デジタル化した写真やご自身で撮影した写真、スキャナーで取り込んだ画像データを見返してみて、
「被写体が傾いていたり、構図のバランスが悪い」、
「写真の明るさや色調が暗い、または明るすぎる」、
「汚れやホコリまでが写っている」
など思ったことはありませんか?
昔の写真など今更撮り直すわけにはいきませんが、デジタル化した写真なら、「写真編集ソフト」を使って、それら問題を解決できるかもしれません。そして、今回は写真編集ソフト4選を紹介します。
写真編集ソフトとは
写真編集ソフトとはその名の通り、撮影したデジタルカメラやスキャナから取り込んだ画像データを加工・編集するためのアプリケーションソフトのことです。
写真の修正や補正、色調変更、画像の拡大・縮小、トリミングなど基本的な編集から被写体の輪郭抽出やぼかし、画像の変形・合成、さまざまな特殊効果をかけたりと高度な処理ができるものがあります。
初心者からプロフェッショナル向けまで様々な製品があり、その中でもAdobe Systems社の「Adobe Photoshop」が特に有名です。
写真編集ソフトを使ってできることは?
写真編集ソフトを使ってできることをいくつか紹介します。
(1) 画像サイズの拡大・縮小
画像サイズをお好みのサイズに拡大縮小できます。
(2) トリミング
切り抜きを行えば、元画像の一部分だけをキックアップしたり、構図のバランスが悪い写真を切り抜いて調整することができます。
(3) 色調、明度の補正
この機能を使えば、画像の色調、明度のバランスを整えることができます。
(4) 画像の修正
写真に映り込んが汚れや埃など画面上で不要なものを消したり、逆になかったものを追加して、別の画像を作りあげたりできます。ただし行う修正の内容が高度になればなるほど、より専門的な技術と知識が必要になります。
写真編集ソフトを紹介
NO1. Photoshop
まず、写真編集ソフトの代表格といえば「Photoshop」 が真っ先に上がります。
写真編集ソフトを語る上で Photoshop 抜きで語ることはできません。一般的な知名度も高く、これさえあればあらゆる写真編集作業を行えると言っても過言ではないです。
NO2. GIMP(ギンプ)
GIMPはPhotoshopと比べても見劣りしない多機能な写真編集ソフトです。また、これだけの編集機能を備えていながら、無料で使用できる点が魅力的です。
Photoshopで作成したファイルを開いたり、逆にGIMPで作ったファイルをPhotoshop用の psdファイルに変換したりと、Photoshopとの互換性があります。
高機能なのに無料でダウンロードできるだけあって使用ユーザーも多く、GIMPを使用したい場合は解説サイトが数多く存在するので、分からない点をすぐに調べることができます。
写真編集について学びながら使ってみたいけど、Photoshopには手が届きそうにないなぁと思われる方にはおすすめです!
NO3. DVDFab写真加工 AI
DVDFab写真加工 AIは名前の通りに、人工知能技術を利用して、写真を加工できるソフトです。また、古いモノクロ写真をフルオートで着色することはこの写真編集ソフトの最も人気のある特徴になります。
その以外、40倍に拡大機能、アメリカンコミックの様に変換する効果、ノイズを取り除く機能、ぼやけた画像の修正機能など高画質の写真を得られる機能も用意されます。また、GIMPやPhotoshopと比べて、写真を自動修正できるので、初心者でもすぐにマスターします。
NO4. Pixia (ピクシア)
Pixiaはパソコン上で絵を描くための「描画」ソフトとしての側面が強いですが、画像の加工・編集用としても非常に優れたソフトでもあり、無料でダウンロードできます。
色調補正、カラーバランス、トーンバランスなどの画像調整をもちろん、写真上にイラストを描いたりするときに便利なペンツールが豊富なのも特徴です。使用方法を解説したサイトが数多くあるので、GIMPと並んでオススメしたいソフトです。
最後に
今回は「写真編集ソフト」というテーマについて紹介をさせていただきました。ここで紹介した以外にもたくさんの写真編集ソフトがあります。また、最近はパソコンだけではなく、スマートフォン上でも、写真編集が行えるアプリがあります。皆さんはぜひこれらの製品を試して、良い写真が得られるかもしれません。