Windowsで音声を録音したいと思っている人は、必死におすすめのソフトを探しているのではないでしょうか。結論からいえば、Windows 10では標準で「ボイスレコーダー」が搭載されており、内部ソフトだけで録音が可能です。ただし、録音デバイスを1つしか選べない欠点もあるのが事実…。そこで本記事では、ボイスレコーダーを使う方法に加えて、外部ソフトでもおすすめのものをまとめました。ボイスレコーダー以外の録音方法が知りたい方や録音デバイスを複数選びたいと思っている方はぜひお読みください。
Windowsで録音する前に知っておきたい音声ファイル形式
wav |
圧縮していない音声形式 |
---|---|
m4a |
AAC規格で圧縮された音声ファイルにつく形式 |
mp3 |
圧縮した音声形式 |
aiff |
Appleが開発した非圧縮形式 |
flac |
可逆圧縮形式 |
wavは圧縮していない音声形式で、音質がいい分とても重いファイルになっています。m4aはAAC規格で圧縮された音声ファイルにつくもので、現在も開発が進んでおり、さらに進化する可能性のある拡張子です。mp3は圧縮した音声形式ですが、人には聞こえない音のみを取り除いているため、音質が良くファイルも軽くなっています。aiffはAppleが開発した非圧縮形式です。最後にflacは可逆圧縮形式となっており、音質を損なわずに保存できます。
Windowsで音声を録音する方法①内部ソフト「ボイスレコーダー」を使う
今や世界で15億人が使っているというWindows。世界人口のおよそ2割が使っていることになり、そのシェアの大きさが分かりますね。
さて、Windowsで音声を録音する場合は、ボイスレコーダーを使う方法があります。ボイスレコーダーとはWindows 10やWindows 11に標準搭載されている録音ソフトです。マイクから入力された音声やパソコン内の音声を録音する場合に役立ちます。実際に録音された音声ファイルの保存先は、ユーザーライブラリーからドキュメントを表示し、サウンドレコーディングフォルダの中です。
ボイスレコーダーの使い方
ボイスレコーダーを使うときは、Windows 10の場合スタートボタン→「は」欄のボイスレコーダーを選択でアプリを起動します。
(NEC LAVIE公式サイトより)
ここでマイクのアクセス許可を問われるので、「はい」を選択しましょう。準備が整ったら中央の録音ボタンをクリックするか、「control」+「R」キーで録音を開始します。
(gigafree公式サイトより)
録音中、停止ボタン右下のマークをクリックしてマーカーを設定することも可能です。左下には一時停止ボタンがあるので、録音を一時的に中断できます。録音が終了したら、中央の停止ボタンをクリックして録音機能を停止させて完了です。
ボイスレコーダーで音声をmp3として保存するには?
ボイスレコーダーで録音した音声ファイルはm4aで保存されます。そのため、mp3として保存したい場合は別の変換ツールを使用するしかありません。例えばDVDFab12(https://dvdfab.org/dvdfab12.htm)やOnline Audio Converterなどがおすすめです。
上記はDVDFab12でm4aとmp3に変換する画面。変換したい動画をインポートして出力形式を選び「開始」を押すだけなので簡単です。
ボイスレコーダーがない?探し方は?
ボイスレコーダーの起動方法はいくつかあります。1つ目がスタートの「は」欄から起動する方法です。しかし、この部分にボイスレコーダーが見つからないこともあるでしょう。そんなときは、画面左下にある検索窓でボイスレコーダーと打ち込めば表示されるので試してみてください。
Windowsで音声を録音する方法②外部ソフトを使う
ボイスレコーダー以外の機能を使う場合は、外部ソフトに頼る方法もあります。いくつか録音ソフトをまとめたので確認していきましょう。
ステレオミキサーを使って音声を録音する
ステレオミキサーは一部のWindows 10に搭載されている機能です。ボイスレコーダー同様、音声の録音ができます。ただし、ステレオミキサーはパソコン内部と外部の音声を同時に録音できる点で異なるアプリです。
ボイスレコーダー |
ステレオミキサー |
|
---|---|---|
パソコン外部の音声録音 |
できる |
できる |
パソコン外部の音声録音 |
できない |
できる |
V-CUBEミーティングを使って音声を録音する
V-CUBEミーティングは無料で使えるWeb会議ツールです。2人以上入室している状態で録音できます。office365と連携できるのも嬉しいポイント。録画方法はとても簡単で、画面下部の「REC」をクリックするだけ。保存されたデータは「会議記録」欄から確認できます。
webexを使って音声を録音する
webexはWeb会議、投票、メッセージ、クイズ機能など幅広い用途で使えるWeb会議ツール。無料プランと有料プランがありますが、無料プランでも録画可能で、保存形式はmp4です。有料プランに変更するとクラウド保存ができますが、クラウド保存しなくてもいい人は無料プランでも十分使えます。
EaseUS RecExpertsを使って音声を録音する
EaseUS RecExpertsは会議やゲーム画面を録画できるソフトです。EaseUS RecExpertsにはシステム音とマイク音を録音する機能もついています。ただし、体験版は連続録画できる時間が10分間と決まっており、10分経過すると自動で終了してしまうのがネックです。
VideoProcを使って音声を録音する
VideoProcはPC画面の録画を行えるソフトとして有名な無料のツールです。じつはVideoProcには画面音声録音機能に加えて音声エンコード機能があるため、音声録音ツールとしても広く使用されています。
まとめ
Windows 10ではボイスレコーダーがあるので、既存アプリだけですぐにでも録音開始できます。ただし、録音デバイスを複数選びたい、会議の音声を録音したいなど、他の理由がある人もいるでしょう。そんな方は本記事で紹介している外部ソフトを参考にして、目的に応じたソフトを使ってみてくださいね。