画像や写真の画質をAIで良くするアプリおすすめ5選！

イベントや旅行、重要な瞬間を記録した記念写真を、ネット上にアップロードするとき、無許可の圧縮により画質が低下する場合があります。そして、圧縮や加工編集のために、お気に入りの画像がぼやけて画質も低下することなどが発生してしまうことが多いでしょう。

そこで、PCで画質の悪い写真を高画質にしたい。小さい画像を大きくしたい。昔撮った写真の解像度をどうにかしたい。と思っている方はいるでしょう。

そんな方向けに、今回の記事では、パソコンの上で画像の画質を上げるまたは画像を拡大することができるアプリ5選をおすすめします。お役に立てればと思います。

1.画像高画質化とは

結論から言うと、撮影時よりも画質を向上することです。また、写真を拡大するとだいたいの場合ディテールがぼやけることが多いですが、AI技術により、元の画像に含まれない高周波成分の推定のため高画質な拡大画像が得られます。

例えば、細かい文字が潰れているため読み取れません。この画像を超解像で読み取るために必要な高周波成分を予測して補充する必要がある。

また、ノイズ除去、彩度調整、シャープネスなど従来の方法もありますが、それは本格な「画質向上」というわけではなく、ただ「鮮明で美しく見えるようにする」だけです。もちろん、画質に妥協できるのであれば、それでもいいです。

2.画像を良くするアプリ一覧

次、画像や写真の画質をよくするアプリを5つご紹介します。どれもPCで実行でき、高画質にできるアプリです。

ダウンロード・インストール方法や使い方は公式サイトやインターネットで公開されています。以下の画像や写真の画質を良くするアプリ一覧表や詳細を参考に、自分にぴったりしたアプリを見つけてください。

それぞれの詳細は次章のように示しています。

3.高画質にするアプリおすすめ5選！

それでは、高画質にするアプリおすすめ5選をご紹介していきましょう。

3.1 DVDFab Enlarger AI

「DVDFab Enlarger AI」はAIを搭載した世界初のビデオアップスケーリングソリューションです。中国のソフトウェアベンダーであるFengtao Softwareによって開発されました。人工知能を使用したアップスケーリングモジュールで、Googleがオープンソースとして公開しています。

さらに、「DVDFab Enlarger AI」は、世界初の深度学習機能があるビデオアップスケーリングソリューションとして、古い映画を復元する・サイズを300%拡大し、ぼやけず、歪みがない・ディテールが豊富、トゥルーカラーを再現するという機能が含まれています。

古い映画を復元するとは、ビデオをSD（480p）からFull HD（1080p Blu-ray標準）に、または1080pから4Kに拡大します。解像度の向上に加えて、ビデオの鮮明度も大幅に向上しています。サイズを300%拡大し、ぼやけず、歪みがないとは、解像度を上げる過程で、AIアルゴリズムに基づいて、画像を拡大しながら細部を修復する機能を与えられました。

ディテールが豊富、トゥルーカラーを再現するとは、集中的で複雑な計算を通じて、画像の細部までも正確に強調し、スマートカラーコレクションアルゴリズムを使用して元の色を復元し、実際の色とほとんど同じものを保証します。

DVDFab Enlarger AIの詳細情報は、こちらのリンクからご確認いただけます。

3.2 Sharpen AI

「Sharpen AI」（シャーペン・エーアイ）は、機械学習アルゴリズムを採用して、画像のシャープネス加工に特化したソフトです。このソフトウェアは、従来の方法で輪郭を強めてより鮮明な画像に仕上げるだけで、粗画質の画像を高画質にするというわけではありません。

「Sharpen AI」のシャープネス機能を使って、画像をシャープにするだけでなく、写真や画像のぼかしや、シャープ化で生じたノイズなどを自動で簡単に取り除いたり、ざらざらした鮮明ではないディテールをはっきり見せるように写真や画像を修正したりすることができます。さらに、シャープの強度をあまり高く設定しすぎると、逆にブロックノイズが発生してしまいます。

また、シャープネス機能以外、「Stabilize（手ブレや被写体ブレの軽減）」と「Focus（ピンボケなどフォーカスの甘さを補正）」といった機能も内蔵しています。

Sharpen AIの詳細情報は、こちらのリンクからご確認いただけます。

3.3 Adobe Photoshop CC

「Adobe Photoshop CC」は、アメリカの大手メーカー「Adobe」によって開発と提供している高度な画像編集ソフトです。

2021年3月に、Photoshopの「Camera Raw」プラグインに「Super Resolution（スーパー解像度）」という新機能が追加されました。スーパー解像度は、AIのディープラーニングによって見かけの解像度を最大4倍に上げることにより、写真の画質を向上させるプロセスです。

それにより、エッジをきれいに保ち、重要なディテールを保持しながら、写真をインテリジェントに拡大することができます。現在、スーパー解像度が適用できる画像は、長辺が65,000ピクセル、総画素数500メガピクセルに制限されています。

スーパー解像後に、Photoshopに標準搭載した「シャープ」、「ノイズ低減」あるいは「テクスチャ」を調整することで、画質をさらに向上させることができます。

Adobe Photoshop CCの詳細情報は、こちらのリンクからご確認いただけます。

3.4Topaz Labs Gigapixel AI

「Topaz Labs Gigapixel AI」は、AIと機械学習を使用して画像の画質を向上させるため専用ソフトです。そこに存在していない画素を類推しながら補完することにより、画質が粗い写真を最大600％までアップスケール(高解像度)することができます。

例えば、人物、ペット、建築、風景、野生の世界、スポーツ、食べ物、都市の景観など、さまざまな写真素材に適しています。さらに、髪の毛、動物の体毛、ブラシの先のようなディテールを高画質に変換することもできます。

このソフトはまだ日本語化されていませんが、UIはシンプルでかつわかりやすくまとまっているため、英語が苦手な人でも操作に戸惑うことはほとんどありません。

ただし、AIが非常に重いため、「Gigapixel AI」を利用する時、GPUを利用しているほか、Intelが提供するOpenVINOツールキットを利用することが必要です。ご注意ください。

3.5Vance AI 画像高画質化

「Vance AI画像高画質化」とは、画像を最大4000％まで美しく拡大できる、ディープラーニングの人工知能モデルと超解像の技術を持っているソフトです。AI画像拡大（AI Enlarger）、AIノイズ除去（AI Denoise）、AI鮮鋭化（AI Sharpen）という3つの機能を一本に統合されています。

AI画像拡大：画像の解像度を最大40倍まで高め、細部をインテリジェントに復元します。

AIノイズ除去：無料の画像高画質化ツールを使用してノイズを除去し、細部を維持しながら鮮明な結果を得ることができます。

AI鮮鋭化：モーションブラーやピンぼけを取り除くことで画像を強化します。

使用用途や目的が何であろうと、画像の細部はほとんどぼやけずに、ディテールを保持したまま、解像度を上げて画像の品質を向上させることができます。無料版を使用する場合、1か月あたり最大3枚の画像を高画質で拡大するというかなり厳しい制限があります。

Vance AIの詳細情報は、こちらのリンクからご確認いただけます。

4.まとめ

上記は、WindowsやMacに対応して、AIで画像や写真を高画質化にするアプリ5選をご紹介しました。

画質をを向上させる以外、高度な編集機能で画像を自由に編集したい場合は「DVDFab Enlarger AI」がベストな選択肢です。

また、この記事で説明したAIソフトのいずれも、PCのスペックに対して非常に高いものが必要となるのでご注意ください。