目次>
「ペイント3Dの使い方を知りたい…」と悩んでいらっしゃいませんか?
「ペイント3D」はMicrosoft Windowsに附属するグラフィックソフトウェアであり、操作はそれほど難しくありません。初心者でも画像を編集できるうえに、3Dモデル作成や3Dテクスチャを呼び出して加工することも可能です。ペイント3Dの基本的な使い方と編集テクニックをおさえておくことで、3Dの人間、動物、幾何学的図形、テキストなどのオブジェクトや落書きを描画・配置することができます。
とはいえ、初めてペイント3Dを使うときは実際の使い方など、なかなか分かりにくいですよね。そこで今回は、
・ペイント3Dの特徴・できること
・ペイント3Dで画像を編集(背景透過・サイズ変更・画像合成)する基本的な流れ
を順に解説します。
今回の記事を参考に、ペイント3Dでの画像編集にチャレンジしてみましょう。
ペイント3Dとは?基本的な機能・特徴、できること
ペイント3DはWindows標準の画像編集ソフトで、基本的なサイズ変更・トリミング、背景透過(透明)、画像合成(結合)、テキスト編集などの編集を簡単に行えます。安全性が高く初心者でも簡単且つ無料で使うことができます。
【開発元】マイクロソフト
【動作環境】Windows 10 version 1703以降
【日本語】対応
【種別】ラスターグラフィックエディタ、3DCGモデラー
【ライセンス】プロプライエタリソフトウェア
【入力形式】PNG、JPG、JPEG、JPE、JFIF、BMP、DIB、GIF、TIF、TIFF、ICO、3MF、STL、PLY、OBJ、GLB、FBX
【出力形式】PNG、JPG、JPEG、JPE、JFIF、BMP、GIF、TIF、TIFF
【公式サイト】https://www.microsoft.com/ja-jp/p/paint-3d/9nblggh5fv99
ペイント3Dで利用できる機能一覧
ペイント3Dでは、主に以下の画像編集機能を利用できます。
・画像のサイズ変更
・画像のトリミング
・背景を透過(透明)する画像を作る
・合成写真の作成
ざっくりですが、画像編集に必要な機能はひと通り搭載してそうですね。これらの機能を利用する前、ペイント3Dそのものに編集したい画像をインポートしておく必要があります。次で簡単に紹介しますね。
ペイント3Dの使い方❶:画像を読み込む方法
ペイント3Dで編集したい画像を読み込む方法を見ていきましょう。
方法一、スタートメニューから読み込む
デスクトップ画面の左下部の「スタート」を押して、アプリメニューから「ペイント3D」を選択します。「ようこそ画面」が表示されます。そこで「新規作成」をクリックしてください。
ペイント3Dのホーム画面が表示さえます。画面の左上部にある「メニュー」をクリックして、「開く」→「ファイルの参照」ボタンをクリックしてください。編集したい画像を指定して「開く」ボタンをクリックし、画像が読み込みます。
方法二、ショートカットメニューから読み込む
編集したい画像を右クリックして、ショートカットメニューから「ペイント3Dで編集する」をクリックします。
上記で紹介していた二つの方法でペイント3Dに画像を読み込むことが可能です。
ペイント3Dの使い方:画像編集に役立つテクニック
ペイント3Dの画像編集に役立つテクニックとして、
・画像のサイズ変更
・画像のトリミング
・背景を透過(透明)する画像を作る
・合成写真の作成
の4つを解説しますね。
画像のサイズ変更
ペイント3Dにおいて、画像のサイズを変更することが可能です。サイズ変更は、画像のサイズとデータサイズを縮小することです。サイズを変更すれば画像の大きさをジャストサイズにできるだけでなく、データサイズも軽くなることが可能です。操作手順の紹介は以下の通りです。
Step1:ペイント3Dのホーム画面の上部メニューから「キャンバス」を選択します。
Step2:右部にキャンバスメニューが表示されます。そこで、「キャンバスのサイズ変更」があります。画像の幅、高さ、縦横比、ピクセル(パーセント)、回転と反転などの設定項目があります。数値を入力して、「Enter」キーを押すと画像が自動で変更できます。
Step3:リサイズ後の画像に問題はなければ、ペイント3Dの上部メニューから「メニュー」をクリックして、左部の「名前をつけて保存」をクリックして出力ファイルの形式(画像)を選択して、フォルダと名前を指定して保存できます。
画像のトリミング
画像のトリミングとは、画像から一部分を切り抜く編集方法のことです。要らない部分を削除することで、画像がすっきりまとまります。操作手順の紹介は以下の通りです。
Step1:ペイント3Dのホーム画面の左上部の「トリミング」を選択します。右部ではトリミングメニューが表示されます。
Step2:画像の端には8つの支点が表示され、ドラッグ(上/下/左/右)することで、切り出したい部分を囲みます。または、右部の「フレーミングを決定します」欄内に提供されているアスペクト比(16:9、5:3、3:2、4:3、1:1、9:16)を選択することも可能です。
そして、「幅」と「高さ」欄では、数値を入力してサイズを指定することが可能です。「縦横比を固定する」にチェックを入れてください。
Step3:切り出す部分を囲んだら、右下の「完了」ボタンをクリックします。ペイント3Dのトップ画面に戻り、左上部の「メニュー」をクリックして、左部の「名前をつけて保存」をクリックして出力ファイルの形式(画像)を選択して、フォルダと名前を指定して保存できます。
背景を透過(透明)する画像を作る
ペイント3Dを使って、画像から背景を抜いて透過(透明)画像を作成することができます。操作手順の紹介は以下の通りです。
Step1:ペイント3Dのホーム画面の上部の「マジック選択」ボタンをクリックして、画像の端には8つの支点が表示され、ドラッグ(上/下/左/右)することで、切り抜く対象だけが入るように囲みます。そして、右部の「次へ」ボタンをクリックします。
Step2:切り抜く対象が水色の線で自動に囲んでいます。もし自動選択が足りない、余分なものまで選択されていると、右部の「追加」ボタンまたは「削除」ボタンをクリックして、選択範囲を修正することが可能です。
確認した後、「完了」ボタンをクリックします。
Step4:ホーム画面の上部メニューから「キャンバス」を選択します。「キャンバスを表示する」をOFFにして、背景を透過(透明)する画像を作ります。
後は、左上部の「メニュー」をクリックして、左部の「名前をつけて保存」をクリックして出力ファイルの形式(.png形式)を選択して、フォルダと名前を指定して保存します。画像の背景が透明になります。
合成写真の作成
ペイント3Dを活用して、画像の背景を透明して、好きな画像と合成して素晴らしい合成写真を作ることが可能です。操作手順の紹介は以下の通りです。
【事前準備】
・背景を透過(透明)する画像
・ベース(背景)になる画像
Step1:背景を透過(透明)する画像を作る方法二で紹介された通り、切り抜く対象が水色の線で自動に囲んでいて、「背景のオートフィル」にチェックを入れて、「完了」ボタンをクリックします。それで、切り取った後の背景は、自動的に処理されて塗りつぶされます。
Step2:そして、右部の「編集」にあるハサミ模様の「切り取り」ボタンをクリックして、画像から切り取った部分が消えます。
Step3:画面の左上部にある「メニュー」をクリックして、「新規作成」をクリックします。「作業内容を保存しますか」といったポップアップ画面が表示され、「保存しない」をクリックしてください。
画面の左上部にある「メニュー」をクリックして、「開く」→「ファイルの参照」ボタンをクリックして、ベースになる画像を指定して「開く」ボタンをクリックし、ベースになる画像が読み込みます。
Step4:ツールバーの「貼り付け」ボタンをクリックして、先ほどコピーされた画像が貼り付けられます。8つの支点をドラッグ(上/下/左/右)して、サイズや表示位置などを自由に調整できます。
Step5:確認した後、左上部の「メニュー」をクリックして、左部の「名前をつけて保存」をクリックして出力ファイルの形式(画像)を選択して、フォルダと名前を指定して保存していきましょう。
まとめ
今回は、無料で利用できる高機能の画像編集ソフトペイント3Dの特徴・できること、始め方・使い方の手順などを分かりやすく解説しました。ペイント3Dを利用すれば無料で質の高い画像をサクサク編集できます。この記事を参考にして、色々と操作方法を試してみてください。また、ペイント3Dは3Dモデルの作成に対応して、興味を持つ方は、ペイント3Dをさらに活用して画像を3Dモデルに作成してみてはいかがでしょうか。