ソフトウェア自体を起動します。
②起動したあと、空白の画面が表示されます。自分が編集したいMP3ファイルを画面のセンターにドロップとドラッグするか、「ファイル」から「ディレクトリを変更」を選んでファイルを確定すると、画面に反映されます。フォルダを一々選択できますので、複数の場合でも便利です。
③画面の左側に表示されているタグ項目で入力や変更を行った後、上のフロッピーディスクアイコンかCtrlとSキーを押して保存します。また、ファイルをいちいちにタグ情報のテキスト化出力やプレイリスト作成、アカウントを作れば、MusicBrainz、reedb、Discogsのデータを利用したタグの自動編集もできます。
MP3タグ編集ソフトの2:4Videosoft 動画変換 究極
4Videosoft動画変換究極は強大なマルチメディアー変換ソフトです。このソフトによって、動画形式変換、動画圧縮、GIF作成、自製のDVDリッピング、メディアーメータデータ編集の機能ができます。さらに、4K、HDビデオを含む千以上の動画形式を変換できるし、また市販、レンタルDVDディスク、ブルーレイディスクをMP4、MKV、MOVなどの汎用の形式にリッピングできます。それ以上の機能に限らず、動画効果調整、動画クロップ、カット、結合、ウォーターマーク追加などの編集機能も有しています。世界中のたくさんのユーザーに大人気です。
基本情報
ソフト名:4Videosoft 動画変換 究極
動作環境:Windows・MacOS
種類:有料ソフト(税込3984円)
公式サイト:https://www.4videosoft.jp/video-converter-ultimate/
主要機能:
①動画変換:このソフトは汎用のすべての動画フォーマットを変換できます。4K、HD動画を含め、1000以上の動画、オーディオ形式の変換ができます。さらに、動画から音声を抽出できて、MP3 、AC3 、AAC、WMA 、WAVなどでイオファイルに変換できる上、再生デバイスに応じて動画をApple 、Android 、SAMSUNG 、HUAWEI LG 、XIAOMI 、SONY、 HTC、 TV 、ゲーム機に対応する動画や音声形式に変換できます。
②DVD リッビング:このソフトを使って、自製のDVDディスク、DVDフォルダ、DVD ISOファイルを変換できます。また、DVDを一般のMP4、MOV、MKV、AVI、WMV、WEBMなどの動画ファイルとMP3 、AAC、 AC3 、WMA 、WAV 、AIFF 、FLACなどの音声ファイルに変換することもできます。
③編集機能:動画やDVDを変換する前にその効果を改善や編集したいなら、このソフトによってできます。自分の好き嫌いに応じて動画をトリムしたり、動画効果(例えば輝度、飽和度、コントラスト、色相)を調整したりすることができます。
使い方
①まず、公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールします。(ダウンロードは無料です。)
②そして、ソフトを起動したあと、まずは「ツールボックス」ボタンをクリックします。それから、「人気ツール」という画面に「メディアメータデータエディター」機能を選んでください。
③ID3編集画面に「+」をクリックすれば、MP3ファイルを「4Videosoft」にロードすることができます。さらに、ユーザーの必要に応じて右側でのMP3ファイルの「タイトル」「アーティスト」「ジャンル」「作曲」などの情報を自由に編集できます。それから左側にMP3ファイルの「カバー」を変換することができます。
④最後に、編集完了したあと、右下にある「保存」ボタンをクリックすればMP3タグの編集は完成です。
MP3タグ編集ソフトの3:TagScanner
TagScannerは音楽コレクションを整理し、管理するための強力なツールです。ID3v1/v2、APEv2、WMA、MP4(iTunes)タグをサポートし、最新のほとんどのオーディオフォーマットのタグを編集することができます。とても便利です。
基本情報
ソフト名:TagScanner
動作環境:Windows Vista/7/8/8.1/10, Windows Server 2008
バージョン:6.1.13(2022/05/07)
公式サイト:https://www.xdlab.ru/en/download.htm
使い方
①このソフトをダウンロードして起動し、画面右上にある「Program options」をクリックするか、Ctrl + P キーを押します。
②続いてはProgram option の General settings 画面が表示されます。そして、「Interface language」の項目で「English」が既に選んでいるので、クリックしてプルダウンメニューの中から「Japanese」を見つけて選択すると、日本語表示に変換できます。
③画面の上にある「リネーム」をクリックして、タグに登録されている情報からファイルの名前を設定できます。音楽ファイルをドラッグとドロップして登録し、画面の右にある「ファイル名出力形式」に設定された形式にてリネームができます。
④画面の上にある「編集」をクリックして、タグに登録されている情報からファイル名を設定できる「拡張タグエディタ」を利用できます。
⑤画面の上にある「オンライン」をクリックして、オンラインからタグ情報を得て、設定できます。
⑥画面の上の「生成」をクリックして、タグを一括処理できます。
⑦表示された画面の上の「エクスポート」をクリックして、音楽ファイルのリストファイルやレポートファイルを作成します。
以上はTagScannerというソフトの使い方です。この案内に沿ってMP3のタグを簡単に編集できます。
まとめ
この記事はMP3のタグを簡単に編集できる三つのソフトを詳しく紹介しました。その中に筆者が一番おすすめなのは「MP3tag」というソフトです。Windowsシステムをご利用している方ならぜひお試しください!無料ソフトとしての機能はかなり豊富です。(MacOSの方は有料になるので、ご注意ください。)それぞれの基本情報、公式サイト、動作環境も含めています。もし今MP3のタグの編集に困っている方がいれば、ぜひこの記事を読んでください。絶対役に立ちますよ〜
MP3変換おすすめフリーソフトについては、こちらの記事を参照してください。