オープンソースで開発されている無料の複式簿記ソフト。小切手やクレジットカード、株式、投資信託、複数の通貨、売り掛け・買い掛けなどを扱うことが可能で、家計簿から小規模ビジネスの会計処理までをカバーできる。財務データをグラフ表示したり、帳票を印刷することも可能だ。
初回起動時、または新規ファイルを作成するとき、ウィザード画面が表示されるので、目的に応じて勘定科目のテンプレートを選択しよう。すると、一般的な帳簿から用途限定の帳簿まで、それぞれの目的に合った勘定科目が準備される。たとえばテンプレートで“共通勘定科目集”を選択した場合、現金での支出を“費用”の科目に記録すると、“資産”の科目からも現金の減少を確認でき、その逆も可能なため、帳簿が自動で複式化される仕組みだ。
なお、本ソフトのインストール時に使用する言語を“Japanese”にすると、インストール時のダイアログが一部文字化けすることがある。その場合は、“English”などを選んでインストールしよう。インストール時の言語が“English”であっても、インストール後は日本語で利用可能だ。
また、本ソフトのソースコードは作者サイトからダウンロードできる。
クリップボードにコピーした数字を元に自動作成したバーコードをクリップボードにコピーして、他ソフトへ手軽に貼りつけられるバーコード作成ソフト。作成されるバーコード画像の形式はBMP/WMF/EMFの3種類、作成できるバーコードの種類はJAN/CODE39/NW-7/ITFなどの12種類から選択可能。バーコード作成時に入力できる数字の桁数は、JANが8または13桁、ITFが6、14、16桁といった具合に指定されているので、それぞれの種類に合わせて桁数を入力していこう。なお、クリップボードにコピーした数字からバーコードを作成するには、あらかじめ[クリップボード監視]メニューをオンにしておく必要がある。そのほか、バーコードの上側または下側に漢字を含めた任意の文字列を入力したり、作成されるバーコードの横幅を1~3の倍率で設定できる。バーコード作成のほか、「Excel」などでデータ文字列とバーコードを照合・管理したいときなどに利用できるだろう。
さまざまな金融機関の利用明細を取り込んで一元管理できるソフト。あらかじめ登録した金融機関から定期的に最新の利用明細を取り込むことができる。「会計王20」「みんなの青色申告20」などのソリマチ製会計ツールと連携可能で、取得した利用明細をこれらの会計ツールの仕訳けデータとして取り込めるのがうれしいポイントだ。
利用するには、まず金融機関の登録を行おう。金融機関を登録するには、あらかじめ当該機関のオンラインバンク機能を利用できるように手続きしておく必要があるので注意したい。「MoneyLink」は全国約99%の金融機関に対応に対応しており、その多くでは法人口座もサポートされている。また、“VISA”や“JCB”などのクレジットカード、“SUICA”“楽天 Edy”“nanaco”“WAON”といった電子マネーを登録することも可能だ。登録する際に明細の自動取り込みを有効化しておくと、定期的に利用明細をダウンロードしてくれるようになる。
なお、利用の際はIDとパスワードの登録が必要。取得した利用明細は、メイン画面のリストビューでチェックすることが可能。明細にはそれぞれ“メモ”が追加できるので、資金の用途や注意事項を書き込んでおけば、あとで帳簿を見直す時に役立つだろう。
町内会の会計業務に特化したシンプルな会計ソフト。町内会専用の会計ソフトらしく、“町内会”グループで町内会に属する世帯やその役職などの情報を入力可能なほか、班分けなどの情報も管理できる。“町内会”グループの下にある“印刷”グループでは、班ごとに町内会費を集めるための納付書と領収書を印刷可能。帳簿への記入は、“会計帳簿”グループの[帳簿]ボタンを押し、そこで日付と貸方科目・借方科目などの情報を記入する。科目は“歳入項目”と“歳出項目”で管理可能となっており、各項目には“予算”を設定しておける。さらに、年度末には“決算”グループにある[歳入決算][歳出決算]ボタンから、予算と実際の歳入額・歳出額をレポートとして表示可能。決算レポートは、紙へ印刷できるほか、PDF形式で出力することもできる。 なお、動作には.NET Framework 3.5および「Microsoft Report Viewer 2008」が必要。
個人事業主向け専用に設計されたわかりやすい会計ソフト。たとえば最初の新規作成画面には業種別のテンプレートが用意されており、該当する職種を選択するだけでそれに適した会計データを準備してくれる。どれに該当するかよくわからない時は、質問に答えていくだけで会計データを作成できる“らくらくエスコート機能”を利用することも可能。他社製品のデータ取り込みにも対応している。
また、データの登録も簡単。[帳簿]-[らくらく仕訳入力]コマンドを利用すると、日付・取引の種類・取引の内容・取引金額を入力するだけで、借方・貸方の仕分けをしてくれる。これならば簿記に不案内なユーザーでも簡単に利用できるだろう。慣れれば表計算ソフトによく似た入力画面で、自動集計機能の力を借りながらサクサクと入力を進めていけるはずだ。
そのほかにも、“青色申告やることナビ”をはじめとする確定申告・電子申告ツールが充実。帳票への印刷も幅広くサポートしている。クラウド型の会計ソフトでは当たり前になりつつある各種金融機関の利用明細取り込みも、開発元が無償提供している「MoneyLink(マネーリンク)」と連携してほぼ自動で行える。この「MoneyLink」は全国約99%の金融機関に対応しており、“VISA”や“JCB”などのクレジットカード、“SUICA”“楽天 Edy”“nanaco”“WAON”といった電子マネーを登録することも可能だ。
1つの取引ごとに取引先や内容、金額などのデータを保存して、そのデータから見積書や納品書、請求書、領収書などをそれぞれの帳票のフォーマットで印刷できるソフト。自社や顧客の住所や電話番号といった一般的なデータはあらかじめ登録しておくことが可能。見積書、納品書、請求明細書、合計請求書のほか、見積依頼書、物品受領書、注文書、発注書、領収証などを印刷することができる。複数の取引データを集計して、合計のデータを作成できるため、請求書を合算で発行する場合などにも便利。
なお、本ソフトをv7.31以降に更新するには、[ヘルプ]‐[最新バージョンかチェック]を選択してアップデートする必要がある
数字・記号ボタンでのクリック入力はもちろん、キー入力での数式記述にも対応する関数電卓ソフト。キーボードですばやく入力することを想定しているのが特長。そのため、数字・記号・関数ボタンを非表示にした、シンプルかつコンパクトな画面へ切り替えることも可能。
数式入力欄は基本的に表計算ソフトのセルと同じなので、記述中の数式を編集・修正したり、ほかのソフトからコピーした数字や数式も貼り付けられる。さらに、[Memory]ボタンで計算履歴を呼び出せば、過去の数式・計算結果を再利用できる。そのほか、最大6個までの変数に対応しており、変数名は漢字や仮名も含めてカスタマイズすることが可能。また、最大14個までの数字・数式を定型文として登録できる機能が搭載されている。
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