Recuvaは削除してしまったファイルを復元できるソフトです。使い方も簡単で、初心者でも難なくファイルの復元ができます。しかし、使う前にどんなソフトか詳しく知りたい方も多いでしょう。そこで本記事ではRecuvaの特徴、使い方、危険性などをまとめました。本記事を読めば、Recuvaを使っていいのかどうかはっきり分かります。
Recuvaとは
Recuvaは簡単にいうと削除ファイルを復活させるソフトです。易しい誘導に沿って操作すればいいため、初心者でも簡単にファイル復元が行えます。さらに、ファイルの種類や保管場所を忘れてしまっても、できる限りの場所を検索してくれるうえ、分かりやすくファイルの中身をプレビューしてくれる機能も。緑・黄・赤の三段階で復元可能確立を表示してくれるのも特徴です。
Recuvaの使い方
Recuvaは簡単に削除してしまったファイルを復元できます。ダウンロード方法や日本語化など使い方を紹介していくので一緒に確認していきましょう。
Recuva Portableのダウンロード方法
Recuvaは公式サイトもしくは配布サイトよりダウンロードできます。通常版とポータブル版がありますが、必要に応じて選びましょう。ポータブル版のダウンロードも通常版のダウンロードと変わりませんが、日本語化はポータブル版でしかできません。ちなみに、ダウンロードするときは復元したい記憶装置(HDDやUSBメモリ)とは別の場所にするのがおすすめです。
まずはRecuvaのダウンロードページを開きます。
サポートされているOSは下記の通りです。
Windows 10, 8.1, 7, Vista and XP. Including both 32-bit and 64-bit versions
今回は無料版をダウンロードしました。
exeファイルを実行したら「Install」をクリックします。
Recuvaを実行しましょう。
これでダウンロードは完了です。
Recuvaを日本語化する方法
日本語化はポータブル版でのみ行えます。まずは「rcvPortable.exe」を実行すると「Welcome to the Recuva Wizard」という画面が表示されるため、右下のキャンセルボタンをクリックしましょう。メイン画面が表示されたら右上の「オプション」ボタンをクリックします。設定画面が表示されるので、「Language」欄で「Japanese」を選択すればOKです。
Recuvaでウィザードを使ってファイルの復元をする
「Recuva.exe」を実行したら「Recuvaはファイルを検索する準備ができています」という画面が表示されるので、右下の「スタート」を選択します。
ファイル拡張子という画面が表示されたら、復元したいファイルのおおまかな種類を選択しましょう。(分からない場合は一番上のすべてのファイルでOK)
「次へ」をクリックすると、「ファイルの格納場所」といった画面が表示されます。ここでは復元したいファイルが元々どこにあったのかを選択しますが、覚えていない場合は「ハッキリしない場合」を選択しても大丈夫です。
スキャンの準備に関する画面が表示されるので、右下「開始」ボタンをクリックしましょう。スキャンが開始されるので、終了まで待ちます。
ファイルが発見されるとリスト形式で表示されるので、復元したいファイルを選択して画面右下「復元」ボタンを押して完了です。
Recuvaでウィザードを使わずにファイルの復元をする
ウィザードを使わない場合は、「ウィザードへようこそ」の画面で右下のキャンセルボタンをクリックします。メイン画面が表示されるので、左上プルダウンメニューから削除してしまったファイルがあったドライブを選択しましょう。
かなり時間がかかりますが、どこにあったか分からない場合は「すべてのローカルドライブ」を選択してもOKです。右側にある「スキャン」ボタンを押します。検索が開始されたらしばらく待つと、削除済みのファイルリストが表示されるので、復元したいファイルを選びましょう。ファイルが見つかったらチェックを入れて、右下の「復元」ボタンをクリックして終了です。
Recuvaの有料版と無料版の違い
有料版と無料版では使える機能が異なります。無料版では基本的にファイル復元機能のみで、その他の機能は使えません。ちなみに有料版の支払い方法はクレジットカードとpaypalのみです。クレジットカードはVISA/Mastercard/AMEXに対応しており、JCBは使えません。
Recuva無料版 |
Recuva有料版 |
|
---|---|---|
料金 |
0円 |
2,500円 |
支払方法 |
- |
クレジットカード/paypal |
高度なファイル復元 |
〇 |
〇 |
仮想ハードディスク対応 |
× |
〇 |
自動更新 |
× |
〇 |
プレミアムサポート |
× |
〇 |
Recuvaに関するQ&A
Recuvaは無料でファイル復元ができるソフトです。しかし、危険性がないのかなど気になる点が多いですよね。そこでここからは、Recuvaに関する疑問を1つずつ解消していきます。
Recuvaは10年以上にわたって開発されてきたソフトであり、危険性は極めて低いです。そもそも開発元のPiriformは、有名な多国籍サイバーセキュリティソフトウェア会社であるAvastの子会社なので、信頼性も高くなっています。ちなみにPiriformはRecuva以外にも「CCleaner」「CCleaner Cloud」「CCleaner Browser」「Defraggler」「Speccy」といった多くのソフトを開発しており、どれも人気が高いです。
最も信頼できる対処法は運営に問い合わせることです。サポートチームに問い合わせれば、確実な解決方法や対処法を教えてもらえるでしょう。自分で解決してみたいときは、スキャン結果で「復元候補」というタブを開き、復元したいファイルを開くと「リカバリー」があるので、クリックすると改善される可能性があります。
スキャンプロセスが止まる原因は複雑です。まずは、強制的にソフトを終了させて再度接続してみましょう。改善されない場合は破損したディスクを修復して、再度詳細スキャンを行う方法もあります。それでも改善されない場合は他のソフトを使ってみましょう。
すでに他の情報が上書きされてしまっているので、100%復元できる確率は低いです。どうしても復活させたいときは、有料のソフトを使ってみましょう。
特定のパソコンだけが認識しなくなった場合は、ドライバやキャッシュファイルが破損しているかもしれません。そのため、一旦デバイスドライバーやキャッシュファイルを削除する事で認識される可能性が高いです。
まとめ
Recuvaを使えば初心者でもファイルの復元が可能です。200GBなど大容量のファイルも高速で復元できるため、仕事で使うファイルなどを誤って削除してしまった場合などにも便利。ただし、100%復元できるわけではないので注意しましょう。使い方が分からない方は、本記事を参考にして一緒に試してみてくださいね。