「Pale Moon」は「Firefox」からフォーク(分岐)したオープンソースのWebブラウザー。古い「Firefox」拡張機能のサポートとユーザーインターフェイスの拡張性を維持している。
原型となっている「Firefox」は、レガシーアドオンを廃止し“WebExtensions”への移行を進めており、この関係で「Firefox」の有名拡張機能の一部に開発終了の動きが出ている。「Pale Moon」は、「Pale Moon 26」以降、“Gecko”からフォーク(派生)した独自エンジン“Goanna”を採用し、「Firefox」アドオンの互換性維持が行われているのが特徴で、このため古い「Firefox」の拡張機能も動作することが多い。
レンダリングエンジン“Blink”を採用したタブ切り替え型のWebブラウザー。ユーザーインターフェイスはかつて一世を風靡した“タブブラウザー”のデザインを踏襲しており、オーバーフローしたタブを複数行表示する“多段タブ”や、ブックマークを表示しておける“サイドバー”を備える。インポートなどの作業を行うことなく「Internet Explorer」「Google Chrome」「Firefox」「Opera」のブックマークを読み込むことができ、サイドバー上に表示できるのが特徴。
検索機能はキーワード候補のサジェストに対応しており、検索後はキーワードのハイライトが可能。テキストや画像をドラッグ&ドロップして検索や保存といったさまざまなアクションを行うボタン型の4方向マウスジェスチャー(右クリックしながらマウスを上下左右へ移動)や、“ttp://”で始まるテキストをハイパーリンクに置き換えるオートテキストリンク、スクリプト機能なども幅広くサポートしている。
さらに、「Google Chrome」などと異なり、「Ancia」には利便性や利用頻度が高いと思われる機能があらかじめネイティブで実装されている。拡張機能を導入する手間が省けるだけでなく、ネイティブ実装された機能は拡張機能よりも処理のオーバーヘッドが少ないため、より高いパフォーマンスが期待できるだろう。
安定した長期運用が望まれる企業や大学、政府機関、地方自治体向けに提供されているWebブラウザー。セキュリティ問題の修正は通常版の「Firefox」と同様、原則6週間ごとにマイナーバージョンアップとして提供されるものの、新しい機能の追加が行われるメジャーバージョンアップは年1回程度(原則7サイクル、42週間おき)に抑えられている。
Web開発のスピードとテスト品質を高めるために開発された、開発者のためのWebブラウザー。「Google Chrome」や「Opera」もベースとして利用しているクロスプラットフォーム対応のオープンソースWebブラウザー「Chromium」をもとに作られている。本ソフトの最大の特徴は、デスクトップから見た場合とモバイルで閲覧した場合のWebページのデザインを同時にチェックできること。モバイル端末のエミュレーターのパネルが組み込まれており、アドレスバーへURLを入力すると、デスクトップとモバイル両方のWebページが表示される仕組みだ。
このエミュレーターには歴代のiPhoneやiPad、有名なAndroid端末がプリセットされており、アイコンをクリックするだけで簡単にエミュレーションする端末を切り替えることが可能。また、スクロールを同期する機能も搭載しており、デスクトップのWebページをスクロールすると、モバイルのWebページの方もスクロールされる。もちろんその逆も可能だ。
そのほかにも、ソースコードの変更を検知してWebページを自動更新する機能などを搭載。ベースが「Chromium」なので、Web開発ツールなども「Google Chrome」とほぼ共通となっており、「Google Chrome」に慣れたユーザーなら違和感なく利用できるだろう。
なお、機能の多くは有償プラン“Professional(月額9.99米ドル)”のライセンスが必要だが、1日30分までならば、無償で試用することも可能。
Opera Softwareの元CEOであるJon S. von Tetzchner氏らによって開発されている「Chromium」ベースのWebブラウザー。“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の理想を受け継ぎ、高速かつ多機能で柔軟性が高く、そしてユーザー第一であることを目標に開発されている。
パワーユーザー向けの機能が充実しており、たとえばサイドバーでは引用部分にマークを付けたり、スクリーンショットを残しておける“メモ”機能や、特定のWebサイトを表示させて見比べたり、同時利用できるようにする“Webパネル”といった機能が利用可能。「Google Chrome」用の拡張機能をそのまま利用することもできる。
タブ関連では、お気に入りのタブセットを保存して、あとで見返せるようにする“セッション”機能や、類似したタブをまとめてグループ管理する“タブスタック”などが便利。スタックされたタブは並べて表示することも可能で、広いモニターで複数のページを一度に見比べたい場合に役立つ。タブを閉じる[×]ボタンを[Alt]+クリックすることでそのタブ以外のタブをすべて閉じられるほか、ピン留めされたタブを表示した状態でタブを閉じるショートカットキー[Ctrl]+[W]キーを押した際には、タブを閉じずに直近で開いていたタブへ切り替わる。また、[Ctrl]キーで選択した複数のタブにまとめてコマンドを適用できる機能もある。
そのほかにも、[F2]キーを押すと現れるバーへコマンドを入力することで、さまざまな機能へすばやくアクセスできるようにする“クイックコマンド”機能などを搭載。「Opera」時代からのユーザーには馴染みの深い“スピードダイヤル”や“マウスジェスチャー”といった機能も備えているほか、マウスジェスチャーを作成する機能も備えている。
「Microsoft Edge」を「Google Chrome」などと同じ「Chromium」ベースで再構築した新しい「Microsoft Edge」がリリースされた。名称は同じだが、アプリケーションとしては全くの別物となる。ユーザー側でカスタマイズ可能な新規タブページや、基本・バランス・厳重の3レベルを切り替えられるトラッキング防止、PDFへのインク注釈といった独自機能も搭載。公式ストアの拡張機能だけでなく、“Chrome ウェブストア”の拡張機能を利用することも可能だ。
また、企業向けの機能も充実。“Azure Active Directory(ADD)”によるアクセス管理や、古いページを「Internet Explorer」エンジンで閲覧できる“IE モード”、組織のイントラネット上のファイル・人・設備予約なども検索できる“Microsoft Search”などが標準で組み込まれている。新しい「Edge」をセットアップすると、古い「Edge」からお気に入りやパスワードが自動で引き継がれ、[スタート]メニューやタスクバーのピン留めなどがすべて新しい「Edge」へ置き換えられる。
「Firefox」から派生した無料のWebブラウザー。レガシーアドオンへの継続対応を表明するなど、カスタマイズ性を重視しているのが特徴。また、“Pocket”統合や新規タブページのスポンサータイルといった余計な機能を省き、プライバシーの重視を謳っているのも特徴といえる。本家「Firefox」に合わせて、セキュリティ対策や機能追加なども行われており、比較的多くのアップデートが随時行われている。
なお、作者サイトからダウンロード・インストールした本ソフトのバージョンが最新ではない場合は、ウィンドウ右上のハンバーガーボタンで表示されるメニューの下部にある[Open Help Menu]ボタンのクリックで表示される[About Waterfox]を選択して更新しよう。
「Pale Moon」は「Firefox」からフォーク(分岐)したオープンソースのWebブラウザー。古い「Firefox」拡張機能のサポートとユーザーインターフェイスの拡張性を維持している。
原型となっている「Firefox」は、レガシーアドオンを廃止し“WebExtensions”への移行を進めており、この関係で「Firefox」の有名拡張機能の一部に開発終了の動きが出ている。「Pale Moon」は、「Pale Moon 26」以降、“Gecko”からフォーク(派生)した独自エンジン“Goanna”を採用し、「Firefox」アドオンの互換性維持が行われているのが特徴で、このため古い「Firefox」の拡張機能も動作することが多い。
「アバスト セキュア ブラウザ」は、セキュリティやプライバシー保護に特化した「Chromium」ベースのWebブラウザー。本ソフトの特徴は、ウイルス対策ソフト「アバスト」を開発しているアバスト社の専門知識とテクノロジーを結集した機能が組み込まれていること。
例えば、“指紋”(ユーザー識別に使える痕跡)を隠して追跡を困難にする“指紋採取対策”や、悪意ある広告から保護するための“アドブロック”、不要なアドオンやプラグインをブロックする“拡張機能ガード”といった機能を備える。「Google Chrome」などのベースとなっているオープンソースブラウザー「Chromium」をカスタマイズしたものなで、使い勝手は「Google Chrome」とほぼ同じだ。
さらに、“ハック チェック”機能では、メールアドレスを入力するとログイン情報の流出が確認されているアカウントをチェックして、漏洩の有無を確認可能。漏洩があった場合は、漏洩があった日付や詳細情報を表示できる。“ウェブカメラガード”機能では、Webサイトによるパソコンのカメラへのアクセスをブロックできる機能。同様の機能はベースとなっている「Chromium」にも搭載されているが、本機能では1回だけカメラへのアクセスを許可することが可能で、当該Webサイトへアクセスするたびに、確認ダイアログを表示することができる。
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