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ビデオカードやグラフィックスプロセッサー(GPU)に関する詳細な情報を取得するためのツール。GPUのコードネームやリビジョン、製造プロセス、ドライバーのバージョン、メモリの種類・容量、バス幅といった情報を閲覧できるほか、[Sensors]タブからGPUのコアクロック、メモリクロック、温度、消費電力、利用率、メモリ使用量などを確認することもできる。
また[Advanced]タブでは、VGA BIOS、CUDA、OpenCL、DirectX、Vulkanなどに関する情報を取得可能だ。
「BgInfo」はシステム情報をデスクトップ壁紙に表示できる無料のツール。指定したシステム情報をテキストとして出力し、壁紙と合成してデスクトップへ表示することができる。処理が終わればそのまま終了するため、一般的なシステム情報ユーティリティに比べてリソース消費が少ないのがメリット。
また、表示可能なシステム情報が豊富なのも本ソフトの特長。起動時刻やOSバージョン、プロセッサおよびストレージの情報、IPアドレスやPC名といったネットワーク情報、ユーザー名などのログオン情報などといった既定の項目が用意されている。書式も自由にカスタマイズできる。
PCの起動日時・終了日時を記録するするタスクトレイ常駐型ソフト。開始するとデスクトップ右上に小さなウィンドウが現れ、現在の日付や時刻とともに、その日PCを起動した回数や利用した時間の合計、直近の連続稼働時間などを表示してくれる。また、ログの集計・分析機能を備えており、月・週・曜日・時刻別にPCの利用割合を算出することもできる。
利用するにはまず、“settinge.exe”を起動して[その他]タブを開き、[スタートアップ(現)]ボタンを押す。するとOSのスタートアップに本ソフトが登録され、PCの起動と終了を監視できるようになる。あとは“orepclook.exe”を実行すると、デスクトップにPCの利用時間を表示するミニウィンドウが表示される。もし手順を間違えても、誤操作を指摘する“アニキシステム”が発動して“~ですぜ!”と警告を発してくれる。
本ソフトはおまけ機能が充実しており、好みのタイミングでスケジュール実行できることが売りとなっている。実行可能な機能は、指定したテキストの表示、特定のアプリやファイルの実行、OSの終了・再起動、スクリーンセーバーの表示など。CDのトレイを開閉したり、音を鳴らしたり、占いをしたり、壁紙を変更したり、スクリーンショットを撮影したり、任意のキーを押すこともできる。
なかには何の役に立つのかわからない機能も含まれているが、工夫次第ではなかなか実用的で、たとえばPCを長時間使ったら休憩を促すメッセージを表示したり、定期的にタスクを実行させたりすることができる。これらの機能を利用するには、設定画面の[スケジュール]タブでタスクを登録する必要がある。タスクを登録する際のインターフェイスに少し癖があるが、先にリストビューの右クリックメニューから新規項目を追加して、タスクを編集していけばよい。
CPUのプロセッサー名やモデルナンバー、コードネーム、プロセス、パッケージ、キャッシュレベルといった情報を取得・表示できるツール。マザーボードやチップセット、メインメモリのタイプ、サイズ、モジュール仕様(SPD)といった情報もチェックできるほか、プロセッサーの各コアの内部周波数やメモリ周波数をリアルタイムで測定することも可能。簡単なベンチマークツールも備えている。
さらに、各CPUコアの周波数、ベースクロック、メモリの周波数などをまとめてチェックする機能や、ベンチマーク結果をWebへアップロードして他のシステムと比較できる[Submit and Compare]機能などを備えている。
「CompactMeter」は、CPU・メモリ使用量などをアナログメーターで表示する無料のアプリ。起動すると、現在のCPU使用率・メモリ使用量・コア別のCPU使用率・ネットワーク転送量(アップロードおよびダウンロード)・各ドライブの書き込みおよび読み込み速度がシンプルなアナログメーターでリアルタイム表示される。Direct2Dに対応しているためCPU負荷が低い。
初期状態では常に最前面に表示される仕様になっているが、右クリックメニューの[常に最上位に表示]オプションをOFFにすることで通常のウィンドウのようにバックグラウンドに移動できるようになる。また、タスクトレイアイコンのクリックでタスクトレイに格納することも可能だ。さらに、ウィンドウ端のドラッグや[Shift]キーを押しながらのドラッグで表示サイズを自由に変更できる。各メーターは右クリックメニューから表示できる設定画面から表示・非表示を切り替えられるほか、背景色を変更可能だ。そのほか、メーターの配置は初期状態では2列で縦長だが、設定画面の[メーターの列数]オプションを変更することで横長にすることもできる。
なお、動作にはVisual C++ 2017 ランタイムが必要。
使っているパソコンが、“複合現実(MR)”を手軽に体験できる機能“Windows Mixed Reality”に対応しているかどうか確認できるMicrosoft公式のツール。
“複合現実(MR)”とは、物理世界とデジタル世界を融合した新しい体験を得ることが可能で、現実を覆い隠して仮想空間のみを体験させる“仮想現実(VR)”や、カメラ越しの現実に仮想物体をマッピングして表示する“拡張現実(AR)”とも異なる、あるいは包括したものと言える。
“Windows Mixed Reality”は、高価な“HoloLens”のほか、比較的安価な“Windows Mixed Reality”対応ヘッドセットで体験できる。ただし、専用のヘッドセットに加え、ある程度のスペックを満たしたPCが必要となる。
しかし、ある程度のスペックを満たしたPCとはどの程度のものなのか把握するのは難しい。そこで公式に提供されているのが本ツール「Windows Mixed Reality PC Check」だ。このツールを実行すると、利用しているPCがその基準に適合しているかどうかを簡単にチェックできる。
「Windows Mixed Reality PC Check」を実行すると、たとえばグラフィックスカードやBluetoothが基準を満たしていない、といった情報が表示される。また、OSを「Windows 10 Fall Creators Update」へアップデートしていない場合などは、手動アップデートツールへのリンクが表示される。このように、自分のPCで“Windows Mixed Reality”を動作させるには、PCのどのパーツやソフトウェアをアップデートすれば良いかなどを手軽に把握できる。
指定したディスクドライブの空き領域を圧迫している不要なファイルやフォルダーを突き止める際に便利なディスク利用状況の分析ツール。ディスク占有率を示す棒グラフを備えたフォルダーツリーを利用して、どのファイルやフォルダーがディスクスペースを消費しているのかを簡単に調べることができる。
NTFSファイルシステムのマスターファイルテーブル(MFT)へダイレクトにアクセスすることで高速に動作するのが特徴。MFTはファイルシステムに存在するすべてのファイルの情報を記録している特殊な隠しファイルだ。本ソフトはディスクドライブを走査せず、このファイルへ直接アクセスしているため負荷が少なく、高速に動作する。
通常、この種のソフトはフォルダー階層をたどってファイルやフォルダーを列挙している。キャッシュ機能などを搭載することで速度向上を図っているものも多いが、本ソフトのようにMFTを直接読み込むことで列挙処理をバイパスする手法には速度面で到底およばない。
ネットワークアダプターのパフォーマンスを調査するためのツール。起動するとシステム上のネットワークアダプターをすべて列挙し、ハードウェア情報・ネットワーク情報とともにシステムカウンターの値をリストビューに表示する。
各ネットワークアダプターの送信・受信バイト数、送信・受信パケット数、ブロードキャストしたパケットの数などを得ることが可能で、現在のダウンロード速度とアップロード速度をリアルタイムで算出して表示する機能も備える。
また、[F7]キーを押せばシステムカウンターの値をリセットすることも可能。これまでの情報をクリアして、特定の時点からの情報を取得できる。これは本当にシステムカウンターを初期化するというわけではなく、スナップショットをとって比較することで疑似的に実現しているとのこと。[F8]キーを押せばスナップショットを破棄して、実際のシステムカウンターの値へ戻すことができる。
そのほかにも、リストビューのネットワークアダプターをダブルクリックすればプロパティ画面へアクセスすることが可能。すべての情報を横長のリストビューではなく、1つの画面でまとめて閲覧したい場合に便利だ。取得した情報をレポートとして保存する機能も備えている。
ルーターへの接続を支援するシンプルなツール。ルーターの設定を変更したいのに、管理画面へのアクセス方法がわからなかったり、ログインパスワードを思い出せなかったことはないだろうか。本ソフトは、そうしたちょっとしたトラブルを解決してくれるユーティリティ。
本ソフトを起動すると、ルーターのIPアドレスを検出し、そのリンクを画面上部に表示してくれる。大抵の場合は、リンクをクリックするだけでルーターの管理画面へアクセスできる。本ソフトはルーターに初期設定されているユーザー名とパスワードをデータベースとして持っており、製造者で絞り込むことが可能。
もしルーターのパスワードがデフォルトのままならば、このデータベースからユーザー名とパスワードをコピーして貼り付けることで管理画面へログインできる可能性がある。日本で普及しているルーターはあまり登録されていないが、Appleをはじめとする欧米製ルーターや、最近ゲーミング用途として人気のある中国製のルーターの情報は比較的充実しているようだ。足りないデータは、自分で登録して補うこともできる。
ただし、ルーターのパスワードを初期設定のままにしておくことは望ましいことではない。本ソフトの助けを得て管理画面にログインした場合は、パスワードを変更しておくことをお勧めする。
CPUに関するさまざまな情報を取得できるシンプルなツール。CPUのモデルやアーキテクチャ、ソケット、製造プロセス、リビジョン、周波数、定格電圧(VID)、熱設計電力(TDP)といった情報をコンパクトに表示することが可能で、周波数やVIDといった一部パラメーターはリアルタイムで更新される。タイトルバーをダブルクリックしてコンパクトな表示にしたり、タスクトレイアイコンでCPUの温度をチェックすることも可能。ほかにもスクリーンショット機能やシステム情報を取得する機能、レジスタのダンプをとる機能なども備えている。
最大の特徴は、CPUコアごとの温度を取得できること。温度の取得にはCPUに組み込まれた“DTS(Digital Thermal Sensor)”と呼ばれるセンサーが利用されており、オンボードの温度センサーよりも精度の高い数値をリアルタイムで取得可能。消費電力や“Tjunction Max(CPUが正常に動作できる限界温度)”なども確認できる。また、プラグインによる機能拡張もサポートしている。
さらに、「Core Temp」で取得したパラメーターをネットワーク越しに閲覧できるようにする「Core Temp Remote Server」プラグインが同梱されており、スマホアプリ「Core Temp Monitor」(Android対応)を接続して遠隔監視することが可能だ。
なお、インストールの際、同梱ソフトのインストールが推奨されるが、不要な場合は“Select Addition Tasks”画面でチェックボックスを外すことでインストールを拒否することができる。
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