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Microsoft製のタスク管理ツール。作業すべきタスクが積み重なってくると、それをすべて正しく記憶しておくことは難しくなる。このような課題を解決する上で、役立つのがパソコンやスマートフォンで利用できるタスク管理ツールだ。
本アプリの画面構成は極めてシンプルで、左側にタスクを分類して管理するためのカテゴリのリストが並び、その右に選択しているリストに含まれるタスクが並んでいる。タスクを登録する場合、[+To Doの追加]をクリックし、タスクの件名を入力。タスク管理で重要となる期限日は、タスクをダブルクリックして表示されるプロパティの[期限日の追加]で指定できる。
なお期限が今日や明日であれば、タスクを右クリックして表示されるコンテキストメニューからも指定可能だ。作業が完了したら、それぞれのタスクの先頭にある丸印をクリック。これでチェックが付き、さらにタスクの件名に横線が引かれて完了したことがわかるようになっている。
ユニークな機能としては、カテゴリの1つとしてあらかじめ用意されている“今日の予定”。ここは当初何の予定も登録されておらず、今日作業する内容をリストアップするのに使用する。右上にある電球アイコンをタップすると、“今日の予定”カテゴリに登録するタスクの候補を表示してくれる。
この候補には、本日や翌日が締め切りの予定や、各カテゴリに登録されているタスクが表示されるので、その中から今日行うタスクを選び、[+]ボタンをクリックすると今日の予定に追加できる。今日の予定とカテゴリの機能を組み合わせれば、タスクの数が膨大になってもスマートにタスクを管理し、作業すべきことをピックアップできる。
マルチプラットフォーム対応のタスク管理・スケジュール管理“Todoist”のWindows 10向け公式アプリ。タスクをプロジェクトや優先度フラグ、ラベルなどで管理したり、タスクやプロジェクトに階層構造をもたせて管理できるのが特徴。
人工知能(AI)が搭載されており、機械学習にもとづき、タスクごとにお勧めの予定日時を知らせてくれる。仮に“トイレットペーパーを購入する”タスクを追加した場合、前回の“トイレットペーパーを購入する”というタスクの登録日と完了日を参照して機械的に期限を決定するのではなく、たとえば“日曜日はタスクが多いし、月曜日を締め切りにしておこう”という判断を自動で行ってくれる。
無料で利用可能なベーシック版ではプロジェクト数は80、プロジェクトごとの人数は5人に制限されているが、プレミアム版(年間3,500円)ではプロジェクト数は200、プロジェクトごとの人数は25人まで登録可能。また、メールでのタスク追加やタスクコメント&ファイル添付、自動バックアップなどのさまざまな機能が利用できる。
ガントチャート風の進捗グラフをデスクトップ上に表示するタイマーソフト兼、時間管理ソフト。デスクトップ上部に最前面で表示される細長い進捗グラフで、日・週単位の短期から、月・年単位の長期にわたる2点間の時間経過を表示する。複数の進捗グラフを多段表示できるため、たとえば毎日の就業時間や、長期休暇までの時間、記念日までの時間といった、さまざまな予定の時間経過を同時に把握できる。進捗グラフは、経過率の上昇とともにその色が徐々に緑から赤へ変化し、満了すると点灯する仕組みだ。そのほか設定画面では、各グラフの名前や縦幅、目盛りの有無を指定することが可能。なお、動作には.NET Framework 4が必要。
“ボード”と“リスト”、“カード”でタスク(やるべきこと)をビジュアルに管理するユニークなタスク管理サービス。シンプルで柔軟性に富んでおり、さまざまな業務プロセスにフィットするのが魅力だ。各種オンラインサービスとの連携も充実しており、うまく組み合わせればさまざまなニーズに応えることができる。
“Trello”はオンラインサービスなので、基本的にはWebブラウザーで利用することになるが、Windows/Macに対応したデスクトップアプリも用意されている。Windows版は“Microsoft ストア”から入手可能で、セットアップやアップデートも容易だ。
利用するには、まずプロジェクトごとに“ボード”を作成する。プライベートなタスクをメモしておく“ボード”、仕事仲間と共有して業務タスクを管理するための“ボード”など、用途に応じて“ボード”を作成するとよいだろう。
次に、“ボード”を開いて“リスト”を作成する。“リスト”の使い方は自由だが、ここでは“やるべきこと”“やっていること(進行中)”“やったこと(完了)”の3つの“リスト”を作成してみよう。
続けてタスクの数だけ“カード”を作成し、“やること”リストへ配置する。あとはタスクの進捗状況に応じて“カード”を“やっていること”リストや“やったこと”リストへ移していく。こうすればどのタスクが今どんな状況にあるのかが一目瞭然だ。また、メンバーごとに“リスト”を作成して、担当者の“リスト”へ“カード”(タスク)を振り分けるといった使い方も考えられるだろう。
そのほかにも覚えておくとよいのが、通知ポップアップとプロフィール画面だ。チームメンバーが活動するとさまざまな通知が送られてくるが、それらは画面右上のベルアイコンを押すと現れる通知ポップアップでまとめてチェックすることが可能。
さらにその右隣のプロフィールアイコンをクリックすると、プロフィール画面やカード画面へアクセスできる。デスクトップアプリの魅力は、OSネイティブの通知機能が利用できる点、キーボードショートカットをカスタマイズできる点、タスクトレイに収納できる点などがある。
カテゴリーのフォルダツリーやタブを利用して、複数のチェックリストを一括管理できるソフト。複数のチェックリストを同時に開き、タブで切り替えて利用できる。チェックリストの項目は標準で“内容”と“更新日時”の2つ。これらのタイトルは任意の名前に変更できるほか、新たに項目を追加したり削除するなど、作成したいチェックリストの内容に応じて自由にカスタマイズ可能だ。また、各ToDo項目の左端にはアイコンを表示できるので、あらかじめ用意されている“!”“?”“○”“×”といったマークを活用してToDoの進捗状況を設定するとよい。このアイコンには任意の画像を追加することもできる。そのほか検索機能では、すべてのチェックリストを検索対象にできるほか、選択カテゴリー以下のチェックリストのみというように検索範囲を絞り込むことも可能。さらに、チェックリストを行単位で色分けした表形式で印刷する機能も備える。なお、動作には.NET Framework 4が必要。
リスト形式で予定を確認できるスケジュール管理ソフト。日付と予定のみ記入すればよい仕様で、メモをとる感覚で手軽に使える。起動するとデスクトップ最前面にウィンドウが現れ、期日が近い順に予定一覧が表示される。日付と予定の間には日数欄があり、残り日数を把握できるほか、各予定の背景色が残り日数で変化するので、一目で予定を把握可能。終了した予定は、日数欄をクリックすれば“済”となってリスト末尾へ移動するため、リストの上部を見れば未済の予定だけを確認できる。入力済みの予定のキーワード検索も可能。非アクティブになると自動でウィンドウが半透明化し、さらにマウスカーソルが近づくと非表示になるように設定できるので、画面に常駐させても他ソフトの操作の邪魔とならないのもうれしい。この際ウィンドウの透明度は、任意に指定できる。
「EssentialPIM」はUSBメモリなどによる持ち運びも可能な、「MS Outlook」風の画面構成をもつ無料の個人情報管理(PIM)ソフト。スケジュール機能のほか、ToDo、テキストメモ、アドレス帳機能を備えており、1画面上で切り替えて利用できる。海外製のソフトだが、日本語の入力や表示が可能。
また、アーカイブを解凍するだけで利用でき、PIMデータや設定を実行ファイルのあるフォルダー以下に保存するようあらかじめ設定された“Portable version”も公開されており、USBメモリなどで持ち運ぶことも容易だ。
なお作者のホームページでは、本ソフトの全機能に加えて、PIMデータの暗号化や「MS Outlook」とのPIMデータの同期、ToDoやメモなどへのファイル添付といった多くの機能を備えるシェアウェア版の「EssentialPIM Pro」が39.95米ドルで販売されている。
メモやToDoなどを1画面に表示して、スケジュールの内容などが一目で確認できるスケジュール管理ソフト。ウィンドウは5つのペインに分かれていて、カレンダー、1日のスケジュール内容とメモ、ToDoリスト、簡易メモが1画面に表示される。スケジュール欄に書き込んだ内容は、すべてカレンダーに表示され、開始時刻の5分前にアラームを鳴らしたり、メッセージをポップアップ表示させることも可能。また、ToDoリストを未処理・処理済に分けて管理することができ、予定日までの残り日数や進行状況を知らせるアイコンを表示して、大事な予定を常に把握しておくことができる。そのほか、カレンダーの下のペインに簡易メモを書き残したり、CSV形式のファイルで保存した年間スケジュール表を読み込んでカレンダーに表示させることも可能。
月間・週間・日間のスケジュール表を表示できるシンプルなデザインの常駐型スケジューラー。“Google カレンダー”と同期できるのが特長で、Webブラウザーで“Google カレンダー”を開かなくても“Google カレンダー”に登録した予定を確認できる。また、タスクトレイに常駐する上、動作も軽快なため、頻繁に予定を確認する場合でもスケジュール表が開くまで待たされることがない。
画面は上下2つのペインに分かれており、上ペインには月間・週間・日間のスケジュール表を切り替えて表示できる。下ペインはタブ切り替え型になっており、スケジュール表に表示する各種カレンダーの表示・非表示を切り替えたり、指定日や指定日から7日先までの予定リストやToDoのリストを表示することが可能。
“Google カレンダー”との同期は任意のタイミングで行うほか、本ソフトの起動時や予定の追加・編集・削除時、もしくは定期的に自動で行うように設定可能。指定した地域の週間天気予報をスケジュール表に表示する機能も備える。
カレンダー上の複数の日をまたぐ形で、入力した予定の期間を実線や点線などで表示できるカレンダーソフト。画面には7曜4週型のカレンダーが表示され、カレンダー上部のタブで前月や次月のカレンダーを表示することができる。カレンダー内の日付をダブルクリックするとテキストボックスが表示され、予定を書き込むことが可能。また、カレンダー上の右クリックメニューで[新しい期間予定の追加]を選択すると別ウィンドウが表示される。ここで予定の開始日や終了日、線の種類、線の色などを選択して予定の内容を入力すると、カレンダー上の複数の日を実線などでまたぐ形で予定を表示することができる。入力した予定の期間が週をまたぐときは、予定の開始日と期間中の毎週日曜日に内容を示す文字列が表示され、同じ日に複数の期間予定が重なるときは、開始日の早い予定が日付の上側に表示される。また、予定に日付やURLを書き込むと、その日付やURLにジャンプできるリンクがカレンダーに表示される仕組みだ。このほか、日付未定の予定や簡単なメモなども入力できるようになっている。
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